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慢性腎臓病について

泌尿器科2015/04/06

 ゆっくりと腎臓の働きが悪くなっていく状態やゆっくりと経過する腎臓の病気を全て慢性腎臓病といいます。
日本の成人8人に1人と多くの患者さんがいて、病気の概念が広まってきて10年以上たちますが、あまり知られていないのが現状だと思います。
進行すると最後には人工透析や腎移植が必要な状態になります。
日本の透析患者さんの生存率は世界で最も良好ですが、このような状態にならないように日常の努力が重要です。
慢性腎臓病になる危険因子として、高齢、家族に慢性腎臓病の人がいること、健診で尿異常があること、脂質異常症、高尿酸血症、鎮痛薬の常用、高血圧、糖尿病、肥満、喫煙などがあります。
こういう危険因子を持つ方は、高血圧や糖尿病の治療をきちんと受け、生活習慣の改善に努めましょう。
悪くなった腎臓は正常に戻りません。
よほど悪くならないと自覚症状も出ないので、健診を受けたり、かかりつけの医師にたずねてみるといいでしょう。


Text by 医療法人社団やまだクリニック 山田 裕一( 2015年4月6日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

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