■ご訪問者数:29132550
在宅クリニック函館日吉  カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

コラムを読む

黄斑(おうはん)浮腫の診断と治療について

Text by 江口眼科病院 森 文彦
黄斑浮腫という病気をご存知でしょうか。加齢黄斑変性に対するiPS細胞の臨床治験が注目されていますので、黄斑という言葉を知っている方は多いかもしれません。眼に入ってきた光は網膜の上で像を結びますが、この中心にあるのが黄斑です。黄斑浮腫はさまざまな疾患により、黄斑に血漿成分がたまり浮腫が起きる病気です。黄斑浮腫が起きると視力が低下し、かすんだり、まん中が暗く見えたりします。黄斑浮腫は糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などの網膜疾患による炎症や虚血によって生じます。黄斑浮腫の診断には光干渉断層計(OCT)という検査が最も有用で、これが用いられるまでは、眼底検査や細隙灯検査で診断が行われていました。OCTは網膜の厚さをマイクロメートル単位で測定し、黄斑の形状を検査する装置です。網膜が厚くなると黄斑浮腫が進行したことを意味し、網膜の厚さを測定することにより病状の改善や悪化を判断します。このOCTの普及により黄斑浮腫の診断と治療の評価はより確実になりました。黄斑浮腫の治療は網膜レーザー凝固術、その後は硝子体手術が行われてきました。最近ではステロイド薬の局所投与など薬物治療が行われ、これは炎症を抑えることによって浮腫を改善させます。また、虚血によって産生される血管内皮増殖因子(VEGF)が網膜の浮腫を引き起こしますこのVEGFを抑える薬を硝子体に注射する抗VEGF薬療法が最も新しく行なわれるようになりました。抗VEGF薬療法は黄斑浮腫を改善させますが、再発することもあり、高価な薬を繰り返し投与しなければならないこともあります。黄斑浮腫は原因疾患や症例によって予後はさまざまで、治療を組み合わせたり、繰り返さなければならないこともあります。今まで治療困難なものも治療可能になってきましたが、さらに有効な治療の確立が望まれます。症状の気になる方はぜひ眼科を受診してください。
続きを読む

男性の性(14)

Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士
僕には3人の子供がいますが、3人とも飛行機で片道20時間以上かかる海外旅行の約10ヵ月後に生まれました。
旅行中または帰国後すぐに受精したと考えられます。『当直明けの子ども』という言葉は、新婚の(または結婚予定の)医者が当直して徹夜で働いて翌日も仕事に追われ、夜へとへとになって帰宅すると身体精神ともに疲れきっているのに、なぜか陰茎はカチンカチンになって新妻(またはフィアンセ)とコトに及ぶため、予定外の子供が出来てしまう、と医局の先輩から聞きました。餓死者が何万人も出る国や戦争・内乱中の国で人口が爆発的に増加したり、日本でも食事は芋2切れまたはハコベ・豆かす・脱脂粉乳、世界最貧国といわれた戦後数年間に団塊の世代と呼ばれる日本の有史以来最大の人口増加があったことをみると、どうも人間のオスは飢餓のような種の保存に危機的な状況が来ると性欲が亢進するのでは?と思ってしまいます。
とは言っても一人一人は種の保存を意識して性交している訳ではないので、危機的状況では性欲が亢進する何か直接的な理由がありそうです。性と食の求道者を多数輩出したフランスでは『眠るために食べ眠るためにセックスする』と言われているそうです。
危機的状況では個体の生命維持にとって必要な睡眠が妨げられます。
確かに腹ペコでは眠れないし空襲警報や地震が頻発する時などはぐっすり眠ることは出来ません。当直明けで眠いのに神経が高ぶって眠れずアルコールの力を借りて前後不覚になるまで飲んでしまうこともあります。
逆に腹一杯食べると容易に眠くなるし、性交して果てたあとは深い眠りにつきます。
こうしてみると、いつでも満腹になるまで食べることが出来て自然災害や戦争の心配もほとんど無い現代日本社会ではオトコの性欲が低下するのも当たり前?なのかもしれません。(つづく)
続きを読む

真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)ってご存知ですか?

Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩
中耳炎と言えば痛い急性中耳炎や耳漏(じろう)が続く慢性中耳炎をイメージされる方が多いと思いますが、今回は中耳炎の中でも注意を要する真珠腫性中耳炎をご紹介したいと思います。真珠腫とは真珠様の光沢がある耳アカのようなものが耳にできる病気です。
周りを破壊しながら大きくなるという性質があり決して良性とはいえない病気です。
進行すると顔面麻痺、めまい、脳膿瘍(のうのうよう)など重大な合併症を引き起こします。初期の症状は難聴、耳漏ですが一般的な治療で耳漏がなかなか治まらない場合には真珠腫の存在を疑う必要があります。
観察顕微鏡を用いた診察で簡単に見つけることができます。
真珠腫を除去する処置で経過を診ることも可能ですが除去できないときは手術が必要になります。耳漏がなかなか治まらない方は一度、お近くの耳鼻咽喉科医院で相談されてはいかがですか。
続きを読む

