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MR(麻疹・風疹[はしか・ふうしん])ワクチン

小児科2008/08/13

 来年の4月から、MRワクチンの2回接種が始まります。1回目は生後12~24ヵ月に。2回目は小学校に上がる前の1年間(年長さんに)に行うことになります。

 この変更には、1回目にMRワクチン接種をしていないお子さんは2回目は打てないという取り決めと、麻疹あるいは風疹のワクチンを打ってしまっているお子さんに対しては、来年の4月以降にそれらの単独接種ができなくなり、MRワクチンの追加接種も、公費ではできないという取り決めが追加されました。

 現在1歳を越えて、麻疹あるいは風疹の両方あるいは片方を打っていないお子さんは、早急にワクチンを受けてください。

 1歳の誕生日が来年の4月以前で近いお子さんは、主治医の先生とよく相談して、単独でするかMRワクチンでするかのどちらかを選択してください。

 詳しくは、各市町の予防接種担当係にお聞きください。


Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝(  「」掲載)

熱さましの使い方

小児科2008/08/13

 インフルエンザが流行すると、高熱で子どもたちが苦しみます。アセトアミノフェンの座薬は、インフルエンザ流行期でも小児に使ってよいとされています。

 では、どんな時なら使っていいのでしょう。

 熱を下げることは、病気と闘って熱を出すことを妨げるので、使わないで済めばそれに越したことはありません。でも、熱でグッタリ感が強いお子さんは、熱を下げて水分の補給や食事ができると、病気と戦う元気が盛り返してきます。

 最初にすることは、水分補給や、わきの下などの冷却、着ているものやお布団などの掛け物の調節です。それでもだめなら、座薬を使うようにしましょう。

 高熱が続いても、子どもの脳に重大な影響が出るのは本当に稀(まれ)なことです。


Text by かみいそこどもクリニック 渋谷 好孝(  「」掲載)

子どもの夏風邪

小児科2008/08/13

 今年はインフルエンザが大流行しました。

 インフルエンザウイルスは低温、乾燥で流行しますが夏風邪ウイルスは高温、多湿で流行します。夏風邪ウイルスの代表はアデノ、エンテロ、コクサッキー等のウイルスです。咽頭結膜熱(プールを介して感染し流行することもあるので「プール熱」とも呼ばれます)、感染性腸炎、手足口病等の原因になります。いずれも感染力が強いので体調管理が大切です。特に身体が冷えると、気道粘膜の繊毛(せんもう)上皮の働きが悪くなり、その場所からウイルスが体の中に進入し熱が出ます。

 暑い時期の高熱は脱水になりやすいので、脇の下や首周りを保冷剤などで冷やしてあげると良いでしょう。高熱が数日続きますが解熱剤は善し悪しですので、治療は主治医とご相談ください。

 雨に濡れたり、夜、肌寒い頃に出歩いたりするのは、風邪の引き金になりますので、花火大会などに出かけるときは、上着を一枚もって出かけるのがいいでしょう。


Text by 五稜郭ファミリークリニック小児科 石坂 仁(  「」掲載)

おねしょの治療

小児科2008/08/13

 「おねしょ」というと、ほろ苦い思い出をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。6歳を過ぎても失敗を続けている子を夜尿症(やにょうしょう・通称:おねしょ)として投薬や生活指導を行い、治療する傾向が多くなりました。簡単な問診と尿検査、普段の1日の飲水量や尿量等を参考にして診断します。夜尿が徐々に少なくなってきている場合は生活指導だけで良くなる場合もあります。

 夜尿症の原因はいくつかありますが、ほとんどは夜間の尿量が多いタイプです。治療を開始すると、 約7割の子供たちが半年前後で薬を中止できます。このように長期にわたる治療や生活指導(水分制限等)が必要であること、再発の問題や薬の副作用の問題などもありますので、治療の際は、必ず専門医の診断を受けるようにしましょう。


Text by 五稜郭ファミリークリニック小児科 石坂 仁(  「」掲載)

インフルエンザの流行

小児科2008/08/13

 ここ数年冬になると必ずインフルエンザの話題がメディアを賑わすようになります。インフルエンザがいわゆる冬の一般的な風邪とは違い、お年寄りや、小さい子供さんたちの命を奪う可能性のある恐ろしい感染症の一つだからです。

 インフルエンザの流行は、低温、乾燥の条件が揃えばあっという間です。風邪の潜伏期(ウイルスに感染してから発病までの期間)はだいたい2~4日程ですが、インフルエンザの場合早ければ翌日には発症します。職場やクラスの中に一人感染者がでれば翌日には数人の方が発症している可能性があります。このようにして感染が非常に早く広がるので、大流行につながりやすいのです。

 この大流行をどのように予防したら良いでしょうか。一般的には予防接種が良いとされています。一人より集団で、子供さんだけではなく、家族全員で接種した方がより効果的です。毎年流行のピークは2月です。予防接種の効果は接種後約1ヶ月前後より出てきますので遅くても11月下旬には1回目の接種を行うようにしてください。

 インフルエンザになってしまったらどうしたらいいでしょうか?発熱から48時間以内に抗インフルエンザ薬を医療機関で処方してもらってください。効果のある方は1日から数日で解熱します。しかし内服を始めても数日間高熱が続くことがあります。また、抗インフルエンザ薬は副作用として腹痛や下痢、嘔吐等の症状を示すことがあります。このような場合は直ちに医療機関に相談された方がいいでしょう。今年は例年より早くインフルエンザの流行の兆しが見えています。困ったことに抗インフルエンザ薬の在庫が底をつきつつあり、製薬会社は海外からの緊急輸入を行っていますが、次回の調達がいつになるかわからないという状況です。しかし、抗インフルエンザ薬がなくても他にインフルエンザに効果のある治療法がありますので、医療機関に相談してみてください。

 インフルエンザの流行や最新情報はインターネットで検索すればほとんどの情報は手に入ります。上手に情報を利用してインフルエンザに打ち勝ってください。


Text by 五稜郭ファミリークリニック小児科 石坂 仁(  「」掲載)

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