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ペインクリニックでは、痛みに対してどのように改善しますか?

麻酔科2010/03/18

原因不明の痛みや慢性的な疼痛に対して
その悪循環を断つのがペインクリニックです

 痛みを伴う疾患はさまざまありますが、原因がわからずあきらめていた慢性疼痛でも麻酔科(ペインクリニック)を受診することで改善する疾患は多くあります。 たとえばピリピリ、ゾクゾクといった神経痛のような痛みを伴う帯状疱疹(たいじょうほうしん)の場合、消炎鎮痛剤で痛みが治まるのが普通ですが、ごくまれに、普通の薬では痛みがとれないことがあります。
原因は子どもの頃に水ぼうそうにかかり、そのウイルスが死滅しないまま神経節に残り、免疫が落ちてきたときに再び現れて痛みを伴ってしまうのです。
抗うつ剤などのほかの薬剤や、局所麻酔薬を神経幹に作用させ、神経経路の一部の伝達を遮断する神経ブロックなどを併用することで改善することが可能です。 帯状疱疹は一時的に改善しても、発症後半年以上経過すると慢性的な痛みとして残ることもあります。
帯状疱疹後神経痛といわれるもので、帯状疱疹初期の痛みの強い段階から、痛みをとる適切な治療を行うことで予防することができます。 全身や部分的な慢性の疼痛を伴う線維筋痛症では、検査をしても原因がわからないということも多く、実は痛みを自然に止める疼痛下行性抑制経路が弱くなっていたために痛みが出現したという場合もあります。
また慢性の頭痛には、血管が原因の片頭痛や、筋肉の緊張が原因の緊張型頭痛、頸椎の異常からくる頸椎性頭痛もあります。 このように痛みにはそれぞれ個人差があります。
その原因がどこから起因しているのかをしっかりと探し、きちんと判断しなければなりません。
場合によっては日常のストレスから痛みを発することもあります。 慢性的な疼痛は気温や天候にも左右され、天気が崩れる日は痛みを伴うことが多いようです。
また痛みのために、夜中なかなか寝ることができないという人もいます。
改善してよく眠れたという人も多く、痛みはあきらめないで早期に受診することをお勧めします。


Text by やなづめ医院 院長 簗詰 泰彦( 2010年3月 「やなづめ医院 院長 簗詰 泰彦」掲載)

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