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胃バリウム検査では見つけにくい『食道がん』

内科2009/05/29
鈴木内科外科クリニック
大原 眞理子 院長
プロフィール
東邦大学医学部 卒業。北大病院、札幌恵佑会病院、市立函館病院、函館市医師会病院(内科医長)勤務を経て平成16年4月 鈴木内科外科クリニック 院長就任。
住所
函館市本町5-11
TEL
0138-51-2165

 最近、元女性アナウンサーが「食道がん」でお亡くなりになりました。
53歳の若さでした。
毎年、人間ドックで検査を受けていたそうです。
毎年検査を受けていたのに、なぜ?

 胃バリウム検査だけでは、診断能力に限界があります。
特に、食道の撮影は、食道をバリウムが素早く垂直に流れていくため撮影のタイミングが難しいこと、また、集団検診の多くが、レントゲン技師が撮影し、後日に医師がその写真を見て診断するため、検査中の状況が十分に把握できず、細かい診断が難しくなるのです。
「早期の胃がん」でも胃カメラ検査時の微妙な色調の変化が発見のきっかけになることがあり、これもバリウム検査ではわかりません。

 「食道がん」により、胸やけ・食道つかえ感が出現してくるのは、かなり進行してからになります。
毎年のバリウム検査だけで安心せず、今年は胃カメラ検査を受けてみてはいかがでしょうか。
「食道がん・胃がん」は、早期に発見されると、適切な治療で完治することができます。


Text by 鈴木内科外科クリニック 大原 眞理子(  「」掲載)

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