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インフルエンザあれこれ・・・

内科2019/09/30

 函館にもようやく涼しい秋の季節がやってまいりました。この時季になると、話題になるのが「インフルエンザ」です。そこで、今回はインフルエンザの予防接種について話したいと思います。「いつ頃予防接種をしたらいいのか」という質問を耳にします。成人では通常、1回の予防接種を行うと、接種後2週間を経過したあたりから血中の抗体の量が増え始め、4週後にその量は最大になります。そして、3~5カ月かけて少しずつ抗体量は減っていきます。つまり、10月に接種すると、11月には抗体の量が最大となり、その後、翌年の2~4月まで感染予防効果が期待できるというのが、理論上の話となります。早ければ、11月にインフルエンザの流行が始まりますので、10月中の接種が好ましいのではないでしょうか?

 ここで、「そもそも抗体とは何か」を簡単に説明します。抗体とは、体内に侵入してきたウイルスにくっつき、ウイルス本来の「感染させる」という役割を失わせるものです。もともと、ウイルスが体内に侵入すると、免疫系が反応して抗体を作ります。しかし、抗体ができあがる前にウイルスに侵入されてしまう場合があります。これが予防接種をしておくことで、ウイルスが侵入する前から抗体を作り、ウイルスと戦う準備を前もってしておくことができます。なかには、抗体をすり抜けてウイルスが侵入し、「予防接種をしたのにインフルエンザにかかってしまった」という方もいらっしゃいます。

 予防接種が実際に、どのくらい発症予防に有効かを調べることは一筋縄ではいきません。例えば、インフルエンザは毎年型が異なっていたり、二つの型が同時に流行することもあります。また、周りへの感染力もその地域の年齢層や人口密度によって大きな差が生じます。成人では1回のワクチン接種では50%しか予防できないという統計もあります。それでもやはり予防接種によりウイルスと戦う準備をしておくことはとても大切だと感じます。今年も早めの予防接種をお勧めします。予防接種につきまして、何かお聞きになりたいことがありましたら、内科医にご相談ください。


Text by おの内科呼吸器内科クリニック 小野 貴広( 2019年9月30日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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