ノバシェイプ 〜完全に痛みなく脂肪細胞を破壊する、最新のシェイプアップ医療機器〜
従来の施術で多く用いられてきた脂肪吸引は、麻酔をしメスで切らなければなりません。
ということは、多少のリスクを背負わなければなりませんでした。
また、個々のダイエットをする場合にはいろいろな方法があり過ぎ、どれが自分に合うのかわからない、続けられないのが本音ではないでしょうか。
それらの問題を解決したのが『ノバシェイプ』です。
ノバシェイプは非侵襲性(痛みなく、メス・麻酔を使わない)の脂肪減量とボディーシェイピングの実現を目指して何年にもわたり研究を重ねた結果生まれた最新装置です。
今までのシェイプアップの機器との違いは、脂肪細胞を破壊することにあります。
そして、シェイプアップを実現させます。
ノバシェイプソフトウェアにより超音波を継続してスイープし、脂肪組織部位の密度、深度、形状に適した特異的周波数を出力させます。
頭部以外のほとんどの部位で治療が可能となり、僅か1回の治療で効果が得られます。治療後(脂肪細胞の破壊後)放出された脂肪は身体の血管、リンパ経路を経て代謝されます。
ノバシェイプの共鳴効果によるダイナミックキャビテーションとは、急激な圧力の変化(超音波)によって微細な気泡が大量に発生する物理的現象で、このキャビテーションにより、気泡の形成と気泡の破壊による持続的な圧力が、脂肪組織を包む組織液にその高い機械的圧力が生じ、脂肪細胞膜を破壊します。
最初の治療で明らかな効果が得られます。
お腹であれば、個人差はありますが、施術後7〜14日目より腹囲で2〜3cmの減少が認められ、脂肪吸引(最大でも腹囲5cm減少)にも劣らない効果が得られます。
より効果をお望みの方には、脂肪量に応じて1部位につき2回程度の施術が可能です。
また、1回の施術でより効果を出すためには、脂肪柔軟液の注入の併用も可能です。
また、脂肪細胞破壊後に生じた脂肪をより効率的に代謝させるコースも選択できます。
春の眼科検診での視力と色覚検査
新学期を迎え、我々眼科医も学校健診のため小・中学校を訪れます。視力検査を含め、目の病気が疑われれば専門医を受診するようにと、健診の結果用紙を子供達は学校から頂いてきます。その中で特に注意しなければならないのが小学校一年生の視力検査の結果でしょう。小学校一年生にとって視力という検査は初めての経験で、そのため本来の視力より低く出ただけということもあります。
しかしこの年齢で結果が悪い場合、遠視や乱視のお子さんも多く見受けられます。そして、遠視や乱視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この一年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復できなくなってしまうこともある、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。
簡単に言うと、近視は少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントが合った画像が目に入るので弱視になることはありません。それに対し強い遠視や乱視の場合は近くも遠くもピントが合わず、常にぼやけています。いつもはっきりしない画像しか見えていないため、放置するとメガネで矯正しても視力がでない弱視になってしまったり、また、斜視を来すこともあります。
色覚検査は現在希望者のみ行われています。先天性色覚異常は男児だと、おおよそクラスに1人いる換算になります。
小学校に上がると消防車の写生を全員でしたりと色使いにも色覚異常の児童ははっきりと現れることになります。 美術以外の教科でも先生が黒板に書いた字が見づらい・学校の掲示物が読みづらいなどの不具合が出ることもあります。小学生のうちにぜひ色覚検査も受けてみることを勧めます。
健康診断で視力の結果が悪いときには放置せず、必ず専門医の精密検査を受けましょう。
姿勢と眩暈(めまい)
眩暈は、体のバランスをとる機能の異常から生じますが、この体のバランスには、耳(内耳というところ)や目の働きに加えて、実は体を支える筋肉も重要な働きをしています。
