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AIDS エイズの話(1)

産科婦人科2010/04/12

 日本でも、AIDS「後天性免疫不全症候群」が増えてきています。
欧米先進国では減少してきており、増えているのは、ケニア、ザイールなどサハラ砂漠以南のアフリカが圧倒的に多く、次いでタイ、最近はインド、ミャンマー、カンボジア、ウズベキスタン、中国、など、東南アジア、東アジアにも感染が拡がってきています。
教育、啓蒙の不足。対応策の不備など、まだまだ感染者は増加するといわれています。
先進国で、まだ感染者が前年より増えているのは日本だけです。
 2000年末で生存しているAIDS患者、および感染者は3,610万人で2,180万人がすでに死亡しており、年間500万人以上が感染し、300万人が死亡しています。
アフリカでは死因の1位で、平均寿命も下がってきています。
感染者が人口の30%を越える国もあります。
世界でも死因の4位となっています。 感染は、性行為「異性間、同性間」、血液、血液製剤、母子感染の3ルートです。 日本では血液製剤により血友病の患者さん5,000人のうち2000人がAIDSに感染した薬害エイズの問題が大きくクローズアップされていますが、最近は異性間の性行為による感染に関しては、あまり取り上げられていませんが着実に増えてきており、今では女性のAIDS患者の方が男性より多くなっています。
また女性では10代後半から20代が多く、今後母子感染が問題になってきそうです。
 予防はコンドームを使うことです。


Text by 松浦 敏章( 2003年5月 「タウン情報誌JAM「教えて、先生!!」」掲載)

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