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コラムを読む

早く見つけたい糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)

Text by 江口眼科病院 江口 秀一郎
日本人の中途失明者で最も多いのが糖尿病網膜症で、厚生労働省の調査では毎年3000名以上の方がこの病気で失明しています。糖尿病網膜症は人により差はありますが、糖尿病になって5~10年過ぎる頃から視力低下などの症状が現れます。やっかいなのは糖尿病網膜症がかなり進行するまで自覚症状がほとんど無いことです。しかし、自覚症状が無くても高血糖の状態をそのまま放置しておくと網膜の病変は確実に悪化していきます。働き盛りの方が、自覚症状が無いまま病気を放置し、気づいたときには失明寸前ということもあるため、糖尿病の3大合併症(腎症、神経症、網膜症)の中でも特に恐ろしいとされています。糖尿病と診断された方は放置せず、早期からの血糖コントロールと定期的な眼科検診を是非受診して下さい。
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皮膚炎やイボ、水虫から美容まで幅広く対応 〝怖くない治療〟と〝在宅診療〟に尽力

2002年開業の「やなせ皮フ科クリニック」は、アトピー性皮膚炎や乾燥性湿疹、イボ、水虫などの皮膚疾患から美容まで幅広い診療を行っており、小さな子どもからお年寄りまで、幅広い年齢層が訪れるクリニックとして地域に親しまれている。とくに梁瀬義範院長は、幼少期に病気がちで苦痛を伴う治療を経験したことから、子どもに対しては〝恐怖心を与えない治療〟に取り組み、地域の信頼は厚い。一般皮膚科診療では、漢方治療を行っているのも特徴のひとつ。美容皮膚科診療では、ケミカルピーリングなどのニキビ治療やシミの治療、円形脱毛症や男性型脱毛症(AGA)などの治療も行い好評だ。このほかピアスの穴あけなどのニーズにも対応しております。また高齢者施設や個人宅など市内全域を対象に、往診にも対応している。他科との連携を密にし、治療薬の処方など、皮膚科ではまれな在宅診療は患者や家族からたいへん好評。「皮膚は外敵から身を守るとともに、体温調整や免疫活動を営み、時には内臓の異常を映し出す役割も果たす重要な臓器のひとつです。地域に根差した医療を実践し、なおざりにされがちな皮膚の病気に対して、少しでも手助けができればと思っています。何でも気軽にご相談ください」と、梁瀬院長は話されていました。
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白内障とはどんなものなの?(2024年 函館メディカルガイド掲載)

Text by 藤岡眼科 理事長・院長 藤岡 達彦
一定の年齢(70歳ぐらい)になると、ほとんどの人に白内障が出現してきます。加齢によるものがほとんどですが、そのほか、糖尿病がある場合や近視が強い場合に白内障が強くなりやすい事があります。白内障とはカメラに例えるとレンズが汚れている状態です。レンズが汚れていれば、写真はきれいに撮れないのと同じで見え方に変化が出ます。白内障の症状は、日常の外来で訴えの多いもので①メガネを装用しても遠くが見づらい②夜の運転で対向車のライトがとてもまぶしい③物がダブって見える④新聞が読みづらい⑤メガネを新しくしてもすぐ合わなくなる、などがあります。治療法は、点眼薬がありますが、残念ながら白内障を改善させるものではありません。進行を少しでもゆっくりさせる目的で処方します。白内障を改善させるためには、手術しかありません。白内障手術は器械や道具それから眼内レンズの進歩により、かなり安全な手術になっています。昔の白内障手術と大きく変わったところは、切開創がかなり小さくなったことです(小切開手術)。これによって視力が回復するまでの時間が大変短くなり、短期間で社会復帰ができます。また、小切開手術で術後の感染の心配がかなり軽減されました。眼内レンズ(手術で取り除いた水晶体の代わりになるレンズ)は直径6㎜のレンズを2.5㎜の切開創から挿入できるよう柔らかい材質で特殊な器具で丸めて挿入します。また白内障手術のよいところは、強度の近視や遠視を軽減させることができるので、術後は強い眼鏡は必要なくなります。このように、かなり安全な手術になってきていますが、主治医の先生と相談して手術をした方が良いのかどうかを決めて下さい!
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視野の真ん中がぼやける、ゆがむ、暗くみえませんか

