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歯列矯正を受ける時期はいつがいいのか?

矯正歯科2015/01/26

 歯列矯正は、乳歯と永久歯が混在している時期(1期治療・小児矯正)と永久歯がほぼそろった時期(2期治療・本格矯正)の二つの時期が主な治療のタイミングとなります。
しかし、乳歯列でも治療を開始した方がよい場合もあり、治療のタイミングは症状や諸条件によって異なります。

 お子さんの歯列矯正の場合、永久歯が全部生えそろった時点で、きちんとした歯並び・かみ合わせにするために、今何をすべきかと考え、治療方針を決定する必要があります。
目先のことだけ考えて治療にあたっていては対応できません。
そして、歯並び・骨格の状態だけではなく、お口の衛生状態、ご家庭のご事情、親御さんや治療を受けられるご本人のお気持ちなどを総合的に考え、治療のタイミングや装置の選択を行います。

 1期治療(あごの成長や歯の生え変わりが盛んな時期の歯列矯正)は、不確定な要素が多く、ある面、大人より診断、治療が難しい時期ともいえます。
しかし、その変化に富んだ時期だからこそ可能になることも数多くあります。
あごの成長を利用した治療が可能であったり、歯の動きが早かったり、かみしめた際の歯の痛み・違和感が少なかったり、歯を抜かないで済んだり、歯や歯ぐきへの悪影響を回避できたり、数多くのメリットが挙げられます。

 お子さんの歯並び・かみ合せが気になるようでしたら、お早目に矯正歯科医にご相談されることをお勧めします。
また、問題がないと思われる場合でも、できれば小学校低学年までに一度、矯正歯科医や小児歯科医に診ていただくことをお勧めします。
気づかない問題が潜んでいる場合もあります。

 また、歯ぐきがしっかりしていて、健康な方であれば、50代、60代以降の大人の方でも歯列矯正は可能です。
最近では、装置が目立たず、歯の痛み違和感が少ない、その上、衛生管理もしやすいワイヤーを極力使用しないマウスピースを利用した矯正治療法もあり、人の目を気にせず、快適な日常生活を送りながら歯並びが治せる時代となっております。
(治療は保険適用外となりますので、費用に関しては歯科医へご相談ください)


Text by ふるた矯正歯科 古田 樹己( 2015年1月26日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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