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口臭とは

歯科2014/02/28

 口臭は特別なものではなく、誰しも少なからずあるものです。
しかし、その程度には個人差があり、きつい口臭は他人に不快感を与えたり、対人関係に影響を与えたりします。
今回は口臭についてお話します。
生理的口臭は誰にでもあるにおいで、起床直後、空腹時、緊張時は特に口臭が強まります。
これは唾液の分泌が減少し細菌が増殖して、口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物がたくさん作られるためです。
しかし、歯みがきなどで細菌を減少させたり、食事や水分をとることにより唾液量が増加すれば口臭は弱まります。
しかし、お口の中が不衛生である口臭の場合、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り歯の表面にくっつき、歯垢(プラーク)という粘着性の強い細菌のかたまりができます。
また歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質になり歯の表面に強固に付着します。
そのためにブラッシングを繰り返したとしても、歯石が除去できずに、ブラッシングで出血が起こり、進行すると歯茎からの出血に膿が混じってくるようになり、口臭がひどくなります。
また虫歯も臭いを持っていて、食べかすや菌が虫歯の穴にたまり、臭いがきつくなり、進行すると神経まで侵され神経が腐ると強烈な臭いとなります。
また、不良なかぶせもので、すき間があったり穴があいている場合なども口臭の原因となる場合があります。
その他に、鼻や喉の病気として、鼻は口とつながっているため蓄膿症や咽頭炎などの炎症があると血液や膿が口の中に出てきて口臭が起きたり、消化性疾患として、食道、胃、腸などの調子が悪い場合、呼吸器疾患、腎疾患などで、唾液の分泌量が低下しまう場合も口臭の原因となります。
規則正しい食生活で体調管理をし、食後の正しいブラッシングをすることにより口臭予防にとって効果があるのです。


Text by 吉田歯科口腔外科 勝又 譲( 2014年3月号 「ダテパー Dr. Dr.プリーズ」掲載)

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