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ビタミンDは転倒防止に効果あり

整形外科2011/02/21
八木原整形外科クリニック
八木原 一英 院長
プロフィール
昭和56年 旭川医大卒、釧路市立病院、旭川市立病院、稚内市立病院にて勤務、平成1年より函館中央病院整形外科勤務、平成6年 開院、(社)日本整形外科学会整形外科専門医、リウマチ医、スポーツ医、日本手の外科学会、日本肩関節学会、日本肘関節研究会所属
住所
函館市美原1丁目14-12
TEL
0138-45-5050

 我が国の65歳以上の高齢者の年間転倒発生率は、男性10〜15%、女性15〜20%程度といわれています。
転倒原因には様々な要素が複雑に関連していますが、その1つとして活性型ビタミンD不足の影響が注目されています。
転倒した人(転倒群)は転倒しなかった人(非転倒群)と比べて血中の活性型ビタミンD値が低く、さらにこの転倒群にビタミンDを投与する事により転倒を減らす効果があったとの報告があります。 ビタミンDが転倒を減少させるしくみについては明らかではありませんが、ビタミンD受容体を介して筋肉と神経の協調性を高め、身体の重心動揺性を減少させるとの仮説があります。
高齢者では低栄養、肝臓、腎臓の機能低下によりビタミンD不足となりやすいため、薬としての活性型ビタミンDを十分に摂取する必要があります。


Text by 八木原整形外科クリニック 八木原 一英( 2011年2月21日 「みなみ風」掲載)

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