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前立腺癌とPSA検査

泌尿器科2008/08/13

 つい先日、天皇陛下のホルモン療法開始の報が世間の耳目を集めたばかりでありますが、近年わが国では平均寿命の延びや食生活の欧米化に伴い、疾患分布も欧米化しつつあります。前立腺癌(がん)もしかりで近年急速に患者数が増加してまいりました。それでも日本ではまだまだ少ない方ですが、欧米では常に「男性のガン」の二位か三位を占めています。

 前立腺は男性のみに存在し、膀胱(ぼうこう)の出口に尿道を取り巻くようにあり、加齢とともに肥大化するのがふつうですが、前立腺がある程度以上大きくなると排尿の勢いを悪化させたり、尿意が頻繁になったり、場合によってはトイレに間に合わず漏らしてしまったりといった排尿障害を引き起こすことがあります。そういった自覚症状が出た場合は前立腺に異常がある場合が多いので、お近くの泌尿器科を受診してください。泌尿器科であれば前立腺の肥大が良性であるか悪性の癌であるかを鑑別すべくいろいろな検査をしてくれると思います。

 しかし前立腺癌は前立腺の外側から発生することが多いため、初期には自覚症状がない場合が多いです。そのような自覚症状が全くない早期の前立腺癌でも発見するよい方法があります。それがPSA検査です。

 PSAとは前立腺特異抗原の略語でもともと前立腺内で作られる物質ですが、前立腺癌になると血液中での量が増えていきます。PSAによる検査は、採血だけで簡単に測定ができ、しかも精度が高いことから、最も基本的な診断法として確立されています。最近は企業や自治体でも健康診断の項目に入れている場合もあります。

 男性は五十歳を過ぎたら年に一度は泌尿器科を受診してPSA検査を受けることをお勧めします。前立腺癌も早期に発見できれば治療の選択肢も広く、完全に治療することも可能なのです。

 やっぱり早期発見、早期治療が長生きの秘訣(ひけつ)ですね。


Text by 三木内科泌尿器科クリニック 三木 敬也(  「」掲載)

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