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男性の性(15)

泌尿器科2010/03/19

 前回2回は「飽食と好色は両立しない」、平たく言うと、いつも腹一杯食べているとオトコの性欲・性衝動は減退するのではないか、という文豪:開高健の名作『夏の闇』の言葉をとりあげてみました。今回は、飽食の、性機能・特に勃起機能に対する影響を考えてみたいと思います。

 ここ数年、ED(勃起障害)という言葉が世間でも少しずつ知られてきているかもしれませんが、正確にはEDは『勃起の発現あるいは維持が出来ない為に満足な性交が出来ない状態』(米国国立衛生研究所)と定義されています。
つまり性交を試みても陰茎が勃起しないか、あるいは勃起しても途中で硬くなくなる(いわゆる中折れ)ため、射精まで至らない状態です。

 EDにはいろいろな種類がありますが、陰茎の血管・神経が原因のタイプは、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満などが危険因子と考えられています。
そしてこれらの危険因子は塩分の取りすぎ、カロリーの取りすぎ、運動不足などが原因なので生活習慣病・メタボリックシンドロームなどと最近呼ばれています。
飽食によるカロリーの過剰摂取は肥満となり、体を動かすのが面倒になると運動不足からさらに肥満も進み、過食(塩分・カロリーの過剰摂取)が改まらなければ生活習慣病・メタボリックシンドロームもさらに重症化するという悪循環に陥ります。
これらは従来は中高年になってからの病気といわれていましたが、近年、30歳代の若年者にもしばしば見られるようになりました。
特に、高血圧・糖尿病・高脂血症は自覚症状に乏しく、自分では気がつかないうちに重症となっていることも多い病気ですが、EDは比較的早くから自分で気がつく症状といえます。

 現代のような飽食の時代が続くと、将来はオトコの性欲はどんどん減退してゆき、たまに性的に興奮しても今度は陰茎が使い物にならない、などという笑い話では済まされない事態が起きないとも限りません。(つづく)


Text by 岡本ひ尿器科医院 岡本 知士( 2009年10月 「タウン情報誌JAM「教えて、先生!!」」掲載)

セラミックについて

歯科2012/03/22

 芸能人やモデルのようにさわやかで清潔感と印象を良くする白い歯にあこがれる人は多いと思います。
今回はセラミック治療についてお話します。

 セラミック治療のセラミック(陶材)とは詰め物やかぶせものに使われる歯科材料の名前です。
セラミックには金属が含まれていないので、光の透過性が天然の歯とほとんど変わらず人工の歯という違和感がありません。
 セラミック治療には色々な種類があります。

  1. 歯を全体的に削りその上にセラミックをかぶせることで、歯並びや、かみ合わせと見た目を美しく変える方法
  2. 歯の一部にセラミックを詰める方法で虫歯治療後などの金属の詰め物が気になる方や、虫歯治療をした部分を詰める場合に用いる方法
  3. 歯の表面を一層削ってセラミックをはりつけて白くする方法

などです。

 また金属アレルギーの方にも向いています。
アトピーや皮膚アレルギーには歯科で使用する金属が影響している可能性もあると考えられます。
その対策としてすでに入っている金属をはずしてセラミックに変える方法があります。

 このことからセラミック治療は見た目をきれいにするだけでなく「お口の中を健康にする」ことも目的としています。

 保険の治療では奥歯は銀歯、前歯は銀歯にプラスチックを張り合わせた冠になっています。
プラスチックは入れたとき最初は白いですが、プラスチックのため細菌が繁殖したり、お茶・コーヒーなどの色素でだんだんと色が黄ばんできたり、割れてしまうことがあります。
セラミック治療は保険外治療のため保険治療のプラスチックより数倍料金がかかるので、料金をとるか美しさをとるか悩みどころであると思います。

 一度歯科医院にて相談を受けてみてから選択することをお勧めします。


Text by 吉田歯科口腔外科 勝又 譲( 2012年3月号 「ダテパー Dr. Dr.プリーズ」掲載)

