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うつ病②(精神症状)

心療内科2012/10/29

 うつ病で多くの身体的な症状が現れることは良く知られていますが、精神的な面にも様々な影響が現れます。

 うつ病というのは感情の病気ですから、まずは感情の問題が生じます。「感情が無くなってしまった」、「悲しいと感じることもできない」というような症状が実は最も典型的なものなのですが、憂うつ、気持ちが落ち込むなどが一般的に見られます。この他、悲しい、絶望感、などの症状もよく見られます。また、かなりの方が不安(不安は感情の障害の症状の一つとも考えられています)を感じます。

 次に意欲の低下があります。意欲は行動に影響を与えますので、最も重症な場合には、まったく動かず、反応が無くなってしまうことがあります。もちろん、これほどの重症な例は多くはありませんが、多かれ少なかれ意欲低下が見られ、何もする気がしない、物事が大儀と感じられるものです。また、人に会いたくない、人と話をしたくないと感じられたりします。

 思考に関しては、「頭が回らない」、「考えが進まない」という症状が典型的で、ひどい時には話もまともにできなくなります。考えようにも、思考が進まないということです。

 一方、くよくよと同じ悲観的な内容のことをくり返し考え続けていることがあります。「抑うつ的なめいそう」などと言われるもので、見た目はぼんやりしている感じで、動きも少なく、先に述べた「頭が働かない」という状態と同じようには見えるのですが、若干事情が異なっています。

 悲観的な考え、マイナス思考を反復することによって憂うつな感情が悪化し、それがまた悲観的な考えを強くし、絶望感を増す、という悪循環ができていることがあります。このような場合、バランスのとれた思考に目を向ける、マイナス思考があってもある程度の行動を試みるなどの自己コントロールが必要とされ、それが有効なことがあります。


Text by ゆのかわメンタルクリニック 久保田 修司( 2011年10月29日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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