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腸内細菌叢〈そう〉(腸内フローラ)とプロバイオティクス

消化器内科2017/02/20

 最近「腸内細菌叢(腸内フローラ)」や「プロバイオティクス」などの話題が、健康との関わりからメディアなどでよく取り上げられるようになりました。
医療の世界でも、腸内細菌叢と炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)や大腸がん、さらに脂肪性肝炎(NASH:ナッシュ)などとの関わりが明らかにされつつあり、プロバイオティクスの有用性が報告されています。
ヒトの腸内には約1000種類、100兆個の実に多くの細菌が生息しているとされ、これらは植物が群生している様子に例えられ、腸内フローラ(植物群、叢〈そう〉)とも言われます。
これらの腸内細菌のうち、善玉菌と呼ばれる乳酸菌とビフィズス菌は、乳酸や酢酸などを作り腸の働きを整えます。
さらにビタミン類を作ったり、免疫細胞を活性・協調化させアレルギーを軽減する作用も知られています。
一方、悪玉菌と呼ばれる大腸菌やウェルシュ菌は腐敗物質を産生し、さらに発がん性を有する胆汁酸やニトロソアミンを作り出します。

 さて「プロバイオティクス」とはなんでしょうか。プロバイオティクスとはアンチバイオティクス(抗生物質)の反対の用語で、“共に”(pro-)“生きる”(-biosis)、つまり「共生」という意味からきています。
定義としては「腸内細菌叢のバランスを改善し、人体に良い影響を与える微生物またはそれらを含む食品」のことです。
具体的には動物の乳を発酵させる「乳酸菌」や「ビフィズス菌」などがあり、その食品がヨーグルト、乳酸菌飲料などです。
さらに植物性乳酸菌が作る漬け物、納豆(納豆菌)などもプロバイオティクス食品とされます。
また、食事では善玉の腸内細菌の栄養になる食物繊維(水溶性および不溶性)や、果物などに含まれるオリゴ糖(小糖類、プレバイオティクス)を摂取して、腸内細菌叢のバランスを整えることが健康にとって大切です。


Text by 山城消化器科内科クリニック 山城 雅明(  「」掲載)

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