急性期医療・高度医療を担う地域の中核病院 患者サービス向上と地域医療連携の充実を図る
「安心・信頼・満足を患者さまと地域に」を基本理念に掲げ、道南医療圏における急性期型病院としての役割を担ってきた。
2009年2月には地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、全国標準モデルとなったがん関連の連携パスの作成、医療総合サービスセンター(相談支援センター)の開設など、地域におけるがん医療水準の向上に積極的に取り組んでいる。
10年3月には道南で初めてとなる病院機能評価Ver6・0の認定を受けた。 また、全国的にも先駆けて導入した五大がん(胃・大腸・肺・肝臓・乳)をはじめとする種々のがん・急性心筋梗塞などの地域連携クリティカルパス(入院生活の治療計画表)の運用に加え、10年4月には医療総合サービスセンターに退院サポート室を設置した。
サービスセンターには地域医療連携室、がん相談支援室、医療相談室、訪問看護室、病床管理室、栄養サポート室、持参薬管理室などがありそれぞれが連携することで、よりスムーズな退院、在宅への移行を実施するなど、患者サービスの向上も図っている。
地域医療ネットワーク「G│net」を導入し、各医療機関との画像や検査、処置の情報の共有、画像検査予約など独自の取り組みで連携の強化を実施している。
「五稜郭セミナー」と題した地域の医療従事者が参加するオープンカンファレンスを定期的に開催し、症例検討などより円滑な医療連携も行っている。 診療科目は23科あり、年間の手術件数は5410例(09年度)、救急車搬入人数は2225人に上る。
胃がん、大腸がん、肺がん、肝臓がん、乳がんの五大がんの手術件数は道内トップクラスである。
手術では低侵襲な腹腔鏡を用いたがん手術を積極的に行い、より傷が目立たない単孔式腹腔鏡下手術を胆石症や大腸がん手術に導入している。
腎臓病診療を専門とする腎臓内科を渡島管内で唯一常設している。
外科では乳腺外来、ストーマ外来、栄養サポート外来を設置している。 また高度医療に対応できる最新鋭の医療機器を整えている。
06年には渡島・桧山地区で唯一のPETセンターを開設した。
がん診断に威力を発揮するPET/CT検査は10年4月から早期の胃がんを除くすべての悪性腫瘍に対して保険適用となった。
09年5月には道内で2番目となる最高水準の320列マルチスライスCTを導入。
冠動脈疾患などでより精度が高い診断を実施している。
このほか腎臓や尿管の結石に威力を発揮するESWL(体外衝撃波結石破砕装置)、1・5T(テスラ)MRI2台、マンモグラフィなど、患者負担が少ない各種検査機器を導入している。
病床数580床を有し、ICU(集中治療室)は18床、人工透析室は32床ある。
チーム医療による診療を実践しており、栄養サポートチーム(NST)、緩和ケアチーム、スキンケア委員会を設けている。
NSTでは医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師が一体となり、患者の栄養管理を総合的にサポートしている。
認定看護師が12人在籍し、接遇面の向上とともにスタッフの質の向上にも努めている。「理念にもあるように地域のみなさまに安心感・信頼感・満足感を提供できる医療機関を目指しています。今後も皆さまが健康で充実した生活が送れるよう、スタッフ一丸となってまい進していく所存です」と老松寛院長は話す。
マイコプラズマ肺炎
マイコプラズマ肺炎は健康な人もかかる肺炎です。
昨年7月から冬まで猛威をふるい今年はさらに勢いを増しており、8月下旬の時点で去年の1.5倍のペースで増えています。
病原体は細菌より小さくウイルスより大きい微生物で患者さんの咳の飛沫(ひまつ)に濃厚に接触するとうつります。
