整形外科

女性と変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)

 中高年の女性が膝の痛みを感じると、「変形性膝関節症」と診断されることが多い。膝の軟骨などが擦(す)り減ったために生じ、レントゲン写真や関節鏡によって確認できるが、悪化すると「O脚(がにまた)」となる。

 膝の痛みの予防は、体重を増やさないこと、体重に見合った筋力を維持することが必要。特に大腿(だいたい)部前面の筋肉の「四頭筋体操」が極めて有効。

 治療には、鎮痛剤、理学療法、関節内注射や外側楔足底板(がいそくくさびそくていばん)の装着が行われ、さらに歩行時の痛みが悪化すると、「人工膝関節置換術」(じんこうひざかんせつちかんじゅつ)が行われる。

 現在の人工関節は屈曲角度も改善し、正座は無理なものの、歩行時の痛みと歩行能力は大きく改善され、近年では80歳代で人工膝関節手術を受ける方も増えている。

 術後1週目より、起立訓練や椅子への移乗、歩行訓練が行なわれる。変形性膝関節症の予防のため、日々歩くことを心掛け、下肢の筋力を鍛えたい。

大村病院
大村 和久 院長
大村 和久
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