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カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

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糖尿病と診断されたら、すぐに眼科受診を!!

眼科2016/12/12

 食生活の欧米化により、日本では約950万人の糖尿病患者がいます。
そのうち糖尿病網膜症を発症している人は、約140万人です。
この網膜症は、大変恐ろしい合併症です。
なぜならば、初期では全く自覚症状が無いために、かなりの眼底出血が起きて、視力低下してから初めて気付くからです。
実はそうなるまで、眼科を受診しない方がほとんどです。
視力低下してから受診して、治療方法がある方もいますが、「時すでに遅し!」と眼科医が思うほど悪化している方も多いのが現実です。
そうなると、レーザー光凝固術や手術などで治療をしてみても、網膜症の悪化がすでに進行していて、治療のかいなく失明の一途をたどる方もいます。

 糖尿病網膜症は中途失明3大原因の一つです。

 糖尿病と診断されたら、すぐに眼科を受診して、一度眼底検査を受けて下さい!

 早期発見、早期治療は、あなたの目を救います!!


Text by 藤岡眼科 藤岡 聖子( 2016年12月12日 「北海道新聞みなみ風」掲載)

歯根は虫歯にかかりやすい

歯科2017/04/11

 深い歯周ポケットのある歯周病にかかっていらっしゃる方は、歯の動揺や歯肉の腫れ、歯肉からの出血、お口のネバネバ感などの症状で悩まされているかと思います。
歯科医院で歯周病治療を始め、健康な歯肉を取り戻しつつあると、今まで腫れていた歯肉は引き締まっていきます。
逆に歯と歯の間の隙間が拡がるため、食べ物が挟まりやすくなったり、また歯根の露出量が増えるため、冷たい水でしみる知覚過敏症状が起きることがあります。

 このような症状の他に起きる大きな問題点のひとつとして、根面う触(こんめんうしょく/歯根の部分の虫歯)があります。
この歯根部の虫歯は歯周病の方だけでなく、加齢とともに歯肉が下がった高齢者に発症しやすく、60歳以上では2人に1人の割合で発症しているという報告があります。

 歯冠(歯の上の部分)はエナメル質で覆われていて、PHが約5.5以下になると脱灰されるのに比べ、歯根では象牙質が薄いセメント質に覆われていて、PHは約6.7以下になると脱灰されますので、歯冠よりも歯根の方が虫歯にかかりやすいと言えます。

 根面う触がおきやすくなる原因として、高齢になると歯を虫歯や歯周病から守る唾液の量が減るため口腔乾燥症を起こすことがあげられます。
加えて、降圧薬や利尿薬、坑うつ薬等の多種の薬剤の副作用や、糖尿病やシェーグレン症候群でも口腔乾燥症が生じやすくなります。
また、そもそも歯根の形はくぼんでいる部分もあるためブラッシングしにくく、プラークを残しやすいので虫歯にかかりやすいと言えます。

 根面う触の予防には、フッ化物入りの歯磨剤を用いたブラッシングを行い、歯間ブラシや電動歯ブラシの併用も効果があると思われます。
根面う触に対してフッ化物入り歯磨剤を用いた場合、67%のう触予防効果があったという報告があります。
さらにご自身で清掃が難しい部分を、定期的に歯科医院でケアすることをおすすめします。


Text by 北斗歯科クリニック土永 浩史( 2017年3月17日発行号 「青いぽすと」掲載)

口腔(こうくう)年齢って何でしょう?

歯科2008/08/13

みなさん口腔(こうくう)年齢という言葉をご存知でしょうか?