つまり首や背中、足腰の力の入り加減で、体の重心がどちらに傾いているのか、判断されます。
筋肉は力を出すだけではなく、どのくらいの力が入っているかの情報を脳に送っています。
このために、首のコリや、腰痛から眩暈を生じることがあるのです。
手に拳大の石を持ったとき、腕を真っすぐに保つと力を入れなくても安定しますが、手首を曲げたり、腕を傾けると、腕や肩に力が入ります。
この状態が長く続けば腕や肩が疲れてしまいます。
デスクワークなどでうつむいてばかりいると、首に力が入りっぱなしです。
年を取ると、背中が丸くなってきますから、前を見ようとして、アゴが突き出て、首は後ろに曲がります。
やはり首の後ろに力が入ります。
強い力を入れた後、力の加減がうまくいかなくなった経験があるでしょう。
重いものを持った後、字を書こうとするとペンが軽いために文字が大きくなったり、あるいは手が震えたりすることがありますが、長時間、不自然な姿勢を取った後とか、緊張した時間が長かった後など体を支える筋肉群の緊張が異常になり、体がどちらに傾いているのか、分からなくなります。
明るくて周囲がよく見えれば、体の傾きは目で分かりますが、夜間、床に就いたときなど、体が沈むような感覚や体が回るように感じたりします。
また、トイレに起きて暗い廊下を歩くとき、体の揺れを強く感じる場合があります。
このような眩暈はMRI検査や耳検査をしても異常は見つかりません。
原因がはっきりしない眩暈の中にはこのようなものがあると思われます。
こんな時、筋肉の緊張を正常に戻すために、デスクワークの合間や、就寝前のストレッチをお勧めします。
また、そうならないために、日ごろから、正しい姿勢を心掛けることが大事です。
矯正治療と美容(審美)について
最近、テレビでは美容外科や審美歯科のコマーシャルや番組がよく見受けられます。私もテレビをよく見ますので、出演者(患者さん?)が美容外科治療で大変身する姿に驚き、感動し、そして外見が、いかに本人の心理状態に大きな影響を与えるのか知ることができます。さて、今回の題名ですが、矯正治療と美容(審美)治療はどこが違うのでしょうか。
矯正治療を希望される方のほとんどが、審美(美容)の改善を主訴に来院されます。実際、矯正治療では症状によって、大きく審美性を改善することが可能で、歯並びだけではなく、顔・・・特に口元の形を大きく改善し、美しい笑顔を得ることができます。
しかし、矯正治療の目的は審美(美容)の改善だけではなく、悪い咬(か)み合わせを正しい咬み合わせにすることにより「咬む」「発音」等の口腔機能を改善し、同時に虫歯や歯周病の予防をすることが大きな目的です。また、成長途上のお子さんにとっては、顎(あご)・顔の成長を正しく誘導し、健やかな成長・発育を促すことも大切な目的です。少し難しいお話になりますが、形態と機能は表裏一体で形態(歯並び)を治療することにより、機能(咬む、発育)を改善するのが矯正治療と言えます。
乳幼児の下痢~水分と食事の与え方~
乳幼児は、さまざまな理由で下痢をします。基本的には、便がゆるくても、吐き気がなく元気で食欲があれば、食事を制限する必要はありません。吐き気が強く、嘔吐(おうと)を繰り返すときには、数時間、口に何も入れずにお腹を休ませますが、小児は脱水になりやすいので、点滴などの治療が必要になることがあります。
吐き気が軽くなってきましたら、乳幼児用イオン飲料や医師から処方された経口(けいこう)補液剤を、少量ずつ頻回に与え、徐々に量を増やしてください。このとき、大人用のスポーツ飲料は、電解質と糖分の組成が違いますので、乳幼児の下痢のときには不向きなことがあり、注意が必要です。吐き気がなくなりましたら、ミルクや母乳、消化の良い食べ物を少しずつ開始します。
乳児の場合、母乳はそのまま飲ませてあげてください。母乳は消化吸収に優れていますし、感染を防ぐ物質や下痢を治すための物質がたっぷりと含まれています。人工乳(ミルク)の場合は、下痢が軽いときには通常の濃度で、下痢が強いときには二分の一~三分の二程度に薄めたミルクから開始します。下痢が続くときには、特殊なミルクが必要な事もありますので、医師に相談してください。授乳の合間には、乳幼児用イオン飲料などで、不足している水分量を補いましょう。離乳食は、吐き気が無くなり水分が取れるようになってから再開します。下痢が軽いときは、一段階前の離乳食から開始し、下痢が強いときは、初期から再開します。便の様子を見ながら、あせらずにもとの段階にもどしていきます。
