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いま一度感染予防の徹底を

内科2021/07/08

新型コロナウイルスの感染が中国で確認されてからすでに1年以上が経ちました。

いまだに感染収束の兆しも見えず、みなさんも心労の多い日々が続いていると思います。

この1年でわかったことと言えば、「感染がすぐに広がり、いわゆるクラスターを容易に発生させてしまうということ」「感染しても無症状の方がたくさんいるということ」だけです。

日本でも、ようやくワクチンの接種段階にまでこぎつけましたが、いまだ治療法も確率していないのが現状です。

風邪と一緒だから恐れる必要はないとメディアで持論を展開している有識者も多数おりますが、味覚・嗅覚障害や脱毛、全身倦怠感などが長期間にわたって続くといった後遺症に悩まされる方も多く、一般的な風邪とは一線を画す感染症ではないかと思っています。

もちろん高齢者だけではなく、小さなお子さんにも感染してしまいます。

そのため、大切なものは感染予防の継続と徹底です。

1年以上にわたる長期間の感染予防の精神的な疲弊や自粛疲れといわゆる「コロナ慣れ」により感染対策が疎かになってきていないか、いま一度考えてもらいたく、今回このテーマで話しをさせていただきます。

大半の方々が徹底して行っているマスクですが、中には鼻がマスクから出ていたり、顎にマスクをかけていて全く感染予防の意味を成していない方や、嫌がるからという理由なのかもしれませんが、マスクをされていない小さなお子さん、街中でマスクすらせずに談笑している中・高校生などがいまだに見受けられます。

全国的には高校の部活動クラスターや保育園クラスターなども起こっており、いかにお子さんにきちんとマスクをさせ感染予防を行うかも大切なことの1つです。

「自分が無症状の感染者かもしれない」と考え方を切り替えていただき、「感染するのを予防する」だけではなく「、感染させないように予防する」よう心がけてください。

また、ドアノブを介してクラスターが発生したと報道されたこともありました。「商業施設などに入るとき」だけではなく「その場所から出るとき」「ご自宅に戻られたとき」にもきちんとアルコール消毒を行っていただきウイルスを家庭内に持ち帰らないようにしてください。

1日も早い「コロナ感染者ゼロ」を目指し、いま一度感染予防の徹底をお願いいたします。

わたくし自身もみなさまとともに感染予防に努めてまいります。


Text by おの内科呼吸器内科クリニック 院長 小野 貴広( 2021年3月29日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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