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変化し続ける『歯並び、かみ合わせ』

矯正歯科2014/01/27

 不正咬合(悪い歯並び、かみ合わせ)は、治療する必要があるのでしょうか? 放っておいてはいけないものなのでしょうか?

 不正咬合は、次のような問題を引き起こす可能性があるといわれています。
①虫歯や歯周病②口臭③顎関節症(あごの病気)④歯ぐき・粘膜・舌を傷つける⑤発音不明瞭⑥肩こり、腰痛、頭痛⑦コンプレックス、など…。

 一方、歯並び、かみ合わせは悪いが虫歯もないし、今のところ不便は感じていない、という方もおられると思います。
しかし、油断は禁物です。
歯並びも人間の体の一部、一生を通じて変化しています。
お子さんの時期は成長、そして、大人になると老化という変化が生じます。不正咬合は不安定で、年齢を重ねていくうちにさらに崩れていく傾向にあり、悪くなっても良くなることはありません。
中高年以降は歯周病にもかかりやすくなり、不正咬合が悪化し、それが歯周病を悪化させるという悪循環に陥り、体調不良や全身の病気の引き金となったりもします。
また、不正咬合がひどいとしっかりとした歯科治療が受けられないことも多く、歯の寿命を短くしてしまう可能性が増すので注意が必要です。

 若い頃はあまり気にならない不正咬合でも、年齢とともに悪化し、虫歯や歯周病など、お口の中の病気だけではなく、全身の病気のキッカケとなりうることも知っておく必要があります。
「生活の質」を向上させ、健康で快適な人生を送るためには、正常で整った『歯並び』、バランスの取れた『かみ合わせ』であるということは非常に重要なことです。

 健康には気を付けているといわれる方でも、正しい知識で歯やお口の中の健康増進に取り組んでいる方はまだ少ないと思います。
今現在、歯並びやかみ合わせがあまり気にならない方でも、お口の中に関心を払い、できれば歯科医院へ定期的に通院し、虫歯・歯周病予防に努め、歯並び、かみ合わせの維持に努めることが望ましいといえます。
また、歯並び、かみ合わせに不安や疑問をいだいている方は、一度、矯正歯科医にご相談されることをお勧めします。


Text by ふるた矯正歯科 古田 樹己( 2014年1月27日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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