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コラムを読む

赤い尿がでたら

赤い尿は、ご存知のとおり血尿といいますが、二種類あります。自分の目でみてはっきりと赤いことがわかる肉眼的血尿と、みためは正常ですが検診や病院の検査でたまたま指摘される顕微鏡的血尿です。どちらも何らかの病気が潜んでいるサインを示していることがあります。さて、検診などで尿潜血反応が陽性で、2次検査を受けるように勧められる場合があります。厳密にいえば、顕微鏡的血尿とは違いますが、潜む病気を見落とさないようにしようという観点からみれば、これも顕微鏡的血尿に含めて結構です。ちなみに、尿は腎臓で作られ、尿管という細い管を通って膀胱に貯まります。そして尿道を通り排泄されます。これらの経路を尿路と言います。尿路のどこに異常があっても、最終的にでてきた尿は赤くなります。尿が出始めから終わりまで赤いか、終わり頃だけ赤いかなど色調の変化があるかどうかは、尿路のどこから出血しているか予想の参考になるので、気にしてみてください。(女性の場合は、そこまでみるのは難しいことがありますが。)顕微鏡的血尿の場合は?尿路の腫瘍や、慢性腎臓病のサインであることがあります。慢性腎臓病は進行すれば慢性腎不全にいたる注目されている病気です。とくに心配する病気がなくても、尿潜血だけ陽性になるかたがいます。肉眼的血尿の場合は?膀胱炎でも血尿は起こりますが、注意しないといけないのは血尿以外の症状がないときです。(例えば排尿時の痛みや頻尿など)これは膀胱腫瘍など重大な病気のサインであることが多いです。腫瘍があっても、血尿は自然に止まります。病気が治ったかと勘違いして放っておくかたがいますが、その間に腫瘍は成長するので治療が難しくなることがあります。いずれの場合でも、潜む病気を見逃さないように専門医の受診をお勧めします。
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矯正歯科とサル

サルは人間に似ており、サルのような人間は、外見面や心理面から考えて見ると少なくないかも知れません。人間とオラウータン、ゴリラ、ニホンザルの歯の数は同じです。単雄群である、つまり一夫多妻制のゴリラはオスの犬歯が異常に大きい形をしておりますが、数は同じです。ニホンザルは、大きさや形のオスメスの差がわずかで、人間に近いのかもしれません。外見についてみれば、サルは目より唇が前にあり、脳の発達している人間は口元が下がっています。欧米系の顔は下あごが大きく口の位置が後ろにあり、日本人やモンゴル系の顔では下あごが小さく口元が出ているように見えます。欧米人は、どちらかといえば口元が出ている顔を嫌い、下あごが出ている反対咬合(こうごう)はあまり気にしません。逆に日本人は、反対咬合を嫌います。日本における美しさの感覚は変化しており、現在の矯正歯科治療の多くは前歯を後ろの方に下げ口元を引っ込めることが目標の一つになってきております。
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ゴホンといえば・・・

みなさんは咳が続いて心配になったことはありませんか。咳は、持続期間によって3つに分類されています。3週間未満の急性咳嗽(がいそう)、3週間以上8週間未満の遷延(せんえん)性咳嗽、8週間以上の慢性咳嗽です。また、痰を吐く喀痰(かくたん)を伴うか否かによっても2つに分類されており、喀痰を伴うものを湿性咳嗽、喀痰が少量もしくは全く伴わないものを乾性咳嗽といいます。一般に持続期間が短いほど風邪症候群や気管支炎、肺炎などの急性感染症よるものが多く、感染の終息とともに自然に改善します。一方、持続期間が長いほど感染症以外の疾患の可能性が高くなります。ここでは3週間以上咳が続いている場合について、病院ではどのような疾患を心配し、どんな検査が必要であるかをご紹介します。最初に施行するのは、胸部レントゲン検査と胸部の聴診です。これは咳嗽診療の原則で、胸部レントゲンを施行する事によって、肺炎や肺癌、肺結核、気管支拡張症、重度の肺気腫、間質性肺炎などの疾患を除外することができます。また聴診では胸と背中の呼吸音を聞くことで、気管支喘息発作や間質性肺炎などを見つけることできます。これらの検査で問題ない場合は喀痰検査を施行し細胞成分や細菌感染の有無を調べたり、呼吸機能検査や血液検査が必要なときもあります。咳の症状において季節や1日の中で変動があるか、温度変化などの影響があるか、アレルギー体質かどうかなどの情報もとても大事です。咳が続いて心配な方は、是非一度病院を受診して下さい。症状は一見同じように見えても急性、慢性によっていろいろな原因ありますので適切な治療をうけることをお勧め致します。
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ロタウイルス胃腸炎に対するワクチンが接種できるようになりました

Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝
皆さんは赤ちゃんへのワクチンをどのように考えていますか?感染したほうが免疫がしっかりつくのでお金がかかるものはしないとお考えですか?それとも積極的に何でもワクチンで予防できるものは予防しようと思っていますか?今年の11月から、ロタウイルス胃腸炎を防止する口から飲むワクチンが使えるようになりました。ロタウイルス胃腸炎は別名乳幼児白色下痢症とも呼ばれ、4カ月ころから2歳くらいまでの乳幼児が多くかかります。2日ないし3日の潜伏期間の後、嘔吐や酸っぱい臭いのする白色の下痢、発熱などを特徴とする病気です。多くは軽症で脱水を来さなければ数日の経過でよくなりますが、中には重症になり、入院を余儀なくされることや、脳炎や膵炎を起こして死に至ることもあります。このロタウイルスに対するワクチンは生後6週から24週の間に4週以上の間隔を開けて2度飲んでもらうワクチンです。通常は生後2カ月から始まるヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンなどと一緒に始めるといいでしょう。B型肝炎のワクチンも一緒に始める場合には2カ月では4つ、3カ月では5つのワクチンを同時に接種しなければなりませんが、同時接種に関しては広く国内外で安全と考えられており、ロタウイルスワクチンも同様に考えていいでしょう。任意接種ですので、接種料金は各医療機関で異なりますが、多くは1回1万5千円前後になるものと思われます。生後24週を超えると接種はできませんので、ワクチンをしたいけれども1回しかできそうにない場合にはかかりつけ医とご相談ください。24週以降は腸重積という病気が起きやすくなり、ロタウイルスワクチンでも腸重積が起こることがあるため、24週までに接種を行うこととなっています。24週以降の場合は希望されても接種することはできません。高価なワクチンですが、病気が重症化することを考えると、ぜひともワクチンで予防できる病気がひとつ増えたと考え、積極的に接種されることを望みます。
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口腔インプラントの安全・安心を目指して

2012年、公益社団法人日本口腔インプラント学会から「口腔インプラント治療指針」が発表されました。これは、内閣府から出された「日本21世紀ビジョン」において、国民生活の最大の願いとして「安全・安心」が取り上げられたことにより、同学会がまとめたものです。内容は多岐にわたり専門的なことが多く書かれておりますが、ここでは、患者さんが受けるべき説明事項について列記させて頂き、実際に説明を受ける時の参考にしてほしいと思います。①インプラントと入れ歯、ブリッジなど他の治療法との比較や利点、欠点②インプラント残存率(他の治療法との比較)③期間④費用⑤麻酔法、痛みや手術後の状態⑥治療の方法やそれに伴う骨移植、軟組織移植などの前処置の有無や侵襲⑦経過不良のリスクや合併症⑧経過不良の場合のリカバリー法⑨回復後の状態⑩メンテナンスについて上記のような説明の努力はしていますが、医師と患者さんとのコミュニケーションが良好なことが、安心した治療を受けられる要因の一つでもあります。何か不明な点や疑問点などがあれば医師やスタッフに聞いて頂き、安心した治療を受けることをお勧めいたします。また、「口腔インプラント治療指針」は同学会ホームページ上で誰でも見ることができるので、興味のある方は一度検索してみて下さい。
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