このため家庭・職場・学校などで流行することがあります。
感染者全員が肺炎になるとは限らず気管支炎程度で治癒される方もいます。
特徴的な症状は発熱・頑固な咳・倦怠感などです。
鼻水が出たり喉や耳が痛くなる方もいます。
合併症としてしばしば肝機能障害を認めます。
また、まれに心筋炎、中耳炎、髄膜炎、発疹、ギランバレー症候群(全身の力が入らなくなる神経疾患)を合併する方もいます。
診断は症状・レントゲン・血液検査などで行います。
治療法は特定の抗生物質を使います。
発見が遅れると重症肺炎になる方もいます。
長引く風邪や咳がひどい時は早目に医療機関を受診してください。
5月10日はコメドの日です
「コメドって何?」と、思われたのではないでしょうか。
Comedo(コメド)とは面皰(めんぽう)のことで、毛穴詰まりを意味します。
ニキビは、目に見えない微小面皰から始まります。
そこに皮脂がたまってニキビ菌が増えると白(黒)ニキビになり、炎症が起きてしまうと赤ニキビになります。
つまり、赤ニキビだけを治療しても、最初の微小面皰を治さない限りニキビは治りませんし、さらに炎症が続きニキビあと(瘢痕:はんこん)になってしまうと治す治療法はありません。
命に関わらない等の理由もあり治療法が発展しづらい状況もあった一昔前に比べ、現在、病院でのニキビ治療は世界水準となりましたが、中にはすぐに治ると勘違いして治療を中断してしまう方がいらっしゃいます。
効果が表れるためには最低でも3カ月、そしてその状態を維持するためにはしばらくの間、治療が必要になります。
コメドの日を機会に、きれいな肌を目指しませんか。
10秒間目を開けていられますか
2・3回まばたきをした後、10秒間じっと目を開けたままにしてみましょう。
もし、途中でつらくなってまばたきをしてしまった方は、〈ドライアイ=乾き目〉かもしれません。
ドライアイのチェックシートをしてみましょう。
□目が疲れやすい
□ものがかすんで見える
□目がゴロゴロする
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光をまぶしく感じやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□理由もなく涙が出る
□目がかゆい
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
5つ以上チェックが付いた方は、ドライアイの可能性が高くなります。
涙は通常まぶたの中にある涙腺と言うところで作られ、1日に出る涙の量は2~3mlとスプーン1杯程度です。
ドライアイにはこの涙の出る量が減るタイプ<1>と、涙はきちんと出ているのに質が悪くて蒸発しやすいタイプ<2>があります。
涙の量を計るには、まぶたの縁に検査用の濾紙や糸をつけて吸収される量を計る<シルマーテスト>をしますが、日常分泌される涙の量を量る方法と鼻の粘膜を刺激してどれくらいいっぱい分泌されるかを計る方法もあります。
タイプ<1>の方には涙だけではなく唾液も出ない<ドライマウス>を合併している場合もあり<シェーグレン症候群(しょうこうぐん)>と言います。
涙の蒸発しやすさを検査するには、検査薬をつけてから目を開けてもらい、涙が蒸発し出すまでの秒数を数える<BUT>検査をして10秒間以内に蒸発し出すかどうかをチェックします。
治療としては、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸という様な保湿成分の高い成分の点眼薬、涙の産生を促すムチンという成分の点眼薬を処方します。
テレビやパソコンなど目を使う作業の少し前に点眼するのも効果的です。
また、こまめにまばたきをして涙の循環を良くするというのも1つの方法です。
『夏風邪』注意!
