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CKD(慢性腎臓病)という言葉をよく聞きます。どのような病気なのですか?

泌尿器科2011/03/07

CKDは心臓病や脳梗塞の危険因子でもあります。
血液検査・尿検査での早期発見・早期治療が重要です
 CKDとはchronic kidney diseaseの略語で日本語では慢性腎臓病と言われます。
最近新たに定義付けられた疾患名ですが、現在日本にはCKD患者さんが1926万人存在すると言われており、実に国民の5人に1人が罹っている国民病です。
CKDとはタンパク尿や腎臓の機能が低下した状態が3カ月以上続く場合を言うのですが、その方たち全員が直ちに治療を受けなければいけないというわけではなく、病状の軽重(病期=ステージ)により、年に1度の定期検査で済む場合から直ちに入院して透析をしなければいけない状態までさまざまです。 しかしながらCKDは放置することにより慢性腎不全となり生涯透析を受けなければならない事態になるばかりでなく、心筋梗塞などの心臓病や脳梗塞の発生の危険や死亡リスクが高まることが次第に明らかになってきたため、早期発見、早期治療の重要性が医療者の間で認識されてきました。 CKDの末期の状態は慢性腎不全といいますが、現在日本では30万人の患者さまが慢性腎不全と診断され、週3回の維持透析を受けられております。
これは実に国民410人に1人の割合です。
またCKDが進むほど心臓病や脳卒中で死亡するリスクも増えるので、いかに早く見つけて治療を行うかが重要となります。
健康診断や何らかの機会に医療機関を受診した際にタンパク尿や尿潜血、腎機能の低下を指摘された方はぜひ早目に泌尿器科や腎臓内科を受診なさって下さい。
日本人の死因の1位はがんですが、2位の心臓病と3位の脳血管障害のうちの多くの場合はCKDが関わっています。
当院では慢性腎不全に対する透析医療はもちろんのこと、前立腺がんや前立腺肥大症、膀胱炎などの一般泌尿器科疾患のほか、CKDの早期発見と治療に力を入れております。
またCKDは高血圧や糖尿病・高脂血症・肥満やメタボリックシンドロームとも密接に関わっておりますのでそれらの疾患の管理にも力を注いでおります。 しかしながらどんなに早期に適切な治療を開始しても透析に至るケースはなくなりません。 透析合併症を未然に防ぎ、少しでも長い間健常人と同じように健康で長生きしていただけるように最大限の努力をするのが当院の使命です。
透析医療の進歩は目覚ましく、昔は透析をすると余命は5年~10年と言われておりましたが、現在は健常人の平均余命の60%ほどまで向上しております。
当院には80歳どころか90歳を過ぎても元気に透析生活を送っていらっしゃる患者さまもたくさんいらっしゃいます。 CKDは決して不治の病ではなく、適切な時期に適切な治療をし、その病期に合わせた管理をすることで、痛みや苦痛などの自覚症状なしに過ごすことも出来ます。
タンパク尿や腎機能低下、あるいはCKDと言われた方はぜひ一度ご相談下さい。


Text by 三木内科泌尿器科クリニック( 2011年3月 「ホームドクター」掲載)

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