地域の皆様と共に

病院紹介2012/12/14

 石川町の運転免許試験場の向かいに飯田内科クリニックいしかわを開設して、道南地域の皆様に支えられ、4年目を迎えました。

 季節がらインフルエンザなどの感染症について新聞、テレビ等のマスメディアでも話題になっております。
インフルエンザの予防や重症化を抑えるためには、手洗い、うがいなどの予防方法をしっかり行うことと、ワクチンの接種を行うことが第一です。
ワクチンの接種については当院でも奨励しておりますので1度ご相談ください。

 当院は、外来はもちろん在宅療養支援診療所として19床の入院病棟で稼働しております。
病棟においても在宅を意識し、小さいからこそできるケアを心がけています。
入院後は患者様、ご家族様に気兼ねなく療養していただくために、スタッフ一同アットホームな雰囲気を心がけております。
飯田内科グループは、患者様、利用者様とコミュニケーションをとり、その思いを受け入れる本当に身近な存在となるクリニックを目指しております。
また、訪問診療は「松陰」「石川」共に稼働しており、他職種との連携を円滑にとり、患者様、ご家族様の意向を重視し、在宅を支えており、緊急時に頼りになる街のお医者さんでありたいと考えております。
飯田内科クリニックいしかわの同一敷地内には、総合的医療福祉施設として「デイケアいしかわ」や「ショートステイいしかわ」、「有料老人ホーム悠楽」並びに今11月にオープンした「サルーテ石川」(サービス付高齢者向け住宅)など在宅と密接にかかわることのできる施設を有し、医療、福祉の垣根を取り除いたサービスが提供できます。
同グループでは様々な生活状況に合わせ、安心安全な医療と福祉をご提供できると考えております。
これからも皆様の身近に寄り添っていけるクリニックとして皆様のお役に立てればと思っております。


Text by 飯田内科クリニックいしかわ 伊達 基( 2012年12月14日 「青いぽすと」掲載)

アンチエイジングとしての白内障手術

眼科2008/08/13

 最近、巷でアンチエイジングという言葉を耳にします。和訳すると「老化予防」、中には「若返り」と過大解釈している方もいらっしゃるでしょう。

 私の知る限り、現在のところそれを百%実現できる方法はありません。ただ、それを知りつつも大人になった時から、誰しもアンチエイジングや不老不死の方法を模索してしまうものではないでしょうか?

 我々眼科の領域でも、加齢性疾患は多数認められ今ではアンチエイジングは必須の分野となりつつあります。その中で真っ先に思い当たるのは老眼。次に思い当たるのは白内障でしょうか?

 ことに白内障は、手術によって混濁したレンズ(水晶体)を透明な人工のレンズに置き換えるため、視力の回復が得られます。言ってみれば手術による視力の若返りが可能な部位なのです。

 また、ただ白内障を治すというだけではなく個々の希望に沿った見え方にするための研究も進んできています。

 その一つとして多焦点眼内レンズがあります。現行の眼内レンズは単焦点(一箇所にのみピントが合っているレンズ)なため手術後遠くも近くもメガネが必要となります。多焦点眼内レンズはレンズ表面に特殊な加工を施すことによって、可能な限りメガネを使わずに遠くも近くも見えるように工夫がなされています。したがって、若かりし頃の見え方通りというわけにはいきませんが、現在の技術で出来る限りそれに近づけた仕様となっています。

 これを用いれば白内障の治療によって老眼の改善も可能となるわけです。

 しかし、従来の手術と違い全額自費となりますので、十分ご理解の上で選択していただきたい治療方法である点を付け加えさせて頂きます。


Text by 吉田眼科病院 岡田 佳典(  「」掲載)

耳鳴りへの対処の仕方

脳神経外科2020/09/28

 耳鳴りは患者さんにとって、大変つらい症状ですが、医者泣かせの症状でもあります。いろいろ検査しても、原因を特定することはできず、治療薬も全くないと言ってもいいでしょう。何件も医療機関を受診したけど、何処へ行っても原因は分からず、処方された薬を飲んでも、さっぱり改善しないという声をよく聞きます。