そろそろ夏本番です。
夏は、急な気温の変化に加え、様々なイベントのため疲労がたまり、免疫力が低下することで「夏風邪」をひきやすい季節となります。
夏風邪の原因となるウイルスは、冬に流行するウイルスと異なり、症状も大きな違いがあります。
それを知らずに冬の風邪と同じ対応をすると、かえって風邪をこじらせて悪化させてしまうことがあります。
通常の風邪のウイルスは、低温で乾燥した環境を好みますが、一部のウイルスは、高温多湿を好み、夏に活動的になります。
夏風邪は、発熱と、腹痛や下痢、喉の痛みなどが特徴的な症状です。
発熱があると、市販の解熱鎮痛剤や風邪薬を使う方が多いですが、腹痛や下痢を伴う場合、市販薬には、胃腸障害や便秘を起こしやすいものがあるので注意が必要です。
下痢は、ウイルスを外に排出するための症状でもあるので、下痢止めや風邪薬で下痢を
無理に止めてしまうと、かえって症状が長引くこともあります。
しかし、数日間、下痢が続くと、脱水症状になりやすいので、水分をこまめに摂ること、
特に子供や高齢者は、脱水症状に気付きにくいので、定期的な水分補給が大切です。
喉の痛みには、初期のうちであれば、うがいや「濡れマスク」が効果的です。喉は、乾燥すると免疫力が低下し、ウイルスが繁殖しやすくなるからです。
ただし、夏風邪のウイルスは、高温で不潔な環境を好むので、マスクは早めに交換し常に清潔なものを使用しましょう。
冬の風邪は、咳やくしゃみによる飛沫感染が中心ですが、夏風邪は、経口感染が多く見られます。
家族に感染者がいる場合は、手洗いやうがいを心がけ、トイレや洗面所のタオルの使いまわしは止めましょう。
湿って汚れたタオルには、夏風邪のウイルスが繁殖しやすいのです。
また、夏風邪の場合、38度台の熱が、数日続くことがよくあります。
そんな時、ふとんをかぶって、無理に汗をかいて治そうとする人がいますが、夏期は、体力を消耗しやすいので、これは要注意です。
水分を十分に摂って、ゆっくり休み、体力の回復を心がけましょう。
しかし、腹痛や下痢が続くとき、また、喉が腫れて飲み物が通りにくい時は、早めに病院を受診して下さい。
成人の8人に1人が慢性腎臓病!? 身近に潜むサイレントキラー(沈黙の殺し屋)
ある日の泌尿器科外来
「どこも痛くないし具合が悪いわけでもないのに私の腎臓が悪いって本当ですか?」
夜間、トイレに起きるようになってきたため泌尿器科へ受診された患者さんです。
超音波検査で腎臓を見ると少し小さい。
念のため検査をしてみると腎臓機能低下が判明しました。
腎臓機能が徐々に低下してくる慢性腎臓病。
多くの場合は本人が自覚するような症状がありません。
それゆえ病気が分かった時にはすでに末期腎不全ということもあり慢性腎臓病はサイレントキラー(沈黙の殺し屋)とも呼ばれます。
そんな病気が実は身近に多く潜んでいることが分かっています。
日本では成人の8人に1人が慢性腎臓病と報告されています。
さらに高血圧症や糖尿病、脂質異常症などメタボリック症候群の人では、その頻度は更に上昇すると言われます。
「私の腎臓、治るのですか?」
慢性腎臓病は、いったん腎機能低下が進むと元に戻すことができません。
しかし発見が早ければ病気の進行を抑えることが可能で末期腎不全の危険を回避することができます。
「私、どうして腎臓病になったのかしら?」
慢性腎臓病はメタボリック症候群以外にもリウマチなどの膠原(こうげん)病、排尿障害、喫煙習慣、あるいは遺伝が関係している場合もあり原因は多種多様です。
それゆえ多くの人が腎臓病になる可能性があるのです。
慢性腎臓病は早期発見がとても大切です。
定期的な検査が重要なのです。
自覚症状のない早い段階でも健康診断などで採血や採尿検査、血圧検査をすることで診断することができます。
また次のような症状には注意が必要です。
夜トイレに起きるようになった、手の指や足がむくんで指輪や靴がきつく感じるようになった、以前にくらべて疲れやすく体がだるい、時々立ちくらみがある。
慢性腎臓病も腎機能低下が進んでくると自覚症状が出てくることがあります。
このような症状に気が付いたら医療機関にご相談下さい。
成人の8人に1人が慢性腎臓病なのです。
象牙質知覚過敏症について
言うまでもなく、歯科の2大疾患といえば「う蝕(むし歯)」と「歯周病(歯槽膿漏)」ですが、このどちらにも属さない象牙質知覚過敏症についてお話ししたいと思います。
この疾患は、最近テレビのコマーシャルなどでも見たり、聞いたりすることがあるので憶えておられる方も多いと思います。
いったい象牙質知覚過敏症とはどういう病気なのでしょうか?
