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冬に気をつけたいやけど ~熱傷~について

形成外科2020/10/26

 寒くなると様々な病気の発症頻度が上がり、気候の良い時期以上に体調管理が重要となります。冬季には病気だけでなく外傷も増えますが、やけどもその一つです。暖を取るために熱いものと接触する機会が多く、衣服の厚さも重傷になりやすい要因です。
 家庭内で多いのは調理中の熱湯や油、コンロの火による熱傷です。熱傷の治療で一番大切なのはすぐにしっかり冷やすことです。水道水やシャワーで15分以上患部を流します。軽いものならこれで赤みや痛みはかなり治まりますが、翌日以降に悪化する熱傷もあるので注意して下さい。安易に自己流の治療を続けずに専門科を受診しましょう。また、広範囲であったり特殊な部位の熱傷では入院や手術が必要になることもあります。範囲が広い場合、顔面や外陰部、薬品を含む液体での受傷、乳幼児などであれば救急外来を受診して下さい。手指の重度の熱傷も機能に関わる場合があるので早期の受診が必要です。
 そして寒い時期に気をつけていただきたいのが暖房器具による熱傷です。特に湯たんぽでの熱傷は要注意です。これはいわゆる低温やけどで、45~50℃程度の少し熱めの物体に皮膚が長時間接触することで起こります。ゆっくりと深部まで組織の損傷が進むため見た目よりも傷が深いのが特徴で、適切に対処しないと数か月治らないこともあります。治癒に時間がかかると目立つ痕が残るので治りが悪いと感じたら形成外科を受診して下さい。早くきれいに治すためには手術が望ましい場合もあります。形成外科では患者様それぞれの希望やライフスタイルに合わせて最善の治療を行います。傷が塞がって終了ではなく、きずあとの経過フォローも治療期間に含まれます。
 やけどに限らず、体のあらゆる部位の形態異常を美しく、かつ機能的に治すのが形成外科の仕事です。お気軽にご相談下さい。


Text by 国立病院機構 函館病院 医師 登( 2020年10月26日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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