 最近、テレビ番組でも取り上げられていましたが、耳鳴りへの対処方法は、耳鳴りを忘れることに尽きます。耳鳴りのある方は、そのために眠れないと訴えますが、耳鳴りがうるさくて眠れないのではなく、「何か悪い病気ではないか」という不安のために眠れないのです。MRI検査を受けたことのある方は御存じでしょうが、MRIの装置はかなり大きな音を出します。初めての方はびっくりしますが、慣れるとその騒音の中でも寝入ってしまう方が多いです。実は、人間は完全な静けさの方が苦手で、寝付けないものです。静かすぎると神経が研ぎ澄まされて敏感になり、眠れないのです。

 一方、耳鳴りに悩まされている方は、耳鳴りの音に気持ちが集中してしまい、気になって仕方がないのですが、そういう方でも、多くの場合、日中、何かに集中している時には耳鳴りを忘れています。世間には色んな音が溢れていますが、それらの音全てに気を使ってはいません。人は、自分が聞きたい音に集中することができます。或いは何かに気を取られると周囲の音は忘れていたりします。これが究極の耳鳴りに対する治療です。つまり、寝るときには耳鳴り以外の音を聴くようにして、耳鳴りから注意を逸らすのです。もしくは、音でなくても、何か別なことに注意を向けて、耳鳴りを忘れることです。

 ただし、此の対処方法は、耳鳴りの原因になる明らかな病気がないことを確認した後の話です。例えば、音を聴く神経に腫瘍があると、耳鳴りを伴うことがあります。そういった病気がないと診断されてからの対応だということを付け加えておきます。


Text by 函館西部脳神経クリニック 院長 小保内 主税( 2020年9月28日 「北海道新聞夕刊」掲載)

不妊治療の負担は検査機器の進歩によって軽減されつつあります

産科婦人科2009/08/21

 体外受精・顕微授精といった高度生殖補助医療の進歩によって、これまで赤ちゃんを授かることが難しかったご夫婦にも妊娠・出産の機会が増えてきました。

 不妊治療を受ける場合、女性側の心身の負担はどうしても男性側より多くなります。
たとえば、体外受精・顕微授精では成熟した卵子を育て、採取するためにホルモン補充を行う卵巣刺激法が必須です。
このため、血液検査で生殖に関係する数種類のホルモン量を調べる必要があります。
検査によって正しいホルモン分泌量がわかれば、その人にあった卵巣刺激法を選択することができます。
卵巣を過度に刺激するような過剰なホルモン投与を避けることができるわけです。

 また、同じ方でもホルモンの分泌状態は月経周期によって微妙に違います。
その都度、適切なホルモン補充療法を行うには、回数多くきめ細かにホルモン状態を調べる必要があるわけです。
さらに採卵から体外受精を経て子宮内に受精卵を戻したあとは、受精卵の着床と発育を促すために黄体ホルモン補充療法を行いますが、この場合も個人差に合わせるためには、ホルモン量を正確に調べる必要があります。

 このように、治療の過程では何度か採血してホルモン定量検査を受けるのですが、結果が出るまでの待ち時間は特に仕事を持つ女性にとってはかなりの負担になります。

 しかし最近は短時間で検査結果が出る迅速なホルモン検査機器が登場しており、待ち時間の負担が大幅に軽減されつつあります。
何よりも患者さんにとってメリットになるのは、迅速に検査結果が得られることでより正確により適切なホルモン補充療法を受けられることでしょう。

 日々進化する医療機器や検査機器を積極的に導入し、患者さんの心身の負担の軽減に努めるのも、不妊治療医に欠かせない条件のひとつかと考えます。


Text by 美馬産婦人科 美馬 博史(  「」掲載)

リウマチに対する誤解

リウマチ科2008/08/13

 リウマチは正式には関節リウマチと言い、手足の関節が腫れて痛み、進行すると関節に障害を残し、時には肺や腎臓などもむしばみます。異常をきたした免疫システムが、誤って自分自身の組織を攻撃してしまうために起きると考えられています。