Text by 吉田眼科病院 吉田 紳一郎
物を見る中心部がぼやけて、暗く感じる(中心暗点―ちゅうしんあんてん)、ゆがんで見える(変視症―へんししょう)という症状を自覚される場合、網膜の中心部、黄斑(おうはん)の病気が考えられます。黄斑とは網膜(カメラに例えるとフィルムに当たる所)の中心にあり、物を見るために大切な部分です。その黄斑に異常をきたす代表的な病気を挙げます。中心性網膜炎眼底の中心部黄斑が丸く腫れる病気で、ストレスが多くかかる中年男性によくみられます。治療はストレスからの解放、睡眠をしっかり取ることが第一です。また、内服療法や早く治すためにレーザー治療を行います。ほとんどは半年くらいで治癒(ちゆ)しますが再発することもあります。心身の過労を避けることが大切です。
黄斑上膜年齢の変化で黄斑の上に膜がはる病気です。中心部に膜がはると収縮し黄斑にしわがより、症状を自覚します。治療は視力低下やゆがみがないときは経過観察となりますが症状が強いときには手術の適応になります。
加齢黄斑変性症アメリカで中途失明の原因の一位で、黄斑に異常な加齢変化がおこり症状がでる病気です。唯一の危険因子に喫煙があります。大きく二つのタイプがあり、萎縮型は病気の進行は緩やかで高度の視力障害はおこらないため積極的な治療はしません。一方、滲出型(しんしゅつがた)は脈絡膜(みゃくらくまく)から病的な新しい血管(新生血管―しんせいけっかん)が発生し、網膜のほうに進行します。治療は決定的な方法はありませんが新生血管をレーザーで閉塞させる光線力学療法、栄養血管をつぶすレーザー光凝固や黄斑下に出血を伴うときには手術を行うこともあります。
以上のほかにもいろいろな病気があります。目の治療で大切なのは早期発見、早期治療です。自分で少しでも異常を感じたら眼科専門医の診察をうけてください。
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ワクチンのシーズンがやってきました

Text by はら内科クリニック 原 信彦
いよいよ、師走も近づいてきました。インフルエンザワクチン接種は、お済みですか?「去年打ったから今年は大丈夫!」と思っている方はいませんか?インフルエンザは、毎年はやるウイルスのタイプが異なるため、毎年接種すべきワクチンです。函館市民で六十五歳以上の方は、市の助成があるため千円で接種できます(収入に応じて無料になる手続きもあります)。まだ未接種の方は、十二月初旬までには済ませることをお勧めします。また、最近では肺炎球菌(はいえんきゅうきん)ワクチンを接種する方も増えています。「肺炎球菌って?」聞き慣れないと思います。健康な方でも風邪をこじらせ肺炎になることがあります。また、高齢になればなるほど、その死亡率も高くなります。この肺炎の原因の約三十%を占めるのが、肺炎球菌なのです。また、この肺炎球菌が最近では薬の効きにくい耐性菌に変わってきているそうです。肺炎球菌による肺炎を予防するのが肺炎球菌ワクチンです。どういう方に勧めるのか?―やはり高齢で、慢性の心臓病・呼吸器疾患〔肺気腫・喘息(ぜんそく)など〕・腎疾患・肝疾患・糖尿病の方にお勧めします。肺炎球菌ワクチンは、通常、一回の接種で約五年間ほど有効であり、約八十%の肺炎球菌感染症に効果が期待できます。インフルエンザワクチン接種後一週間以上経過すればいつでも打つことができます。ただし二歳以上で脾臓(ひぞう)を摘出した方のみ保険適応となっており、ほとんどの方は実費で接種することになります。詳しくは、かかりつけ医にご相談ください。また、インフルエンザワクチンは、インフルエンザにしか効きませんし、肺炎球菌ワクチンは肺炎球菌による感染症にしか効きません。ワクチンは万能薬ではありませんので、これからのシーズンは、ワクチンを接種しても、風邪の予防(人込みを避ける、外出後はうがい・手洗いを励行する)等は続けてくださいね。
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