 よく「精神年齢」とか「肌年齢」など○○年齢というものが最近マスコミなど賑わせています。この口腔(こうくう)年齢はみなさんの歯の状態と歯ぐきの状態をもとにしてコンピュータで求められる年齢です。

 検査は簡単でしかも数分で終わります。さらにこの検査は全く痛くありません。虫歯の本数と数ヶ所の歯ぐきの状態をチェックするだけでOKです。この検査は今までの検査と違い歯周病の評価も加味されている点が大きなポイントです。2002年に当院で導入した際に私も実際に自分の口腔(こうくう)年齢を求めてみました。結果は16.1歳(実年齢は44歳ですが)でした。実際にやってみると10代で60歳以上の年齢がでた方もいらっしゃれば、70代の方で20代の判定が出た方もいらっしゃりその年齢は千差万別です。

 一昔前あるテレビのCMで「芸能人は歯が命!」という言葉が大流行しました。実際に芸能人がよく通っている歯科診療所の先生に聞くと「芸能人はむし歯よりもむしろ歯ぐきのケアーに力を入れている」そうです。もちろんこの歯ぐきのケアーとは歯周病のケアーにほかなりません。

 みなさん歯周病という言葉を聞いたことがあるかと思いますが「どんな病気ですか?」と尋ねると意外とご存知ないかと思います。ヒトの歯は顎(あご)の骨の中に植わっています。(歯ぐきのなかに植わっているというのはマチガイです。)その大切な歯を支えている顎の骨が溶けてしまうのが歯周病です。ですから歯周病になるということは=顎の骨が溶けてしまうと言って差し支えないケースがほとんどです。そのため場合によってはいわゆる「フケ顔」といわれる実際の年齢以上に見えてしまうことが多々あります。(同窓会などに出かけた時などに同じ同級生なのに親子ほど年齢が離れているように見える方がいらっしゃった記憶はございませんか?)ですから芸能人などは毎月定期健診を欠かさない方もいらっしゃると聞いています。

 さらにこの歯周病は日本人の歯のなくなる原因のトップで、むし歯が原因で歯がなくなってしまう方の数倍もいらっしゃいます。最近の研究では歯周病が原因で歯が全部なくなった方の寿命は平均より短いとか、歯がない方は痴呆が進行しやすいなど歯周病は意外にも人間生活の質を下げるということがわかってきました。

 歯周病は気づいた時には相当病状が進んでいるケースが大部分です。みなさんも小自分の口腔(こうくう)年齢をチェックされてはいかがでしょうか?口腔(こうくう)年齢のチェックをご希望の方は弊院かかかりつけの先生にご相談ください。


Text by 向歯科診療所 森クリニック 向 宣男(  「」掲載)

ロコモ(ロコモティブシンドローム、運動器症候群)

整形外科2011/10/04

 整形外科は運動器を主な対象としています。
運動器は、手足や背骨など体を支えて思い通りに動かす(運動や移動)、骨・関節・靭帯・軟骨、脊椎・脊髄、筋・腱、末梢神経、脈管系などから成る運動に係わる器官で、身の回りのことを含めて社会生活を送るために不可欠なものです。ご存じの通り日本は65歳以上の人が人口の20%以上を占める高齢化社会を迎え、今後この比率はさらに増加すると予想されています。運動器の障害で整形外科を受診される65歳以上の方は少なくありません。ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは、主に加齢による運動器障害のため、移動能力の低下をきたして(足腰が弱った状態)要介護になる危険が高い状態です。
要介護や寝たきりになった方の4人に1人は運動器障害が原因だと言われます。
ロコモをきたす代表的な疾患は

  1. 脊柱管狭窄による脊髄・馬尾・神経根障害
  2. 変形性関節症・関節炎による下肢の関節障害
  3. 骨粗鬆症それにともなう骨折

などがあります。
背骨や関節の変形は加齢とともに生じ、運動痛や関節の働きの低下をきたし、そのまま進行すると寝たきりになることもあります。
そしてこれは、けがや疾患と異なり、程度の差こそあれ年齢を重ねればすべての人に起こりうる問題です。以下の項目のどれかに該当すればロコモです。

