単純疱疹を繰り返す方へ
単純疱疹は、ヘルペスウイルスによって、口、鼻、眼、陰部に痛みを伴う水ぶくれが出現する疾患ですが、中には何度も繰り返す方がいらっしゃいます。再発性単純疱疹の治療は再発時すぐに行うことが望ましいのですが、すぐに受診できない方がほとんどです。そのため、今までの抗ウイルス剤を1回4錠で1日2回分を事前に処方を受けて、自己判断で再発治療ができるようになりました。
ただこの処方には、①同じ病型を年3回以上繰り返していること②再発の初期症状(患部の違和感、灼熱感、瘙痒感(そうようかん)等)をご自身で判断が可能であることが条件で、1回目は初期症状発現後6時間以内に内服し、2回目は1回目の内服から12時間後(計18時間以内)に行わなければいけません。少し煩わしいですが、再発時すぐに薬を内服できる安心感につながると思います。
さまざまな皮膚トラブルの解消に努める。土・日、午後7時30分までの夜間診療を実施。
市電「五稜郭公園前」から徒歩約5分に位置する「すどうスキンクリニック」は、2006年7月に開設。形成外科、美容外科、皮膚科、脱毛を中心に皮膚全般のさまざまなトラブルに関する診察・治療を行っている。「お肌のトラブルやコンプレックスに対して、患者さんがいつまでも若々しく、自信回復につながるなど、さまざまな要望に応えられるよう取り組んでいますので気軽にご相談ください」と、須藤聡院長は話す。 形成外科領域は外傷や皮膚の腫瘍(できもの)、先天性奇形など、その対象は頭の先から足の先まで及ぶ。
粉瘤(ふんりゅう)や眼瞼下垂症、陥入爪(巻き爪)などのほか、二重まぶたの手術(重瞼術)やシミ、シワ、たるみ、腋臭症(わきが)、イボ、ホクロ、白癬症(水虫)、湿疹など、美容外科・皮膚疾患全般に対応している。
細かいシワや毛穴、ニキビ跡、傷跡などに効果を発揮するフラクショナルレーザーをはじめ、脱毛、シミに対するレーザー治療、ラジオ波治療などを導入し、最大限の効果が得られる治療を実施している。 また須藤院長は、寝たきりの高齢者に多い湿疹や褥瘡(じょくそう・床ずれ)などに対する訪問診療(往診)も積極的に行っている。
手術日があるため診察は予約制で、土・日、夜間診療も行っている。
耳の穴、耳あかの基礎知識
耳の穴は「成人」は約3cm、小児では約2cmくらいあります。
その末端が鼓膜になっています。耳の穴の皮膚は人間の体の中で一番といっていい程とても薄く、ちょっとした炎症でもかなり痛みを感じます。 耳の穴は真っ直ぐな円筒と思われているでしょうが、実は鼻のある方へゆるやかに湾曲しています。
概して耳掃除の時に痛いと感じるのは耳の穴の後ろの壁を突いているためです。
耳の穴の解剖学的知識があれば、痛くなくきれいに耳掃除ができるはずです。 綿棒などを耳の穴に入れる場合は耳介(じかい=耳のへり)を上後方へ引っ張るようにしておいてからだと耳の穴が真っ直ぐになりうまくいきます。
現在ペンライト型のものが売られていますので、明るくして良く観察しながら掃除することをお薦めします。 耳あかは湿ったものと乾いたものの2種類があります。
この違いは耳垢を作るアポクリン汗腺とエクリン汗腺の2種類の腺の量によります。
アポクリン汗腺の量が多い人は湿ったベタベタした耳あかになります。
ベタベタだからといって決して病気ではありませんが、心配して来院する方も多いようです。 アポクリン汗腺は脇の下にもあり、匂いを出す腺でいわゆるワキガの原因となります。
これは西洋人に多く見られる特徴で、フランスなどで香水が発達普及したのはそのためだといわれています。
日本人を含め東洋人では比較的乾いた耳あかの人が多くを占めています。
余談ですが、湿った耳あかの人であれば、より西洋人に近い体質と考えて良いでしょう。 耳あかの性状は遺伝します。
両親のどちらかが湿った耳あかであれば、子供さんのうちの何人かはやはり湿った耳あかになる訳です。
