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歩く時の足の痛みは要注意

 季節はずれの雪も消えて遅い春がやっと来た。
春、運動を開始するにはウォーキングが安全で最適。筋肉量が増加して基礎代謝量が高まり、内蔵脂肪は効率よく燃焼され、貯まった脂肪エネルギーが燃えやすい効率的な身体が造られる。 さて、歩いているときに足が重くしびれてだるくなり、歩けなくなってしまった苦い経験はありませんか。この特徴的な症状が「間欠性破行」。 「腰部脊柱管狭窄症」では、腰椎の加齢的変化で神経スペースの脊柱管が狭くなり、「間欠性破行」を生じる。
一定の距離を置くと、足がしびれてだるくなり歩けなくなるが、腰を曲げて前かがみになると症状が改善する。
この「間欠性破行」は、閉塞性動脈硬化症でも生じる、足の血流が悪化するのが原因。病状が進むと安静にしていても、足が痛み、指先の色が紫色や蒼白になる。
更に放置すると足が壊死し、足の切断を余儀なくされる怖い病気でもある。 間欠性破行を年齢のためと簡単に考えず、レントゲン、CT、MRI、温度をはかるサーモグラフィーや血管壁の硬さや脈波をはかるABPIなどの検査を受けることが大切。
早期であればいずれの疾患でも、内服や注射療法で治療することが出来る。このような症状の方は、早く整形外科で受診することをお勧めする。


Text by 大村病院 大村 和久( 2010年5月10日 「みなみ風」掲載)

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