  1. 家の中でつまずいたり滑ったりする
  2. 階段を上るのに手すりが必要である
  3. 15分ほど続けて歩けない
  4. 横断歩道を青信号で渡りきれない
  5. 片脚立ちで靴下がはけない
  6. 2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難である
  7. 家のやや重い仕事(掃除機、布団の上げ下ろしなど)が困難である

ロコモの予防としては各種のトレーニングが大切ですが、運動器はやり過ぎると損傷され不足しても衰えてきます。
内容や程度が大事です。
心当たりの方は我々整形外科医にどうぞご相談ください。


Text by こが整形外科クリニック 古賀弘道( 2011年9月16日 「青いぽすと」掲載)

冬の入浴と血圧

内科2011/12/19

「先生、昨晩お風呂から出たところで胸が苦しくなりました」と、高血圧のために通院中のAさんは心配そうに言いました。話をよく聞くと、いつも入浴前に自分で測定する家庭血圧が、最近は夏ごろより高くなっていたとのことです。

 冬は血圧管理に注意が必要な季節です。冬の寒さで血管が収縮し、血圧を上昇させ脳卒中や心筋梗塞を起こすことがあります。特に入浴時には十分な注意が必要です。なぜなら脱衣所の寒さにより血圧が上昇し、浴室も寒い場合には浴槽に首や肩まで深く浸かろうとするため水圧によりさらに血圧が上昇します。また寒い時には長湯になりがちになるため脱水傾向となり、身体が温まり血管が拡張したころに浴槽から出ることで血圧の急降下が起こります。血圧が急上昇すると脳出血が、急降下すると脳梗塞や心筋梗塞、狭心症が起こりやすく、またそれらにより危険な不整脈も誘発され、高齢者が入浴中に突然死する大きな原因であるとも考えられています。

 冬の入浴の注意点としては、脱衣所や浴室の室温を暖めておき、部屋との温度差を小さくします。お湯の温度は40度位とし、首まで深く浸からず胸から上は水面上へ出して長湯は避けます。特に高齢者が一番風呂に入る場合などは、ご家族の方があらかじめ浴槽のふたを開けておいたり、シャワーで洗い場の床を暖めておくことで温度差は小さくなります。また高齢ではない人でも、運動直後、食事直後、飲酒後などの血圧が下がっている時の入浴は避け、運動後なら適量の水分を摂ってから、食後や飲酒後なら適度な時間をおいてからが良いでしょう。

 高血圧と共に高血糖、高コレステロール血症、喫煙、肥満などの動脈硬化促進因子を合わせもっている人は、血圧の変動が大きくなりやすいので、特に注意が必要です。

 Aさんのように入浴時に症状が出た場合は、危険な疾患の前兆の可能性がありますので担当医にすぐに相談してください。


Text by 関口内科 関口 洋平( 2011年12月19日 「北海道新聞夕刊」掲載)

睡眠と疲労

形成外科2022/04/06

疲労は疲れを自分で「疲れた」と認識した状態です。体の不調、したくない無気力感などのいろいろな自覚症状で感覚―認知という脳の高次機能中枢いわゆる「メインコントローラー」による訴えで、発熱、痛みとともに「体の3大アラーム」のひとつです。このアラームをそのままにすると死んでしまうこともあります。

疲労についての調査で、15歳から65歳までの回答者の6割が「今疲れている」と答えています。このような疲労を「睡眠」という休息方法でリセットして、体や脳が再び活発に活動できるようにすることができます。

「睡眠」というリセットをしなければ重大な様々な症状が生じます。運動によってある程度疲労はリセットできますが、疲れ果てた脳は「睡眠」「眠ること」で初めて休息、そして脳をはじめ様々な臓器をリセットする機会を得ることができます。そして、「強く眠りたい」と欲する本能的欲求である眠気の時は疲労における警報です。この状態は眠たいにもかかわらず、かえって眠りが浅く不快感が生じたり、胃腸の調子も悪くなり食べられない状態が生じたりします。この時は分子量が小さく消化に良いアミノ酸(BCAA)とビタミンB群をとることを勧めます。