幼児の場合は、水分が飲めるようになった段階で、重湯(おもゆ)、野菜スープ、みそ汁などを経て、お粥、柔らかくゆでたうどんや野菜(にんじん、かぼちゃ、じゃがいもなど)、豆腐、白身魚、鶏のささみなどを与えていきます。
いずれの場合も、原因や重症度で対応が異なることもありますので、医師の診察とアドバイスは必ず受けましょう。
逆流性食道炎と生活習慣について
食後にちょっと一休み…と横になったときや前かがみの姿勢になったときに、酸っぱいものが上がってくる。
…何となくジリジリと胸やけがする。
最近やたらとげっぷが出る。
…などの症状が起きることはありませんか?これらの症状は胃液(胃酸)が食道へ逆流するために起こるもので、「逆流性食道炎」という病気の可能性があります。
逆流性食道炎とは、胃と食道の境目にある括約筋が様々な理由で緩んでしまうことによって胃から食道へと胃酸が逆流し、食道の粘膜にただれが起こる病気です。
最近は食生活の欧米化に伴い、高脂肪食の大量摂取などが原因で日本人にも逆流性食道炎が増加してきています。
胃酸の逆流を防ぐには、食べ過ぎ・飲みすぎをしないようにし、とくに脂っこい食べ物(フライ・天ぷら)や甘い物(ケーキ・チョコレート・あんこ)、刺激の強い物(香辛料、アルコール、コーヒー、タバコ)などを控えるようにしましょう。
また、お腹を圧迫しないようにベルト・コルセットなどはゆるめにして、あまり前かがみの姿勢にならないこと、食後2時間は横にならないで、眠るときは少し上半身を起こすようにすることなどを心がけてみましょう。
以上の対処法でもなかなか症状が改善しないという場合には、一度医師の診察を受けられることをお勧めします。
当院では問診の結果で逆流性食道炎が疑わしい場合には、患者さんの苦痛が少なく楽にできる鼻からの経鼻内視鏡検査を随時施行しています。
内視鏡検査で食道粘膜のただれの程度を確認し、まずは2ヶ月間、胃酸分泌を抑える治療薬を内服して経過をみることになります。
長年、逆流性食道炎の状態を我慢して放っておくことで、食道粘膜のただれが変化して、稀ではありますが、食道腺癌が発生することも分かっています。
大切なことは、症状のあるときには勇気を持って早めに検査を受けてみる!ということです。
今は、内視鏡検査も昔に比べると格段に楽になってきています。
検査に抵抗のある方も、まずは症状のご相談だけでも受診してみて下さい。
身近な多汗・ワキガ症の治療法
スキンケアで多汗やワキの臭いに悩んでいる方が多くいらっしゃいますが、ご本人が多汗症とワキガ症を混同しているケースがあるため、診断内容の説明を充分に受けてから治療を受けることが大切です。
最近よく用いられている多汗症・軽度なワキガ症の治療は、電気凝固法とボツリヌスA毒素による方法です。日常生活にまったく支障をきたさず、翌日から入浴ができて、誰にも治療したことが分からない、短時間(10~30分)で治療可能な方法です。
よく言われているプチ手術的方法なので、改善度や効果期間が限定されます。
多汗症・ワキガ症の治療にはいろいろな方法があるので、症状の程度を診断を受けた上で、日常生活に支障のない方法を選択するか、手術的方法を選択するか、充分な説明を受け医師と相談して決めましょう。
季節性アレルギーと喘息の話
ここ数年積雪量が多くなってきた函館ですがようやく雪解けの季節を迎え、春が近づいてきているのを実感します。
しかしながらこの時期から徐々に花粉症(鼻炎や結膜炎)に悩まされる方が増えてきます。
また、喘息をお持ちの方も季節の変わり目になると症状がひどくなる方が多く認められます。
春・秋の季節の変わり目や、気候の不安定な時期に喘息発作が出やすいことは古くからよく知られています(季節の変わり目に喘息が悪化する原因は、気温、湿度、気圧などの物理的要因と、気候・気象の変化に伴うダニ、カビ、花粉などのアレルゲン、および大気汚染物質を始めとする大気成分の量的・質的変化などが考えられています)。
