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目薬の『ステロイド』

眼科2018/05/14

 桜も咲いて暖かくなり、「花粉症で目薬を処方されたら、『ステロイド』と書いてあったので心配です…」とのお問い合わせが多い季節です。
テレビ等で危険な印象があるようですが、点眼薬には目以外の副作用はありません。

 ステロイドの副作用としては、
①眼圧上昇:約2週間後から一部の方に起こります。
眼科で眼圧を確認するしかありません。
放置すれば緑内障に進行し治療法がありませんが、そうなる前に中止すれば問題ありません。
②白内障:1年以上後から一部の方に起こります。
若い世代でも起こり、手術以外では治すことができません。
③(眼の)感染症:期間によらずまれにありますが、糖尿病やコンタクトレンズなどの事情がある方が多いです。
自覚症状の悪化で気付くことが多いです。

 ステロイドは「短い間だけ使う」「長く使うなら受付で『薬だけ』と言わない」「『検査は不要』と言わない」なら心配なく、とても良い薬だと思いますよ。


Text by 江口眼科病院 松浦 恭祐( 2018年5月14日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

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