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カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

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『定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス』をご存知ですか?

介護2012/12/03

 このサービスは、従来の決められた日時に利用者宅を訪問する「訪問介護」とは異なる新しいタイプのサービスです。
ご自宅に緊急コール端末を設置していただき、ご利用者・ご家族と相談したケアプランに基づいて、介護福祉士や看護師が1日に複数回訪問して必要なサービスを提供します。
また緊急コールをすることで24時間365日オペレーターへつながるため、いつでも安心してご利用頂けます。

①介護度が重い方

②家族の介護だけでは生活が困難な方

③サービスの回数を増やしたい方などがいらっしゃいましたら、まずはケアマネージャーへご相談してください。

 サービスの詳細やご利用について優しく教えてくれますよ。


Text by 函館渡辺病院ヘルパーステーションあまりりす 相川 都( 2012年12月3日 「みなみ風」掲載)

疲れを感じさせる目の下のくぼみ・しわ

形成外科2010/04/12

 目の下のくぼみ・しわの原因の多くは頬の皮下脂肪が年齢とともに減少し、頬の皮膚の緊張が弛み,そのため、頬が下にさがり目と頬の間に凹みができるからです。 今までは、この目の下のくぼみ・しわの治療(頬のたるみの治療)はヒアルロン酸注入やフォトRFリファームによる治療で 効果の発現まで2~3回の施術が必要でした。 最近の目の下のくぼみ・しわ治療(頬のたるみの治療)には3つの方法があり、単独または組み合わせて行います。 セルリバイブ・ジータ(皮膚再生治療)は自分の血液を採って注入まで40分程度で行え、現在一番よくおこなわれている方法です。
この方法の特徴は2日程度の軽度の赤みはありますが、化粧は施術後時間後から2時間後よりできて、日常生活に影響が少なく、腫れも軽く、効果の徐々に現われ、急激な変化による不自然さがなく、自分の血液を使用するため安全性が高い方法です。 メソローラーはメソセラピーの原理(薬液を皮下や皮内に注入する治療法)でビタミンC,ヒアルロン酸、皮膚成長因子を皮膚表皮に細かな針が付いたローラーで注入する方法で皮膚表面の小じわに有効な方法です。
この方法の特徴は表面麻酔を使用するため痛みが少なく、1週間程度から皮膚の張りや柔らかさが実感でき、また、毛穴の気になる方にも有効方法です。
ハッピーリフトやシルエットリフトは吸収糸を使用した糸によるリフティングで頬や顎の部分的なたるみを改善させる治療です。
この方法の特徴は局所麻酔で短時間(30分程度)にて数本の吸収糸を挿入して、たるみを改善させ日常生活に支障が少ない方法です。
従来のフェイスリフトのように全体的な顔のたるみを早急に改善させる治療法ではありませんが、少しづつ改善したい方には有効な方法です。
これらの治療方法はそれぞれに特徴があります。専門医に十分説明を受けた上で治療方法を選択してください。


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二(  「」掲載)

眼瞼下垂(がんけんかすい)

形成外科2013/12/02

眼瞼下垂の治療は、一般には局所麻酔で瞼を上げる筋肉(眼瞼挙筋)を短縮して、瞼(まぶた)のたるんで余っている皮膚を取る手術です。
この治療によって、視野も広くなり、夜間も見えやすくなります。
手術時間は両側約90分、外来手術が可能です。
また、この手術で眼精疲労が軽減し、後頭部の血行がよくなり、肩こりや頭痛が改善することがあります。
目は二重瞼や奥二重になり、外観的には黒目の露出が高くなるため元気そうに見えます。
自分に眼瞼下垂があるか判定する簡単な方法は、数年前の写真と現在の写真を比較することです。
眼瞼下垂の原因は先天的(生まれながらの眼瞼下垂)、後天的(外傷、病気、加齢など)によって起こります。
最近話題になっている原因として、コンタクトを長年装用していたことによると思われる眼瞼下垂も認められます。
また、顔面神経麻痺や非常にまれですが、重症筋無力症の初期症状のこともありますので専門医に診て頂くことが大切です。