 世間ではリウマチに関して、間違った認識もあるようです。例えば、高齢者の病気、女性の病気、遺伝する、治療法がない、など・・・。

 実際には、リウマチの発症時期は30~40歳代にピークがあり、20歳代の患者も珍しくありません。逆に、70歳以降での発病はむしろまれです。男性の患者は女性の3分の1くらいいます。親子でリウマチになることもありますが、糖尿病や高血圧にくらべればはるかに低い確率です。

 最近は良い薬が次々と開発され、早期に診断すれば進行を抑えることも可能になってきました。


Text by おぐらクリニック 小椋 庸隆(  「」掲載)

無料送迎バスや食事サービスなど快適で効率のよい医療サービスを提供

病院紹介2010/03/18

JR大中山駅から徒歩約10分、函館新道大川インターにほど近い三木内科泌尿器科クリニックは昨年開設10周年を迎えた。七飯町では初めてとなる人工透析治療施設であり、開設当初からドア・ツー・ドアの無料送迎を実施しており、北斗市や森町、函館西部地区などから通っている患者も多い。現在、送迎バスは10台所有し、身体的、家庭的事情などで通院が困難な患者などが利用している。開設当初は透析ベッド数20床でのスタートであったが、3度の増改築工事を経て、現在は70床まで増床した。院内はバリアフリー対応であり、車いす対応トイレやストレッチャー対応エレベーターなどを設置。人工透析室は大きな窓を施すなど明るい環境となっており、各ベッドには液晶テレビを設置するなど快適で安心して治療が受けられる院内環境を整えている。三木敬也院長並びに渡邊伸一郎副院長は日本泌尿器科学会と日本透析医学会に所属し、泌尿器科、腎臓内科の専門性を生かした診療のほか、高血圧や糖尿病などの生活習慣病をはじめとする一般内科、湿疹などの皮膚疾患など、日常の疾患に幅広く対応している。
「透析治療では患者さんにやさしい最新鋭の機械を使用し、患者さん一人ひとりに合わせた治療を実施しています。ブラッドアクセス(内シャント)の評価をきちんと行うことにより透析効率を良好に保つことに努めています。また合併症の予防と早期発見、治療に全力を注いでおります」と、三木院長は話されていました。シャント不全に対しては外来でのPTA(血管内に風船付きカテーテルを入れて行う血管拡張術)やシャント再建を積極的に行っており、PTAの手術は年間70~100例実施し良好な治療成績を得ている。デジタルレントゲンシステムをはじめ尿流量測定装置、膀胱鏡、超音波診断装置(腹部エコー・甲状腺エコー・心エコー・血管エコー)、ホルター心電図など各種検査機器を整えている。
また腎機能低下を防ぐ目的から管理栄養士による食事指導を実施しているほか、透析患者には食事サービスも行っている。昨年12月からは柔道整復師による整体マッサージを始めるなど、より快適な医療サービスを提供している。
「今後も、日常生活にさまざまな制約を伴う透析患者さまに、より質が高く、快適で効率のよい医療が提供できるよう努めていきます」と、三木院長は話されていました。


Text by 三木内科泌尿器科クリニック( 2010年3月 「ホームドクター」掲載)

身近にひそむ睫毛(まつ毛)ダニ!!

眼科2018/05/28

 最近テレビなどで取り上げられている睫毛(まつげ)ダニは、顔ダニの一種で、睫毛の根元にすみつきます。
実は、日本人のほとんどの方に顔ダニがいますが、通常は悪さをしないので、病院で治療をする必要はありません。

 ところが、睫毛ダニは、ひとたび目の周りが不衛生になると、皮脂や化粧品を食べて活発に繁殖しだします。

《症状》①睫毛の生え際がかゆい②ふけのように白くなっている③ゴロゴロする④充血する⑤まぶたが腫れる⑥目やにが大量に出る⑦目が乾く⑧睫毛が抜けやすくなった―などの症状がある方は、睫毛ダニがいるのかもしれません。