この季節の道南地区のアレルギー症状はスギ・ハンノキ・シラカバなどの花粉によっておこされることが多いです(道南地区は北海道内で唯一スギが自生しています)。
以前スギ花粉症はアレルギー性鼻炎や結膜炎の原因にはなっても、喘息を起こすことはあまり多くないと言われていましたが必ずしもそうとは言い切れないことがわかってきています。
実は喘息の方でアレルギー性鼻炎を合併している頻度が約50~70%と非常に高率です。
アレルギー性鼻炎の方から見ても、喘息を合併している頻度が約10~20%あるといわれています。
従って、スギ花粉症の患者が喘息になるのはもともと喘息体質があって、気管支が過敏な人がスギ花紛やそれ以外のアレルゲン(ダニ、ペット、カビ)に対して喘息になると考えられます(喘息の主たる原因はダニとハウスダウトといわれています)。
春が過ぎ夏になるとカモガヤ、秋にはブタクサ・ヨモギの花粉が飛散します。
季節性アレルギーをお持ちの患者さんはその時期に合わせて適切な治療を受けることが必要です。
美容外科の肌の若返り治療の変遷
肌のハリを取り戻す若返り治療はシワ取りの手術(フェイスリフト)、コラーゲンやヒアルロン酸の注射、ボトックス注射、IPL(光治療)RF(高周波)のフォトフェイシャルなど治療方法は年々変化しています。
施術後の経過で化粧が出来て日常生活に支障がない方法が主流になってきましたが、持続期間が約6ヶ月であったり、たびたび治療を受ける必要があるため、効果が確かでかつ、効果持続期間が長いシワ取り(フェイスリフト)の手術は今でも行われています。
最近では自分の白血球と血小板を利用した最新皮膚再生治療(セルリバイブ・ジータ)が注目されています。
血液中の各種の細胞成長因子を含んでいる血小板を濃縮して気になる部位に注入する方法で、今までにない自然なふくやかさを再現でき、顔の若返りには最適です。
効果持続期間も2〜3年と長いことが大きな特徴です。
まず、ご本人の血液を特殊な採血管(米国FDAの承認済み)に採取して遠心分離することで、白血球を含んだ濃縮した血小板を採取することが出来ます。
従来の皮膚再生治療(PRP)に使用された血小板の濃度よりも3〜5倍濃度が高く、白血球を混合することで細胞遊走性(細胞を集める性質)を高めるため、従来の皮膚再生治療(PRP)では効果の発現が遅く、成績がまちまちであった問題が改善され、効果出現が速く安定した成績が期待できます。
注入時の痛みはヒアルロン酸、コラーゲン注入より少なく注入は短時間で済みます。
採血から注入までの時間は40分程度です。
細胞成長因子を追加したセルリバイブジータでは洗顔、化粧はでき、軽度の赤味や腫れが7〜10日認められますが、その後今までにない自然な外観が再現されます。
これからの肌の若返りの治療は効果持続期間が長く満足度の高い最新皮膚再生治療を行いつつ、日常は治療予防効果のあるIPL(光治療)RF(高周波)のフォトフェイシャルや各種ビタミンの補給と従来から行われている注入方法を選択していく予防治療になっていきます。
肩関節周囲炎とは何ですか?
通俗的病名では、いわゆる“四十肩・五十肩”として、よく知られている疾病です。
急性期の疼痛(とうつう)が主なときは安静が必要で消炎・鎮痛を第一とします。そして、重いものを持ったり痛みを伴うような動作をしないこと、夜間痛みのあるときはタオルなどで包んで患部の肩が冷えないようにし、また患部を下にして寝ないこと、更に暑い夏場でも扇風機やクーラーなどの冷気を直接肩にあてないことなども大事です。
次に、入浴して少しでも楽になる時には肩関節を動かします。
自分で運動するときは、まず仰向けになって深呼吸し、リラックスした状態にします。そしてなんでもない方の手で痛みのある方の肘(ひじ)をつかんで、引っ張りあげるようにして腕全体を持ち上げます。少し引っ張られる程度で、少し痛みのある程度まで動かしていきます。
しかし運動したことで逆に痛みが強くなるときは、症状に合わせた治療や運動の方法がありますので、整形外科専門医に相談してください。