何度も言うようでうが、湿った耳あかだからおかしいとか病気だとか考えられては困ります。仕方ないことなのです。
実際の話ですがご主人に「お前の耳あかは俺のと違い変だから病院に行ってこい」と言われ来院した主婦がおりましたが、全く心配ないことなのです。 また、耳あかのたまりやすい人たまりにくい人、右と左でたまり具合が違う人など、これらは個人差の問題で何の心配もありません。ご安心ください。
粉瘤
顔面、頚部、肩、背中などに日常よくできるできものとして粉瘤という皮膚の病気があります。
触ると少し弾力性のある皮膚の下のしこりで、大きさは直径0.5~5cm様々です。
強く押すとかゆ状の臭い内容物が出てきます。
顔面の場合、気になるしこりで触っていると炎症が起き化膿して発赤、熱感、痛みを生じます。 原因は毛穴がふさがって皮脂腺が袋状に膨らみ皮脂や角質などが詰まったためですが、それが臭いにおいを放ちます。 治療は抗菌剤、消炎鎮痛剤では完治出来ませんので、しこりが炎症を起こす前に外科的に皮膚の下のしこりを袋ごときれいに取り除きます。傷跡も目立ちません。 炎症が起こって赤くはれ上がっていう時には、まず、腫れあがったブヨブヨした中心部をメスで切って排膿させ、痛みを治め、抗菌剤、消炎鎮痛剤を内服していただき、炎症が落ち着き小さく限局したしこりの部分を切り取ります。
炎症が起こってからの治療は時間がかかり傷跡も目立つことが多く、また、治療を中途半端で中止すると、再発したときにより大きなしこりが出現することがありますので、専門医の指示に従ってください。
特に顔面などでは炎症がないしこりの状態で治療を受けましょう。 治療期間は炎症のない粉瘤を摘出する場合は1週間程度ですが、炎症が起こってからでは2週間以上かかります。
治療は健康保険にて行います。詳細は形成外科の専門医にご相談下さい。
解熱剤の有効な使い方
風邪を引いて高熱が出るとまず解熱剤を使用したくなりますね。
以前は発熱は身体が衰弱するので直ぐに解熱剤を使用して熱を下げなくてはいけないという考えがありました。
しかし現在は解熱剤の使用をなるべく控えるように指導しています。
その理由の一つに風邪のウイルス等は体温が低い方が繁殖し易い、つまり体温が高い方が増えにくいのです。
また体温が上がった方が免疫担当細胞の活性が上がりやすく細菌やウイルスをやっつけ易くなります。
他にも色々な理由がありますが体温が高い方が悪い病原微生物をやっつけ易くなると言うことです。
しかし高熱で辛そうにしている状態をそのままにしておくことも出来ません。
では解熱剤はいつ使ったら良いでしょう。
私は解熱剤の使用するタイミングを体温ではなくて状態を優先しましょうとお話ししています。
高熱でも元気にしている子がいるかと思えば、たいした熱で無くてもぐったりしている子もいます。
特に乳幼児は自分の状態をうまく話せません。
こういった場合、その子の食欲やご機嫌で判断します。
高熱でも元気で食事がとれている子は解熱剤の使用は必要ありません。
水分を取らせ冷たいタオルでクーリングしていれば良いのです。
解熱剤の目的はただ体温を下げる為に使用するのでは無く、水分や栄養がとれる様に、薬が飲める様になる為に使うといっても良いでしょう。
発熱直後はまだ体力も十分にありますので多少食欲が落ちていても無理に体温を下げる必要はありません。
それよりも病原微生物と戦う為の生体防御反応としての発熱ですので無理に下げてしまうことの方が結果的に病気を長引かせる可能性があると言うことを理解しましょう。
また、高熱によりなかなか寝付けないでいるような時にも使用すると良いでしょう。
どうしても体温をめどに使いたいときはなるべく38.5℃以上になってから使用するようにしましょう。
解熱剤の使用については主治医の先生の説明を良く聞くようにして下さい。
スマホ老眼が急増!!
