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歯列矯正はむし歯リスクを上げるの?

矯正歯科2014/02/14

 歯列矯正をお考えの方で、矯正治療中はむし歯にかかりやすいのではないか、と不安に思われている人も少なからずいらっしゃると思います。

 確かに、矯正装置を歯に付けると、歯垢がたまりやすくなり、ブラッシングもしづらくなりますので、むし歯になるリスクは高まります。
しかし、矯正治療中は定期的(1ヵ月に1回程度)に矯正装置の調整だけを行うのではなく、毎回、歯科専用の器械で歯のクリーニング行ったり、ブラッシングのアドバイスなどを行ったりしますので、むし歯が急激に増えるということはあまりありません。
ただし、間食や運動中の水分補給など、普段の生活の中で注意していただかなければならない「むし歯リスクを下げるポイント」はいくつかあり、歯科医や歯科衛生士のアドバイスに真剣に耳を傾け、家庭でむし歯予防にしっかりと取り組んでいただかないと、あっという間にむし歯を作ってしまうことがありますので注意が必要です。

 歯列矯正がむし歯のリスクを上昇させることは確かなことですが、逆に、歯列矯正は、歯や口の中への興味をわかせ、歯とかみ合わせの重要性再認識させてくれて、「歯を大切にするキッカケ」を作ってくれます。
実際、矯正治療を受けられた方やご家族にお聞きすると、歯列矯正を受けたことにより、歯や歯並びに興味を持つようになり、歯を大切にする意識が芽生え、矯正治療中だけではなく矯正治療後も、引き続きむし歯や歯周病の予防に積極的に取り組むようになったと多くの方々がおっしゃっています。
当然、意識が変わるだけではなく、歯並びがキレイになると歯や歯ぐきのお手入れもしやすくなりますので、むし歯や歯周病にかかるリスクはおのずと減少します。

 歯列矯正は、「きれいな歯並び、健康なかみ合わせ、美しい口元」をもたらすだけではありません。
むし歯・歯周病予防への意識を高め、一生涯自分の歯でお食事を楽しめ、質の高い快適な生活をもたらしてもくれます。


Text by ふるた矯正歯科 古田 樹己( 2014年2月14日 「青いぽすと」掲載)

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