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長生きの秘訣

脳神経外科2012/03/26

百歳以上の方を百寿者と呼びますが、日本におけるその数は、1990年には4千人程でした。
当時、老年医学が専門の友人から「百寿者は、生まれつき(遺伝的に)強い人で、長寿の研究には適当でない」と聞きました。
その後2000年にはおよそ1万5千人、2011年9月には、4万7千人に達しました。
たった20年の間に、遺伝的に強い人たちが4万人以上も増えたのでしょうか?
長寿に対する遺伝の関与は30%程度と言われます。
したがって、寿命の伸びは、遺伝子以外の要素の影響が大きいということです。
生活環境として、紛争や戦争がなく平和であること、大きな災害がないことは勿論大切です。
ちなみに、第二次世界大戦直後の百寿者は四百人程でした。
もっとも重要な要素は、国民の保健衛生に対する関心の高まりと、医学・医療技術の進歩の貢献が大きいと考えます。

百寿者の統計データを教えてくださった先生は、長寿を100m走にたとえておられました。
かつて10秒を切ることは夢のようでしたが、10秒の壁を破った後も記録は少しずつ伸び続けています。
この伸びには選手の素質だけでなく、シューズやトラックなどの道具の改良、科学的なトレーニングの成果も大きく貢献しています。

人間の寿命も、まだ伸びると予想されています。
百寿者の研究から長寿の秘訣は見つけられていません。
しかし、105歳以上の方たちの特徴から、「よく食べ、風邪をひかない」という共通点が発見されました。
簡単なようですが、食べるためには、日頃から歯磨きを欠かさず、丈夫な歯を保つことが必要です。
風邪をひかないために、手洗いとうがいの習慣も大事です。

結局、「これをやれば大丈夫」という便利な話はありません。
100m走の選手と同じで、自ら毎日努力することが必要です。
人生は、100m走よりマラソンと言うべきかもしれません。
コーチ(医師)の助言を聞き、道具(先進医療技術)を上手に利用して、人生マラソンを完走しましょう。


Text by 函館西部脳神経クリニック 小保内 主税( 2012年3月26日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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