また、睡眠中は呼吸や心拍など自律神経をコントロールする脳以外はほとんどの脳の機能は低下し、この積極的機能低下、機能遮断が疲労回復にはとってもたいせつです。

「時は金なり」いう言葉がありましたが…。速さ(迅速性、効率性)を優先することによって最終的に犠牲になるのが「睡眠」です。速さと利益が重要視される時代の犠牲者です。

そして、今は糖分や脂質の取り過ぎに神経を払い過ぎ、また、ダイエットもし過ぎて、逆に欠乏状態になる方も多く、多彩ですが、バランスの良い食事をとり、寝る時の携帯を見る欲望や欲求を抑えて、充分な睡眠を取ることがとっても大事です。


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二( 2022年3月22日 「北海道新聞夕刊」掲載)

春の検診で視力の用紙をもらったら

眼科2015/04/27

新学期を迎え、われわれ眼科医も学校健診のため小・中学校を訪れます。
視力検査を含め、目の病気が疑われれば専門医を受診するようにと、健診の結果用紙を子供たちは学校から頂いてきます。
その中で特に注意しなければならないのが小学校1年生の視力検査の結果でしょう。
小学校1年生にとって視力検査は初めての経験で、やり方も良く理解できないかもしれません。
そのため検査結果が眼科で測る時より悪くなることもあります。
しかしながらこの年齢で結果が悪い場合、遠視のお子さんも多く見受けられます。
そして、遠視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この1年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復できなくなってしまうこともある、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。

簡単に言うと、近視は少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントがあった画像が目に入るので弱視になることはありません。
それに対し強い遠視の場合は近くも遠くもピントが合わず、常にぼやけてしまいます。
いつもはっきりしない画像しか見えていないため視機能(ものを見る力)が発達することができなくなります。
そのため放置するとメガネで矯正しても視力がでない弱視になってしまったり、また、斜視を来すこともあります。

小学生の視力低下にまれに見られるのが心因性視力障害です。
お友達がすてきな眼鏡をかけている。
「自分もメガネがほしいなぁ」と言うように強く思うだけで視力が出なくなってしまう場合もありますし、お友達とけんかをして「学校に行きたくないなぁ」、などという気持ちが視力に表れてしまうこともあります。
そういう場合にはご両親はもちろん学校の先生ともよく話し合うことが必要なことがあります。

健康診断で視力の結果が悪いときには放置せず、必ず専門医の精密検査を受けましょう。


Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶( 2015年4月27日 「北海道新聞夕刊」掲載)

視野の中心がゆがむ中高年の病気~黄斑円孔(おうはんえんこう)

眼科2008/08/13

 網膜の中心部は視力がとても鋭敏な所で、「中心窩(ちゅうしんか)」と呼ばれています。その周囲直径1.5~2ミリメートルの範囲は、濃い黄色の部分があって「黄斑(おうはん)」と呼ばれます。目の中間部にある透明な「硝子体(しょうしたい)」が年齢とともに収縮してゆく「後部硝子体剥離(はくり)」が起きるとき、影響がこの黄斑部に及ぶと黄斑円孔が引き起こされます。

 黄斑円孔は中心窩の網膜に丸い穴(孔)があいてしまう病気です。穴自体は直径一ミリメートルに満たない、とても小さなものですが、最も視力が鋭敏な部分にできるため、大きな影響が現れます。完全な穴が形成されてしまうと、視力は矯正視力でも0.1前後になってしまいます。自覚症状として、初めは物が歪(ゆが)んで見え、進行すると視野の真ん中だけが見えなくなります。物がつぶれて見える、テレビを見ると人の顔だけが見えない、などがよく聞かれる訴えです。この病気は硝子体の収縮が関係して起きるので、60代を中心に起こります。黄斑円孔は10年ほど前までは有効な治療法がありませんでした。しかし今では手術によって視力を取り戻せるようになっています。