目の乾きや不快感が続いています。ドライアイについて教えてください。

Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶
空気が乾燥しやすい冬は特に注意が必要です。
角膜障害をきたす場合もあるため、早期診断・治療が大切冬になり空気が乾燥してくるとお肌もカサカサしてきますが、目もシブシブ・ショボショボして疲れやすくなってきます。これは目を潤している涙が奪い取られてしまうためです。このような状態をドライアイ(乾き目)といいます。疲れ目を訴える人の約6割はドライアイが関係しているという調査もあります。これからの季節には特に注意が必要です。主な症状として、目が疲れやすい、目が乾いた感じがする、目がショボショボする、目がゴロゴロする、目が重い、目が痛い、なんとなく目に不快感がある、目ヤニが出る、目が赤い、まぶしい、目がかゆい、物がかすんで見える、涙が出るなどがあり、これらのうち5つ以上あてはまれば、ドライアイかもしれません。ドライアイには次のような要因があげられます。一つには空気の乾燥です。秋から冬にかけて空気が乾燥してくると、目の表面から涙液が蒸発しやすくなります。二つ目には瞬きが少ないということがあげられます。読書やパソコン操作に集中していると、瞬きの回数が減ります。最近では携帯のメールを打つときにも多く見られVDT症候群と呼ばれています。三つ目はコンタクトレンズの装着によるものです。コンタクトレンズが水をはじくために、目が乾燥することがあります。四つ目はシェーグレン症候群が原因によるドライアイです。中年の女性に多い病気で、目や口、鼻などの粘膜が乾燥し、関節痛が起きることもあります。ドライアイの治療は、保水効果のあるヒアルロン酸という薬を点眼して、眼の表面を潤すことが基本的な治療法となります。また、涙点(涙を鼻に排出する小さな穴)に特殊なプラグを刺し込む手術による治療法もあります。涙点を塞いでしまえば、涙を眼球表面に長く留めることができるというものです。さらに、フード付き眼鏡を利用する方法もあります。眼鏡の脇から涙が蒸発するのを防ぎ、小さな加湿器タンクがついているドライアイ専用眼鏡カバーで涙の蒸発を防ぐというものです。ドライアイは、涙液の量的な不足などが原因で起こりますが、症状がひどくなると、表層角膜炎(ひょうそうかくまくえん)や結膜炎を起こして目の表面に傷をつけるなど、さまざまな角膜障害をきたす状態にもなってしまいます。単なる疲れ目や目の乾き程度と考えず、角膜障害の早期発見という意味でも早めに眼科医に受診するとよいでしょう。
続きを読む

下眼瞼のしわ・くぼみ

下眼瞼のしわは20歳代から気にし始める人もいるほど気になる部分です。
また、下眼瞼の『しわやくぼみ』は目の下の影を増強して疲れたイメージを与えることがあります。
一般に皮膚の薄く乾燥しやすい方は細かく浅いしわができやすく、一方弾力性のある保湿性のある柔らかい皮膚の方はしわにはなりにくいのですが、しかし、強いストレス、急激なダイエット、そして紫外線予防など肌の老化予防を怠るとかえって深いしみやたるみが生じます。美容外科では以前、局所麻酔下にて下眼瞼の除皺術が主体でしたが、最近ではヒアルロン酸、コラーゲン・脂肪注入などの注入治療、レーザーピーリング(MAXPEEL)・IPL・RF(フォトRF)などを中心にした中顔面のスキンリジュビネイション(しわとしみの改善・老化予防対策と治療)、日常のサプリメントやビタミンA・Cの誘導体中心にしたエンビロン薬用化粧品のスキンケア指導を行います。治療をはじめるにあたり、下眼瞼の『しわ・くぼみ』の原因を理解して頂いた上ではじめます。
その原因はまず、第一に加齢による皮膚の中のコラーゲン線維の萎縮や変性による弾性の低下です。
また、下眼瞼は特殊な部位で、加齢に伴い目の周囲の筋肉(眼輪筋)・頬の筋肉(笑筋、頬筋)の萎縮、眼輪筋の緩みに伴う眼窩脂肪の突出、そして皮膚の弾性の低下や皮下脂肪の減少によって頬に凹凸が生じるために『しわやくぼみ』が目立ち始めます。最近、よく行われる治療はヒアルロン酸注入とMAXPEEL(レーザーピーリング)を併用して行う方法です。
ヒアルロン酸注入は1〜2週間で2回程度の施術が必要ですが、しわを浅くするだけではなく頬の張りが感じられ、肌のくすみも改善して、化粧のりがよくなります。
下眼瞼の『しわ・くぼみ』はひとつの原因で起こるのではありません。
改善するためにいくつかの予防と治療を行うことが必要です。
続きを読む

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科