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二( 2013年12月2日 「みなみ風」掲載)

失神

内科2011/06/27

「先生、今朝の朝礼で長い時間立っていたら倒れてしまいました。頭を打ってすぐに気がついたのですが…」と、心配そうに言うAさんの額には、失神時に床にぶつけて出来た内出血による大きなこぶがありました。

 失神は、救急外来を受診する患者さんの3.5%と言われ、再発率も20―30%と、けっして稀な疾患ではありません。失神の原因は多く、

①心原性(不整脈、器質的心疾患)
②神経調節性失神症候群(神経調節性失神、血管迷走神経反射、頸動脈洞過敏症候群、咳嗽[がいそう]、排尿、排便など)
③起立性低血圧(自律神経障害、薬剤、アルコール、出血、下痢など)
④脳血管性(盗血症候群、過呼吸)

などがあります。

 これらの中で特に危険なのは①の心原性失神です。心室頻拍や心室細動などの頻脈性不整脈による失神は、突然死する危険性も高いため除細動器を体に植え込むことでその予防ができます。ブロックなどの除脈性不整脈による失神には、ペースメーカーを植え込む治療法もあります。失神をおこす器質的心疾患には、狭窄性弁膜症、心筋梗塞、心筋症、心房粘液腫、大動脈解離、大動脈炎、心タンポナーデ、肺塞栓症などの致死的な疾患もあり、精密検査が必要になります。

 一方、②③④は比較的軽症で、頻度の多い神経調節性失神症候群は、長時間の立位姿勢、痛み刺激、肉体的または精神的ストレスなどが誘因となりますが、予後の良い場合が多く過度に心配する必要はありません。

 失神の原因疾患が軽症だったとしてもAさんのように失神時に頭部を強打した場合は、CTやMRIなどで頭頚部の精密検査が必要になります。前駆症状から失神を予知できる場合には、その場でしゃがみこむことで転倒による外傷を最小限に防ぐことができます。

 失神の再発予防としては、日常生活の睡眠不足や運動不足の防止、過度の減量の防止、アルコールを控えることなどが大事です。また降圧薬を服用している場合には、薬の種類、量、内服時刻などの調節が必要になりますので担当医へ必ず相談してください。


Text by 関口内科 関口 洋平( 2011年6月27日 「北海道新聞夕刊」掲載)

自分の血圧を知ろう

内科2009/11/16

 高血圧症は高齢者では最高140mmHg/最低90mmHg以上、若年者や中年者については最高130mmHg/最低85mmHg以上とされ、40歳頃から増加する日本でも最も多い病気のひとつです。

 高血圧症が恐ろしいのは、その状態が続くと、脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病、大動脈瘤などの重大な原因となる事です。

 その予防には、生活習慣の是正が大切で

  1. 食塩摂取は1日6g未満
  2. 野菜や果物を積極的に摂取
  3. 適正体重を維持する[体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で25を超えない]
  4. 積極的に運動する
  5. アルコール摂取を制限する
  6. 禁煙を遵守する、等の複合的な修正を行う事がより効果的です。

 血圧管理の大切さを理解し、時には専門医と協力しながら規則的で健全な生活習慣を続ける事が、高血圧症やそれに伴う重篤な疾患予防には最も重要なのです。


Text by 函館渡辺病院 長谷川 正 名誉院長( 2009年11月16日 「みなみ風」掲載)

ロービジョンケアについて

眼科2015/02/23

 皆さんは「ロービジョン」という言葉をご存知でしょうか?
さまざまな原因で通常のメガネやコンタクトレンズによる矯正、手術などの治療を行っても見え方の改善が難しい状態を言います。
私たちの眼は、視力や視野などのさまざまな視機能で物を見ています。
先天的あるいは後天的に角膜や水晶体、網膜、視神経から脳に至るどの部分が障害されても物が見えにくくなり、日常生活に不自由を生じてしまいます。

