■ご訪問者数:25848984
カワムラ歯科クリニック  昭和ごとう内科  たからまち総合診療クリニック  アイビー函館クリニック 

コラムを読む

新しいニキビの外用薬が承認されました

皮膚科2015/04/20
うめき皮膚科
梅木 薫 院長
プロフィール
平成3年 弘前大学医学部卒業、弘前大学皮膚科学教室入局。国立弘前病院、五所川原市立西北中央病院、市立函館病院(科長)を経て現在に至る。
日本皮膚科学会認定専門医
住所
函館市桔梗町403-356
TEL
0138-34-3311

 日本はニキビ治療の後進国と呼ばれていましたが、少しずついろいろな薬が承認され、今年4月に、欧米では1960年代より使用され標準治療になっている、過酸化ベンゾイル製剤(BPO)が加わりました。
BPOは、ピーリング効果で毛穴の詰まりを取り、ニキビの始まりである白ニキビ、黒ニキビを治療し、ニキビ菌が嫌いな酸素を発生させることで、ニキビ菌が増えてしまった赤ニキビを改善します。
近日中には、少し濃度が高いBPOと抗生剤が一緒になった外用剤も承認予定で、よりニキビへの効果が期待できます。
しかし、副作用として、赤み、乾燥、刺激感が出ることがありますので、肌の状態を診て使用できるかどうかを判断します。
ただ、ニキビ痕には効果がありませんので、ニキビ痕になる前の赤・白・黒ニキビの段階で、皮膚科専門医を受診してください。


Text by うめき皮膚科 梅木 薫( 2015年4月20日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

はこだて医療情報に登録されている詳細ページリスト(50音別)

医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科
医科 歯科  
医科 歯科  
医科 歯科  
医科