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診察室より

産科婦人科2010/08/19

 最近、低容量ピルを希望される方が増えています。
またモーニングアフターピルを希望される方も増えてきています。
避妊を真剣に考えている、望まぬ妊娠は避けたいと言うことで喜ばしい事です。
避妊法として、経口避妊薬をのむ、リングを子宮内に挿入する、コンドームなどを使うなどがありますが、一番確実なピルを選択するのは賢明な事だと思います。
副作用も殆ど気にする事はありません。血圧の高い方は服用できませんが、定期的に血圧測定と肝機能をチェックしていれば大丈夫です。

 但しピルでは性感染症は防げません。
ステディな関係であれば問題ないことですが、まだそこまでの関係でなければコンドームを併用することで性感染症を防ぐことが必要です。

 しかしその一方で、望まぬ妊娠をする方もまだいらっしゃいます。
原因の一つは自分の体のことを知らないということです。
生理の周期のいつが危険なのかを知らないということです。
もう一つは間違った避妊の知識です。
特に膣外射精です。
この方法では確実な避妊は無理と考えた方がよいと思ってください。
コンドームをするのは嫌だなという男とはつきあわないことです。
中絶をするということがどれだけ女性につらいおもいをさせるかを考えたら、好きだ、愛してる等という言葉がどこまで信じられるのか、よく考えてみることです。
男はその事のためにはどんなことでもいうのです。
当院で中絶されたかたにも、妊娠したと話したとたんに連絡が取れなくなったという方、産んでいいよ入籍もしようということで、母子手帳ももらい検診に通っているうちにいなくなってしまい、中絶も出来ない時期になって途方に暮れている方もいらっしゃいました。

 性交渉をする、しないの最終決定権は女性に有るのだということを忘れずに、一時の感情にながされ一生を棒に振る事の無いよう、自分のことをちゃんと考えてくれるパートナーを選んで下さい。


Text by 松浦 敏章(  「タウン情報誌JAM「教えて、先生!!」」掲載)

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