■ご訪問者数:23166462
カワムラ歯科クリニック  昭和ごとう内科  たからまち総合診療クリニック  アイビー函館クリニック 

コラムを読む

子供の火傷(やけど)の予防と初期治療

形成外科2020/12/07

 火傷(やけど)は年齢によって原因が違います。15歳以下では8割が高温の液体、15歳以上では火災が50%以上です。今回は子供の火傷についてお話しします。

 家庭内の乳幼児のケガで一番多いのが火傷です。見落としがちな乳幼児の火傷の特徴は成人より皮膚が薄いため火傷になり易いことです。

 『0-1歳の火傷の危険度ランキング』は1位:みそ汁、めん類(カップラーメン等)、シチューなど(つかまり立ちを覚えた赤ちゃんがテーブルクロスを引っ張る)、2位:ストーブ、3位:電気ジャーポット、4位:花火、5位:電気アイロン。意外と危険なのは低温火傷です‼心地よく感じる(40~50度)のものに長時間皮膚が接することで重症の火傷が起こります。電気あんか、電気毛布を使用するときは注意しましょう。また冷却・消臭スプレーガスによる引火にも気を付けましょう。

 日常の予防としてはテーブルクロスの使用は控える、熱いものはテーブルの中央に置くようにしましょう。

 まず、子供の場合「火傷かな」と思ったらとにかく流水で10分程度水洗浄しましょう。衣服を着ている場合は無理に脱がせずそのまま水洗です。赤み、水泡の有無、火傷の大小にかかわらず近くの医療機関に受診してください。 (消費者庁調べにより)


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二( 2020年12月7日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科