そもそもは「温度、乾燥、擦過、浸透圧、化学物質などの刺激によって生じる短く鋭い痛みを特徴とし、歯質の実質欠損など他の病変では説明できないもの」と定義されますが、冷たい物、温かい物(特に冷たい物による刺激)、甘い物、酸っぱい物、また歯ブラシの際の刺激に対して「しみる」という症状を呈します。
これらが高ずると「痛み」になります。ちょっと専門的になりますが、どうしてこういうことが起こるのかというと、歯の表面を被っているエナメル質や根元の方にあるセメント質が喪失し、象牙質が露出して、その表面に歯の神経と連絡している象牙細管が開口し、そこに先に述べた刺激が加わって痛みを発症するとされています。
それでは日常でのセルフケアはできないのでしょうか。
ひとつには歯磨剤の選択があります。これらの中には、先ほど述べた象牙細管を封鎖する役目の物(乳酸アルミニウム配合)、歯の神経の知覚鈍麻の役目の物(フッ化物配合)、歯の神経の伝達をブロックする役目の物(硝酸カリウム配合)があります。使用の際には研磨剤非配合の物をお勧めします。
次に食生活では酸性のものを控える(例えばワイン、コーラ、オレンジジュースなど)。
3つ目は、適切な歯ブラシの仕方です。
毛先はラウンド型や極細毛のもので歯の表面を拭う感覚で行ってください。
昨今話題になっている音波ブラシも有効でお勧めします。
通常では2〜3週間位で症状が治まってくるものと思われますが、改善されない場合も多々あります。
痛みの感受性の亢進は歯髄炎(歯の神経の炎症)につながります。
そのような時は、歯科の先生に相談し適切な治療を受けられることをお勧めします。
血尿について
今回も身近な話題について書いてみたいと思います。
血尿には、ご自分で見てはっきりと赤いことが分かる肉眼的血尿と、見た目は正常ですが検診や病院の検査でたまたま指摘される顕微鏡的血尿の2種類があります。
肉眼的血尿の色調は、出血の場所や程度により様々です。
鮮やかな赤、赤ワインのような赤、どす黒い赤、茶色など。
高熱時や水分摂取の少ない時の濃い黄色尿や薬剤による着色尿は血尿ではありません。
いずれの血尿も何らかの病気が潜んでいるサインを示していることがあります。
一番注意が必要なのは、痛みや頻尿などの自覚症状がない肉眼的血尿です。
膀胱などの腫瘍によることが多く、いったん血尿が出ても自然に止まるため、病気が治ったと思い、そのまま放置する方もいます。
その間に病気は進行するので、難しい手術や治療が必要になってしまいます。
たまたま尿検査をした時に、潜血反応が陽性で、2次検査を受けるように勧められることもあります。
慢性腎臓病、腎炎などの内科的疾患や膀胱や腎臓の腫瘍の初期症状のこともありますので、どんな血尿の場合でも、ご自分の判断だけでなく、一度はお近くの専門医の受診をお勧めします。
口腔(こうくう)年齢って何でしょう?
みなさん口腔(こうくう)年齢という言葉をご存知でしょうか?