 手術はまず硝子体を切除します。その後特殊なガスを目の中に注入して、術後はうつ伏せの姿勢を2週間ばかり取ります。そうすると、グリア細胞という周囲の細胞をつなぎ合わせる働きをする細胞が現れ、円孔が小さくなっていき、円孔をふさいでくれます。中心窩の組織が修復されるとともに、術後の視力はゆっくりと回復していきます。1回の手術で8~9割の人は、不自由なく暮せるレベルの視力に戻ります。手術の合併症として多いのが白内障ですが、高齢者の場合すでに白内障を持っている場合も多いので、黄斑円孔の手術と同時に白内障の手術もしてしまいます。

 片目ずつ目をふさいでみて、物を見る中心に歪みやぼやけを感じる方は一度眼底検査を受けてみて下さい。


Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶(  「」掲載)

自分の血圧を知ろう

内科2009/11/16

 高血圧症は高齢者では最高140mmHg/最低90mmHg以上、若年者や中年者については最高130mmHg/最低85mmHg以上とされ、40歳頃から増加する日本でも最も多い病気のひとつです。

 高血圧症が恐ろしいのは、その状態が続くと、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病、大動脈瘤などの重大な原因となる事です。

 その予防には、生活習慣の是正が大切で

  1. 食塩摂取は1日6g未満
  2. 野菜や果物を積極的に摂取
  3. 適正体重を維持する[体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で25を超えない]
  4. 積極的に運動する
  5. アルコール摂取を制限する
  6. 禁煙を遵守する、等の複合的な修正を行う事がより効果的です。

 血圧管理の大切さを理解し、時には専門医と協力しながら規則的で健全な生活習慣を続ける事が、高血圧症やそれに伴う重篤な疾患予防には最も重要なのです。


Text by 函館渡辺病院 長谷川 正 名誉院長( 2009年11月16日 「みなみ風」掲載)

人工歯根(デジタルインプラント)について

歯科2013/08/31

 インプラントとは医療目的として体に埋め込む器具のことをインプラントとよびます。
体の骨にひびが入ったり、骨折をした際に骨を支えるため使用するボルトやリウマチなどで曲がった骨を正常の位置に戻す際に使用するボルトがあります。
歯科で使用されるデンタルインプラントの素材としては、ほとんどのメーカーでチタンが採用され、チタンの性質として金属アレルギーがでにくく、身体に対して有害な作用を及ぼしにくく海水や酸に対して高い耐蝕性を示しているため、心臓のペースメーカーや、人工関節などで使用されている素材なのです。
デンタルインプラントの特徴としては、失った歯の部分にチタン製のデンタルインプラントを埋め入れて、歯本来の機能や見た目を取り戻す治療法のことをいいます。
失った歯の部分を治療しますので、周囲の歯に負担をかけることがなくこれまであった歯と同じような役割を果たしますので噛む力を分散させ、残っている自分の歯を守ることにもなります。
入れ歯のように噛む力が健康な状態に比べて20%程度に落ちたり、ブリッジの様に健康な歯を削る必要もありません。
しかしデンタルインプラントもデメリットがあり、インプラントを埋め入れる外科手術を伴うことや、他の治療に比べて治療期間が長いこと、保険が適用されないため費用の負担が大きいなどがあります。
また手術を受けるのに困難な方もいて、インプラントを埋め込んだ部分は骨の成長が妨げられるため、成長過程にあるかたはインプラント治療が出来ません。
また免疫力が著しく低下している方や、高度の糖尿病の方、一部の骨粗鬆症の薬を服用している方も困難な場合があります。
インプラント治療の利点と欠点を理解した上で治療法を選択することをおすすめします。
インプラント治療にご興味がある方は歯科医院にて相談を受けてみることをお勧めします。


Text by 吉田歯科口腔外科 勝又 譲( 2013年9月号 「ダテパー Dr. Dr.プリーズ」掲載)

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