人間の目の構造は、カメラに似ています。
水晶体はカメラのレンズにあたり、遠くを見る時は薄くなり近くを見る時は厚くなるように調節しています。
老眼とは、この調節力が衰えてくる状態で40歳前後から始まります。
しかし、最近は近くが見づらい、かすんで見える、夕方になると物が見づらい、頭痛、肩凝りなどの老眼の症状が小学生から30代までの若い方にも出てきているのです。
スマホの普及によりスマホゲームをやる人も多く、若い人は1日平均7時間以上、10人に1人は15時間以上もスマホを見ているとの調査結果もあります。
こんなに長時間スマホを見ていると、調節力が衰えて老眼と同じ症状が出る、いわゆる「スマホ老眼」になってしまいます。
また、下向き姿勢で頬やあごもたるみ、老け顔になるとも言われています。
ぜひ眼科で正確な視力検査を受けてみましょう。
足がむくむようになったら
足のむくみは、食事で摂った水分や塩分の一部が尿として排出されず下半身にたまってしまう状態です。
原因のひとつは腎臓からの塩分排泄の低下です。塩分は体内で水と一緒に移動します。塩分排泄が低下すると腎臓で作られる尿の量も減少してむくみます。
それに下肢の筋力低下が加わり足のむくみになります。ふくらはぎは第2の心臓とも言われ下半身の血液循環を担います。筋力低下により下半身の水分を上半身へ押し上げることができないので足がむくむのです。
足がむくむようになったら行うべき対処法
塩分の排泄が低下しているので、塩分の摂取を少なくすることでむくみの改善が期待されます。1日食塩量は成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満、高血圧や腎臓病など持病のある方では、6g未満が推奨されています。調味料や食品に表示されている「食塩相当量」を確認する習慣をつけて適正な制限を目指しましょう。
下肢の血液循環を良くするために踵を上げ下げする体操(カーフレイズ)もおすすめです。朝から夕方までまめに行うようにするとむくみが解消することがあります。弾性ストッキングを起床時から夕方まで装着したり、夕食前に下肢を挙上して30分くらい横になるのも効果的ですが、持病によっては禁止されることもあるので、かかりつけ医へ相談しましょう。
足がむくむようになったら注意すること
動脈硬化が潜んでいるかもしれません。動脈硬化は脳卒中や心筋梗塞、狭心症、腎臓病の原因となることがあります。動脈硬化以外の病気でむくみが生じることもあります。日中に尿が作られない分だけ夜間の尿量が増えて夜間頻尿になることも。
むくみや夜間頻尿が続いている方は、かかりつけ医などへの相談が必要です。
寒くなると涙目? 乾き目?
冬場は空気が乾燥してきますが、それに加え暖房を入れるとなおさら室内の空気が乾燥してきます。
そうすると目が乾く、ショボショボするという患者さんが急に増えてきます。
乾き目=ドライアイの患者さんには2種類あります。
涙が根本的に少ないタイプと涙は普通の量なのに乾き目になってしまうタイプです。 前者はシェーグレン症候群と呼ばれ、涙の他に唾液も少なくなって口も渇く病気です。
治療は、ヒアルロン酸や人口涙液といった点眼液をさして水分を補充して、目頭にある涙の下水の入り口=涙点(るいてん)にプラグという詰め物をして少しでも涙が目にたまるようにしてあげます。 後者は結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)と言って、白目の表面の皮=結膜がだぶついてくることによって涙が目の表面で安定しなくなり蒸発しやすくなってしまうという病気です。
治療は、だぶついた結膜を引っ張って伸ばして縫い付ける手術をします。「EYES CURE(アイズキュアー)」というドライアイ用のメガネも有効で す。
スキーのゴーグルのようにレンズ・フレームと顔の隙間を埋めるパッドがあり涙の蒸発を防いでくれます。
また、加湿器の役目をする水タンクが付いて目を潤してくれます。 逆に冬場は涙目になるという患者さんも増えてきます。