よく「精神年齢」とか「肌年齢」など○○年齢というものが最近マスコミなど賑わせています。この口腔(こうくう)年齢はみなさんの歯の状態と歯ぐきの状態をもとにしてコンピュータで求められる年齢です。
検査は簡単でしかも数分で終わります。さらにこの検査は全く痛くありません。虫歯の本数と数ヶ所の歯ぐきの状態をチェックするだけでOKです。この検査は今までの検査と違い歯周病の評価も加味されている点が大きなポイントです。2002年に当院で導入した際に私も実際に自分の口腔(こうくう)年齢を求めてみました。結果は16.1歳(実年齢は44歳ですが)でした。実際にやってみると10代で60歳以上の年齢がでた方もいらっしゃれば、70代の方で20代の判定が出た方もいらっしゃりその年齢は千差万別です。
一昔前あるテレビのCMで「芸能人は歯が命!」という言葉が大流行しました。実際に芸能人がよく通っている歯科診療所の先生に聞くと「芸能人はむし歯よりもむしろ歯ぐきのケアーに力を入れている」そうです。もちろんこの歯ぐきのケアーとは歯周病のケアーにほかなりません。
みなさん歯周病という言葉を聞いたことがあるかと思いますが「どんな病気ですか?」と尋ねると意外とご存知ないかと思います。ヒトの歯は顎(あご)の骨の中に植わっています。(歯ぐきのなかに植わっているというのはマチガイです。)その大切な歯を支えている顎の骨が溶けてしまうのが歯周病です。ですから歯周病になるということは=顎の骨が溶けてしまうと言って差し支えないケースがほとんどです。そのため場合によってはいわゆる「フケ顔」といわれる実際の年齢以上に見えてしまうことが多々あります。(同窓会などに出かけた時などに同じ同級生なのに親子ほど年齢が離れているように見える方がいらっしゃった記憶はございませんか?)ですから芸能人などは毎月定期健診を欠かさない方もいらっしゃると聞いています。
さらにこの歯周病は日本人の歯のなくなる原因のトップで、むし歯が原因で歯がなくなってしまう方の数倍もいらっしゃいます。最近の研究では歯周病が原因で歯が全部なくなった方の寿命は平均より短いとか、歯がない方は痴呆が進行しやすいなど歯周病は意外にも人間生活の質を下げるということがわかってきました。
歯周病は気づいた時には相当病状が進んでいるケースが大部分です。みなさんも小自分の口腔(こうくう)年齢をチェックされてはいかがでしょうか?口腔(こうくう)年齢のチェックをご希望の方は弊院かかかりつけの先生にご相談ください。
新型コロナ感染症が5類になりました
5月8日より、新型コロナウイルス感染症が5類になり、これからは医療もウィズ コロナの時代となります。
5類になって、感染者の自宅療養についての法的拘束力はなくなり、自己判断となります。 発症日を0日として5日間、かつ、風邪症状が消失して24時間経過していることが目安となります。感染力の強いウイルスなので、5日間たったから大丈夫ということではなく、症状が改善しているかを考慮しましょう。
この間の、公共の交通機関の利用や買い物などは規制されません。ただし、感染を広げないように、移動・買い物は短時間で済ますこと。ウイルスの排出の少ない不織布のマスクを着用しましょう。 感染後10日間は、マスク着用が推奨され、この間はリスクの高い高齢者との接触は避けましょう。
コロナ感染症は、セルフチェックができます。現在、コロナウイルス感染の抗原検査キットが販売されています。検査キットは、厚生労働省の認可済みのキットを使用してください。ケースに研究用と書かれているものは不可。厚生労働省の認可済みのものは、体外診断用医薬品(第1類医薬品)と表示されています。認可済みのものは、われわれ医師の使っているキットと同じ精度です。
また抗原検査キットの使用についてはこつがあります。熱が出たので心配で…すぐ検査。という気持ちは分かりますが、しっかりと判定するためには、24時間程度時間が経過してからの方が正診率が上がります。発症直後には、ウイルス量が少なく、反応しないことがあるので要注意です。
熱冷ましや風邪薬を使用しても検査には影響がありませんので、熱が出たらまずは仕事を休む。その後検査キットを使用して確認する。キットが陰性でも風邪の症状があるうちはできる限り人と接触しない。会うのはマスクを着用して短時間で。
ウイルスは何も変わっていません。恐れ過ぎず、賢く付き合いましょう。









