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黒目に白目がかぶさる? 翼状片(よくじょうへん)

眼科2010/07/05

 翼状片とは球結膜(白目)が三角状に伸び、角膜(黒目)の上にかぶるようになる病気です。
原因ははっきり分かっていませんが、紫外線やホコリなどによる慢性的な刺激といわれています。自覚症状は、初期にはごろごろとした異物感や充血を伴う程度ですが、少し進行してくると角膜がゆがみ、乱視が出てきます。
さらに進行してくると視力の低下を認めます。初めのうちは経過を観察しますが、進行してくると手術が必要となります。
手術は角膜にかぶった翼状片の切除を行い、さらに再発予防のため、結膜移植や細胞増殖を抑える薬剤の使用、または放射線治療を併せて行います。自覚症状がある、鏡を見て白目がかぶって見える、人によく白目が赤いといわれるなど気になることがありましたら、眼科で相談してみてはいかがでしょうか。


Text by 江口眼科病院 小島 正裕( 2010年7月5日 「みなみ風」掲載)

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