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今年の6月下旬から勃起障害(ED)を治す新しい飲み薬が使えるようになりました。「レビトラ」という名前の薬で、バイエル薬品から製造発売されます。
この種の飲み薬としては「バイアグラ」がすでに広く普及しており、男性の性機能障害を飲み薬1つで安全に、しかも70%近いかなりの有効率で治すことを可能にしました。新しい薬である「レビトラ」は「バイアグラ」と同じ作用の仕方をする薬ですが「レビトラ」独自の特徴ももっています。「レビトラ」は、その血液中の有効成分の濃度がより高く、そしてより長く血液中にとどまるという点で違いがあります。
したがって、
(1) 効果が出るまでの時間が速い
(2) 初回から一貫した効果が得られる
(3) 治療の難しい糖尿病が原因のEDに対しても効果が高い
という特徴があります。
勃起という現象は、陰茎が堅く大きくなることです。このためには、陰茎の中にあるスポンジ状の海綿体という構造物と海綿体をおおっている白膜(はくまく)という繊維性の堅い膜、海綿体へ通じている動脈と神経が円滑に共同作業をしなければなりません。色々な刺激で生じた性的興奮は脳で統合された情報となり、これが信号化され、海綿体へ通じる神経に伝達されて勃起を起こすきっかけとなります。
しかし、この神経に障害が生じて起きたEDは、新しい治療薬である「レビトラ」でも治すことができません。この場合は、血管作動性薬剤として分類されているプロスタグランジンや塩酸パパベリンの海綿体への注射が必要となります。この注射の有効率は非常に高く約90%にもなります。
EDは、加齢現象や高血圧、糖尿病などの生活習慣病、さらに精神的ストレスなどが様々な程度にからみあって生じたものです。また、EDの原因となっている生活習慣病や精神的ストレスを治す薬そのものが、EDの直接的な原因となっていることもあります。
EDは陰茎という局所に生ずる現象ですが、その原因は実に様々なのです。
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