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目が開きづらい方は…眼瞼下垂(がんけんかすい)かも?

眼科2015/04/14

 眼瞼下垂とは、上まぶたが下がり、楽に目が開かなくなってくるために視界が狭くなり、物が見えづらくなる状態をいいます。

 眼瞼下垂には、

 ①先天性
 ②後天性

があります。

①先天性眼瞼下垂は、生直後からみられ、あごを上げて下目づかいで物を見るようになります。
②後天性眼瞼下垂は、神経・筋肉・腱膜の異常などでおこります。
神経や筋肉の異常による眼瞼下垂は、動眼神経麻痺や重症筋無力症などの全身疾患と関連がある場合もあるので、特に注意が必要です。
腱膜の異常による眼瞼下垂は、加齢による場合が多いのですが、ハードコンタクトレンズの装用者にもよくみられます。
また、目をよくこすってしまう人にも現れることがあり、その原因としてアトピー・逆さまつげ・花粉症・長時間のパソコン使用・女性のメイクなどが考えられます。

 症状が悪化すると、額(おでこ)の筋肉を使ってまぶたを上げようとするため、首から肩にかけての筋肉も緊張し、頭痛・肩こり・吐き気・めまいなどもおきてきます。
眼瞼下垂かどうかのチェック方法として、目をつぶり、両人さし指で両方の眉毛の上を強く押さえてみて、まぶたがうまく開かなければ眼瞼下垂の可能性があります。

 まぶたの下がり具合がひどい場合は、手術が必要になることがあります。
手術後は約1週間で傷も落ち着き、まぶたが自然に上がるようになり、視界が明るくなります。
せっかく視力がよいのに、眼瞼下垂があるために視界が暗く感じている方は結構いらっしゃいます。
目が開きづらい、まぶたが重く感じて視界が暗く感じるなどの症状がある方は、一度ご相談下さい。


Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子( 2015年4月14日 「青いぽすと」掲載)

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