 具体的には角膜疾患や白内障、糖尿病網膜などによりまぶしくて歩きにくい、かすんで字が読めない、テレビが見にくい、人の顔が判別出来ないなどの症状があります。
また加齢黄斑変性などの網膜中心部の疾患では視野の中心が暗い、ゆがむなどにより読み書きができにくくなります。
緑内障や網膜色素変性などでは視野が狭くなり歩きにくい、物を探せない、人や物にぶつかるなどの症状で生活しづらくなります。

 このような治療の困難なつらい症状をさまざまな方法で少しでも緩和させる事を「ロービジョンケア」といいます。
まぶしさには遮光眼鏡、字の読みにくさにはルーペや拡大読書器、視野の狭さにはアイムーブメントトレーニングなど患者さん一人一人のニーズに合わせてケアを行います。
これらは全て健康保険で受けることが出来ます。
また、さらに視覚障害の強い患者さんに対するケア方法として音声時計、音声パソコン、音声図書などの音声を使ったケアもあります。
場合によっては見えにくい眼を酷使し疲弊するよりも音声を使う方が良い事もあります。

 今後日本は超高齢化社会を迎え、医療の進歩によって見えやすくなる患者さんばかりではなく、残念ながら「ロービジョンの方」も増加すると言われています。
既に前記の症状などでご本人やご家族にお困りの方がいらっしゃいましたらぜひ「ロービジョンケア」を受けて下さい。
日常生活の改善や諦めていた趣味や生きがいが再び見つかるかもしれません。


Text by 江口眼科病院 金井 敬( 2015年2月23日 「北海道新聞夕刊」掲載)

コンタクトレンズ使用にあたって…2008年版

眼科2008/08/22

 7月11日付の新聞各紙に、コンタクトレンズ規制の記事が載っていたのを御存知ですか?

 現在は「雑貨」として扱われているカラーコンタクトレンズ(カラコン)を「医療機器」として薬事法で規制するというものです。

 コンタクトレンズは、材質別ではハードレンズ・ソフトレンズがあり、昨今では使い捨てタイプのレンズの需要が高いようです。また遠近両用型や瞳の色が違って見えるカラーレンズなど用途別にも様々なバリエーションがあります。

 特に若い女性の間では、ただファッション用として装用している方も増えており、主に度の入っていないカラーコンタクトレンズが用いられるケースが多いようです。確かに瞳の色や雰囲気が変わる訳ですから使いたいと思う方もいるのでしょうが…???

 コンタクトレンズがメガネと大きく違う点は、目に接触するレンズであるという事だと思います。これによってメガネでは補いきれない強度近視や乱視の矯正ができたり、治療の一環として使用する事で症状を緩和させたりする事ができる訳ですが、反面使い方によっては角膜を傷つけたり、アレルギー性結膜炎の原因となったり、それらを長引かせたりするケースもあります。従って眼科で診察の上、処方される必要があり、また定期的な検査も重要視されるのです。

 しかし、量販店もしくはインターネットを通じて購入された場合、個々の眼に合ったレンズか否か判断する事ができません。結果、重篤(じゅうとく)な角膜・もしくは眼球全体の障害を起こし失明に至るケースも見受けられます。残念ながらこの様な悲しいケースをゼロにする事が難しいのが現状です。

 従って、法の規制もさることながら、使用している個人個人がコンタクトレンズ=医療機器という自覚をもってお使い頂きたいと願うばかりです。この記事をみて一人でも多くの方が眼科受診の重要性を理解して頂ければ幸いです。


Text by 吉田眼科病院 岡田 佳典(  「」掲載)

おりものシートは必要か?

