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自覚症状が出てからでは遅い

眼科2017/09/28

 眼科の目標は視覚障害を防ぐことですが、現在、すべてを治せるわけではありません。
今回はその中の一つ、糖尿病網膜症についてです。
糖尿病を発症すると血糖値が高くなり、血管の壁が障害されます。
血液循環が悪くなり、網膜の細胞に必要な酸素や栄養が不足します。
さらに、老廃物の回収が滞ります。

 初期の単純網膜症から中期の前増殖網膜症、末期の増殖網膜症へと進む過程で、自覚症状が出るのは末期になってからです。
増殖網膜症では眼球の内部構造が変化しているため治療しても完全に元通りにはならず、何らかの後遺症が残ることがあります。
そのため、自覚症状がでる前のできるだけ早くからの加療が必要です。

 自覚症状がある人、健診で高血糖を指摘されたのについつい内科に行きそびれている人、内科での治療を中断してしまった人、血液検査を何年もしていない人はできるだけ早く受診しましょう。
「糖尿病が疑われる人」は国内で約1,000万人と推計されています。


Text by くどう眼科クリニック 工藤 勝利(2017年9月30日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

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