先に挙げた涙点が小さくなってしまう病気~涙点狭窄症(るいてんきょうさくしょう)の患者さんは、冷たい風に当たると涙が増え、それが目の外に捨てられなくなるので涙があふれてしまうのです。
また、涙点だけではなく、目頭から鼻にかけて通っている涙の下水管=鼻涙管(びるいかん)自体がつまってしまっている病気もあります。~鼻涙管閉鎖症(びるいかんへさしょう)。
これらの場合、まず涙を減らす目薬を使ってみますが、効き目が少ないようならば、涙点切開術や涙道チューブ挿入術などの涙目の手術をする必要があります。
男性の性(20)
性的に魅力的な体型というのは、男性と女性では感じ方がかなり違うようです。
男性から見て性的に魅力的な女性の体型は千差万別で、痩身長躯・豊満短躯・痩身短躯・豊満長躯と大雑把に分けると4タイプ、もちろん規格を著しく逸脱している場合、魅力的と感じる人は少ないのが現実ですが、どの体型が魅力的かは、オトコにとって『人の好みは十人十色』だと思います。 ところが女性から見た男性の、性的に魅力的な体型を、いわゆるタレントや俳優の人気投票などで見てみると例外なく痩身長躯が圧倒的で、身長についての好みは自分の身長との釣り合いを考えれているのか、好みにややばらつきがあっても、肥満体型の著名人が性的魅力上位にランクされることは滅多にないようです。 女性にとって、性的な意味でオトコはよくオオカミに例えられます。『オトコはオオカミなのよ〜、気をつけなさ〜い』『あなたもオオカミに変わりますかあ〜』(作詞はどちらも阿久悠)などと、ピンクレデイーや石野真子が歌うずっと以前から、道草した赤頭巾ちゃんを、おばあさんに化けて食べてしまうのもオオカミでした。
オオカミほど『飢えた』とか『痩せた』という形容詞がぴったりな動物はないような気がします。
女性にとってオオカミは恐怖の対象で危険だけど、裏腹に性的に魅力的なのではないか?と思ってしまいます。 今年の性機能学会雑誌8月号に『肥満と男性不妊』『肥満と勃起機能障害』という2つの演題が紹介されていました。
聖路加国際病院からと東邦大学大森病院からの報告です。
どちらも、肥満は男性不妊や勃起障害の危険因子のひとつとなりうるという内容でした。 若年女性(つまり妊娠・出産前の女性)が痩身男性に性的魅力を感じるのは、動物の本能としての生殖・種保存の観点からすれば当然なのかもしれません。
まさに『処女の直感は鋭い!』。(続く)
エステでは味わえなかった、高濃度ビタミンC点滴療法とメディカルエステ
ワンランク上の美肌メディカルスキンケアは高濃度のビタミンC、ビタミンB群、ミネラル、細胞活性因子の点滴療法と同時にメディカルエステ『イオントフォレシス・ソノフォレーシス』などビタミン導入をおこない、ストレスよって疲れた肌の免疫能力を改善させ、エステでは味わえなかった、くすみのない美しい肌へのメディカルスキンケアと肌老化予防の時代です。 肌のトラブル(しみ、くすみ、しわ)を改善するためには、肌の表面だけのスキンケア『イオントフォレシス・ソノフォレーシス』ではなく、体内に欠乏している各種ビタミン、ミネラルを同時に補給することでより早く効果が期待できます。
そして、短時間に全身の新陳代謝が盛んになり効果が実感できます。 注目されている点滴療法のマイヤーズ・カクテルはアメリカの開業医で広く行われている高濃度のビタミンC、ミネラルの点滴でビタミン・ミネラルを症状に応じて、全身の細胞に直接送り込み、免疫改善、肌などの老化予防、慢性皮膚炎、慢性疲労などの疾患に効果があります。 また美肌の点滴療法では、これらの点滴にプラセンタ『人の胎盤から抽出した各種アミノ酸、酵素、核酸、ビタミン、ミネラルなど細胞活性因子』併用してさらに大きな効果を得ております。 こんな所が気になる方に
- お肌のトラブルが気になる方で、仕事が忙しく時間がない方
- 最近疲れやすく、お肌の老化が気になる方
通常、週に1~2回のペースで継続されることが理想です。所要時間は30分程度です。