産科婦人科2008/08/13

 最近診療をしていて気になるのが、おりものシートや月経用のナプキンにかぶれて、かゆみを訴え受診する患者さんが増えていることです。接触によるかぶれは、あてている時間が長くなると症状が出やすくなるため、原因は「おりものシート」だろうと推測しています。

 月経量が少なくなった日に数日使用する程度ならあまり問題ないのでしょうが、最近は「おりものが下着に付くと嫌だからいつもシートを使う」という女性が増えています。

 健康な女性は女性ホルモンの影響で膣の中をきれいに保つために、ある程度のおりものはあるのが普通です。

 きれいなおりものは健康な証拠ですので心配ありません。ただし性経験のある女性は、雑菌や性感染症、子宮癌(がん)などでおりものが増える可能性もあるので、心配な時は婦人科で診察を受けて下さい。


Text by 湯の川女性クリニック 小葉松 洋子(  「」掲載)

乳がん

2013/04/08

 乳がんは厚労省の調べによると1994年から女性のかかる癌の第1位になり、20年近くその順位は変わりません。
1年間で6万人ほどが乳がんになり、1 万3千人ほどが乳がんで亡くなっています。
乳がんの予後は他の癌に比べれば一般的に良好といわれています。
早期発見、早期治療をすれば決して怖い病気ではないのです。

 日本乳癌学会では月に1度の自己検診と、自己検診で異常がなくても40歳以上の方は1~2年に1回の定期的な乳がん検診を受診することも推奨しています。

 乳がんは20歳過ぎから認められ、30歳代ではさらに増え、40歳代から50歳代がピークです。若い女性にとっても、乳がんは決して他人事ではありません。

 乳がん検診を受けたことのない方はぜひ1度、受けたことのある方は、受けたことのない方を誘って乳がん検診を受けることをお勧めします。

 平日に忙しい方のために日曜日に乳がん検診を行う病院もあります。


Text by 国立函館病院 小室 一輝 医師( 2013年4月8日 「みなみ風」掲載)

『ストレスと栄養』と『腸活』の深い関係

整形外科2023/03/31

ストレス(心や感情の乱れ)は脳がつくり出すものです。脳は数千億個の脳神経細胞の集まりで、それぞれ脳神経細胞のその働きによって情報伝達物質が違います。

感情や感覚の伝達情報を受け取る神経細胞は興奮系(ドーパミン、ノルアドレナリン)、抑制系(セロトニン、メラトニン)、調整系(γ-アミノ酪酸⦅GABA⦆)がありおよそこの3つのバランスによって心や感情が複雑にコントロールされています。

これらの伝達物質は普段の食事で摂取するタンパク質(プロテイン)やアミノ酸などからつくられ、ストレスが生じた時にこれらのアミノ酸は激しく消費されます。

そのためこれら伝達物質をつくる栄養(タンパク質や必須アミノ酸、グルタミン、ビタミンC、B群、ミネラル)をより多く摂取する必要があります。

しかし、極度の疲れやストレスの時は胃腸の状態も悪く、なかなか食事も取れない状態も多く、肉や豆腐(大豆)などのタンパク質ではなく、早急に吸収されやすい必須アミノ酸を摂取することを勧めます。

この必須アミノ酸は体の中でつくることができない9種のアミノ酸で、食事やサプリメントでしか取れません。

しかし、肉や豆腐などを食事で取っても胃腸の分解酵素で分解されない限り体には吸収されません。そのため早急に吸収される必須アミノ酸の摂取が合理的です。

必須アミノ酸は朝、夕など他の食べ物と一緒に取らない方が吸収されやすく、その時にビタミンB群を一緒に摂取することを勧めます。そしてストレスで睡眠が浅い時には分岐鎖アミノ酸(BCAA)を寝る30分前に摂取することを勧めます。

そして、同時に『腸活』が必要です。腸内環境も悪化しているので、整えることでタンパク質や必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが吸収される環境をつくりましょう。ω-3(DHA、EPA)、ビタミンDを摂取することを勧めます。


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二( 2023年3月20日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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