■ご訪問者数:18821504
ふくま内科循環器内科クリニック  三浦レディースクリニック  山本ひふクリニック  たかさわ糖尿病内科クリニック 

コラムを読む

認知症の早期発見、早期治療

脳神経外科2010/03/29

どんな病気も早く、軽いうちに治療する方がいいに決まっています。
ですが、最近、認知症を「早期に発見する」難しさを痛感しています。病気の診断には、まず医療機関で診察してもらう必要があります。
ところが、誰だって「認知症」と宣告されたくありません。
だから、患者さん本人も、その御家族もなかなか医療機関に行く決心はつきません。
症状の軽いうちは、本人は「何ともない」と思っているので(病気の自覚がなく)、家族に受診を勧められても拒否します。
家族は家族で、おかしいと思いながらも「年のせいだろう」と考えたりします。
結局、多くの場合、病院や診療所にやってきたときには病気は進んでしまっています。MRIをはじめとする画像検査など、認知症の診断方法も進歩しています。
また、ご存知でしょうが、認知症の中には「正常圧水頭症」のように手術で治るものもあります。アルツハイマー病を治す方法はまだ確立されていません。
昔は、医師でさえも「どうせ治せないのだから、病院にかかるのは無駄だ」と考える人が少なくありませんでした。
しかし、現在では、「根治」はできなくても、進行を遅らせる薬があります。
さらに、新しい薬が続々と承認申請されています。
ワクチンなども研究されています。
今は治せなくとも、数年先には全く新しい治療方法が出現する可能性も十分あります。
「進行を遅らせる」ことは無意味ではありません。治らないと諦めず、また、今は治せない病気だからこそ、早期発見早期治療が重要だと考えます。
是非、「怪しい」あるいは「不安」だと思った時には、医療機関にご相談いただきたいと思います。「上医治未病」。これは中国の古くからの言葉だそうです。
「上医」とは良いお医者さんの意味で、「良い医師は、病気になる前に治す」という意味と聞きました。
「上医」にはまだなれませんが、何とか出来るだけ早く病気を見つけて治したいと、日々考えています。


Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税( 2010年3月29日 「北海道新聞夕刊」掲載)

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科