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不正咬合は治療する必要があるの?

矯正歯科2013/04/01

不正咬合(悪い歯並び・かみ合わせ)は、治療する必要があるのでしょうか?
放っておいてはいけないのでしょうか?

 一般的に不正咬合は次のような問題を引き起こす可能性があると言われています。
①虫歯や歯周病
②口臭
③顎関節症(あごの病気)
④歯ぐき・粘膜・舌を傷つける
⑤発音不明瞭
⑥肩こりや頭痛
⑦コンプレックス(恥ずかしくて笑えない)
など…。

 一方で歯並び、かみ合わせは悪いが虫歯もないし、今のところ不便は感じていない、という方もいると思います。
しかしながら油断は禁物です。
歯並びも人間の体の一部、常に変化しています。お子さんの時期は成長、大人になると老化という変化が生じます。
年齢を重ねていくうちに不正咬合はさらに崩れていく傾向にあり、悪くなっても良くなることはありません。
中高年以降は歯周病にもかかりやすくなり、不正咬合が悪化し、それが歯周病を悪化させるという悪循環におちいり、体調不良や全身の病気の引き金となったりもします。
また、不正咬合がひどいとしっかりとした歯科治療が受けられないこともあり、歯の寿命を短くしてしまう可能性がありますので注意が必要です。

 若い頃はあまり気にならない不正咬合でも、年齢とともに悪化し、虫歯や歯周病などお口の中の病気ばかりではなく、全身の病気のキッカケとなるかもしれないことを知っておく必要があります。
「生活の質」を上げ、健康で快適な人生を送るには正常で健康な歯並び、かみ合わせであるということは非常に重要なことです。
歯並びは一生を通して変化するものです。
それゆえ、今現在歯並びやかみ合わせがあまり気にならない方でも、お口の中に関心を払い、できれば歯科医院へ定期的に通院し、虫歯・歯周病予防に努め、歯並び、かみ合わせの維持に努めることが望ましいです。
また、歯並び、かみ合わせに不安や疑問をいだいている方は、一度矯正歯科医院にご相談されることをお勧めします。


Text by ふるた矯正歯科 古田 樹己( 2013年3月15日 「青いぽすと」掲載)

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