《原因》睫毛ダニの大量発生の原因としては①寝たきりの老人で洗顔ができていない②メイク落としが不十分③洗顔しないで寝る④アイラインやマスカラで睫毛の内側の皮脂腺が詰まっている⑤つけまつげ、エクステのせいで生え際が洗えず汚れがたまっている―などの原因が考えられます。

《診断》睫毛ダニは0・5mm以下と非常に小さく、肉眼では分からないので自分で見つけるのは困難ですが、眼科では、睫毛を数本抜いて顕微鏡で診察すると見つけることができます。特に濃いアイメイクやエクステなどをしていて目が乾く症状が強く出ている方は要注意です。日本人の5人に1人にはすみついており、20代の方では2人に1人がすみついているとも言われています。

《予防》予防としては①必ず化粧を落としてから寝る②目の周りは特に清潔に保つ③マスカラやアイラインを使わない④古い化粧品は使わない⑤目の周りの化粧をしない休息日をつくる―などです。自分の自然の睫毛に化粧品を使わずに清潔に保つことが、結局は睫毛が抜け落ちるのを防ぐことにつながります。

《治療》ダニによるアレルギーや感染症・ドライアイなどの合併症状の治療を行います。また、洗浄液を使用し睫毛を清潔にする方法があります。
ぜひ、眼科を受診して下さい。


Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子( 2018年5月28日 「北海道新聞夕刊」掲載)

無料送迎バスや食事サービスなど快適で効率のよい医療サービスを提供

病院紹介2011/03/07

 JR大中山駅から徒歩約10分、函館新道大川インターにほど近い三木内科泌尿器科クリニックは開設11周年を迎えた。
七飯町では初めてとなる人工透析治療施設であり、開設当初からドア・ツー・ドアの無料送迎を実施しており、北斗市や森町、函館市内からも通っている患者は多い。
現在、送迎バス10台を有し、身体的、家庭的事情などで通院が困難な患者などが利用している。 透析ベッドも70床有し、210人までの外来透析患者に対応している。
道南で最も多くの透析患者の治療を実施しており、多くの透析治療経験を有する優秀な医療スタッフを数多く抱える道南随一の透析施設である。 院内はバリアフリー対応であり、車いす対応トイレやストレッチャー対応エレベーターなどを設置。
人工透析室は大きな窓を施すなど明るい環境となっており、各ベッドには液晶テレビを設置するなど、快適で安心して治療が受けられる院内環境を整えている。 三木敬也院長並びに渡邊伸一郎副院長は日本泌尿器学会と日本透析医学会に所属し、泌尿器科、腎臓内科の専門性を生かした診療のほか、高血圧や糖尿病などの生活習慣病をはじめとする一般内科の診療も実施している。
「透析治療では最新鋭の機械を使用し、患者さん一人ひとりに合わせた治療を実施しています。
特にブラッドアクセス(内シャント)の評価をきちんと行うことにより、透析効率を良好に保つことに努めています。
また合併症の予防と早期発見、治療に全力を注いでおります」と、三木院長は話す。 シャント不全に対しては外来でのPTA(血管内に風船付きカテーテルを入れて行う血管拡張術)やシャント再建を積極的に行っている。
PTAの手術は年間70~100例実施し、良好な治療成績を得ている。 膀胱鏡や超音波診断装置(腹部エコー・甲状腺エコー・心エコー・血管エコー)、ホルター心電図など各種検査機器を整えている。
腎機能低下を防ぐ目的から管理栄養士による食事指導を実施しているほか、透析患者には食事サービスも行っている。
09年12月からは柔道整復師による整体マッサージを始めるなど、より快適な医療サービスを提供している。 また、09年の新型インフルエンザの流行を教訓として、透析患者の感染を最大限減らすために、一般外来と透析患者の玄関を完全に分離し、さらに発熱患者専用の玄関と診察室を開設し、院内感染予防の徹底に努めている。
「今後も日常生活にさまざまな制約を伴う透析患者さまに、より質が高く、快適で効率のよい医療が提供できるよう努めてまいります」と三木院長は話す。


Text by 三木内科泌尿器科クリニック( 2011年3月 「ホームドクター」掲載)

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