飲み過ぎ用心!
新年度も始まって歓迎会やお花見などでお酒を飲む機会が増えますが、アルコールによる事故の話題も散見されます。アルコールには脳を麻痺させる作用があります。気分がよくなったり陽気になったりするのもこのためですが、度が過ぎると意識がなくなったり、呼吸が止まったりすることもあるのです。酔っぱらって意識がなくなっているときは、吐いたものを誤って飲むことで窒息する危険もあります。仰向けよりも横向きに寝かせた方が窒息のリスクを防げます。ぐったりしていたり、呼吸の様子がおかしくなったりしているようなら、すぐに救急車を呼んで病院に運んだほうが良いでしょう。常に誰かが側にいて観察していることも大事です。もっとも、そのような事態にならないように、短時間に多量に飲酒するようなことはやめた方がよいでしょう。
最近のワンランク上の美白・しわ治療の複合治療レーザートーニング、皮膚再生治療(セルリバイブ・ジータ)と点滴療法、トラネキサム酸ビタミン導入
ワンランク上の『しみ・しわ・たるみ・くすみ』などの治療は『セルリバイブ・ジータ、マイセル・プラス』などの皮膚再生若返り治療や、フォトフェイシャル『フォトRFオーロラやフォトRFリファーム』などのIPL(光エネルギー)・赤外線レーザーやRF(高周波)によって、メラニン色素を消去したり、線維芽細胞を刺激して、コラーゲン線維の産生を促し、『しみ・しわ』を改善させるいくつかのコース治療方法と『美白点滴治療』を、同時にまた、複合的(施術・点滴時間30~40分)に行って、個々のお肌のトラブル、悩み、ニーズにお応えします。 『美白点滴治療』は、ビタミンC/ビタミンB群/ミネラル/プラセンタ(人胎盤エキス)を症状に合わせて点滴することで、血管を経由して直接細胞にビタミン等を送り、ストレスを抱えた肌のトラブルの解消が実感できる治療方法です。 『セルリバイブ・ジータ、マイセル・プラス』などの皮膚再生若返り治療は単独でも効果はありますし、フォトフェイシャルと美白点滴治療の複合治療を2~3週間毎に繰り返すことで自己の皮膚のコラーゲンが再構築され、長時間のお肌のタイトニン効果が期待できます。 また、最近注目されている美白治療は、今まで薄くすることが難しかった『肝斑』も『レーザートレーニングやレーザーピーリング』を使用しながらトラネキサム酸ビタミン導入を行う治療で有効です。
痛みが少なく、安全、かつ、お化粧がすぐできます。 今では、しみしわの治療は治療法を専門医の説明の上で、御本人によって選択することができます。 長年のゴルフやテニスなどの屋外スポーツや仕事、車の運転で片側の顔や手の甲にしみやくすみが目立ち、急に気になってきた方。
目の下のしわ、ほうれい線、鼻の周囲の毛穴やニキビ跡が気になっていて、自分で色々とスキンケアをしたが諦めてしまっている方。
毎日の仕事が忙しくまとまった時間がとれない方。
専門医に相談してみて下さい。
虫歯はうつる?
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌はいません。
では、いつ頃から、どうして虫歯菌が住みついてしまうのでしょうか? それは残念なことに、いつも身近にいるお母さんからもらってしまうのです。
お母さんのお箸で一緒に食べさせていませんか? 自分の食べているものをかみ砕いて赤ちゃんに与えたりしていませんか? こんな所からお母さんの虫歯菌が赤ちゃんの口の中に移っていきます。
虫歯は遺伝するのではなく虫歯菌に感染するのです。 そこで、感染源である周りの人達の口の中の虫歯菌をなるべく少なくする事で対処していく方法があります。
虫歯の治療及び定期的にクリーニングする事によって虫歯菌を減らす事が重要です。
少しの努力で可愛い赤ちゃんを虫歯から守ってあげましょう。
危機を乗り越えて
いつもいろいろな方たちに病気の予防の話をするとき、防災に例えてお話をすることがありますが、このたびの大地震にはただただ驚くばかりです。
しかし困難な状況、先の見えない暗闇に光明を見る思いがしています。「災害に遭おうとも驚かず、艱難(かんなん)に向かうとも悲しまず」。
陸別町の開拓に貢献した幕末の医師、関寛斎(せきかんさい)の言葉の一部です。
立派な言葉ですがなかなか実践は難しいでしょう。
そもそも生きることは、いつも新しい事態に対処していくことに他なりません。
誰でも「やりたいこと」「こうありたいと願う姿」などを持っていますが、現実に「できること」とはズレがあります。
人は絶えず自分自身または環境を変えたりしてそのズレを調整したり、身の丈に合わせて「できること」の範囲で生活する術を身につけていきます。
しかし老いるということ、病むということは新たな事態に対処する力が衰えるということです。
報道される被災地のご高齢の方たちの姿に、胸が痛みます。
このような出来事をキッカケに健康を害することは想像しやすいことですが、感染症など環境要因によるものだけでなく精神的な影響による大きな喪失感はさまざまな病気を引き起こします。
しかし困ったときに人の手を借りる、困っている人に手を貸すことが自然に行われる社会では、心のケアがよりやさしくなると想像します。
昨今老いることや病むことを忌むべきこととして、それらに目を背けるような気配が世の中にあるように思われていましたが、大変な苦労をされている被災地で大きな混乱もなく互いに助け合う様子を伝え聞くとこの国はまだまだ捨てたものではないと思い直すのです。この度は、東北地方を中心とした大地震災害に遭われた方々、ご遺族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。最後に、エイブラハム・リンカーンの言葉を送ります。
「あなたが倒れてしまったことはもうどうでもいいのです。私はあなたが立ち直ることに関心があるのです。」
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
脂漏性角化症は、あまり聞いたことのない病名かもしれませんが、良性の皮膚腫瘍でかなりよくある疾患です。
多くは褐色で表面がやや脂っぽく見えザラザラしています。
老人性イボなどと呼ばれることもあります。
形は円形に近く、褐色で皮膚から盛り上がっています。原因は紫外線の影響や皮膚の老化と言われています。
発生する年齢は男性では40歳代以上、女性では30歳代以上です。
大きさは数㎜のものから3〜4㎝位のものまでいろいろです。
色は薄い茶色から黒色に近いものまであります。
発生する部位は手のひら、足の裏以外はどこでもできますが、多いのは顔、頭、背中などです。
皮膚からの盛り上がり方は、わずかに盛り上がったものから硬くしこりのように盛り上がったものまであります。
表面はザラザラしたり、毛穴のような点々がたくさん見られることもあり悪性を心配して来院される方もいます。
1個だけあったり、多発していたりすることもあります。
また頭にある場合は、クシなどで傷つけて出血することもあります。
平らなシミ(老人性色素斑)と混在することもあり、シミが盛り上がってきて脂漏性角化症になることもあります。
本来は良性で悪性化することはないと言われていますが、悪性のものとの区別が難しいこともあります。
その場合には検査が必要なこともあります。治療は、かゆみがあったり大きいなど不便がある場合は取ることになります。
取るには手術で切除したり、電気メスやレーザーで焼いてしまったり、液体窒素で凍らせて取ったりします。
悪性の心配がある時は一部を取って検査に出すこともあります。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)とは
幼い頃に水ぼうそうにかかるのは珍しいことではありませんが、この原因となるウイルスは治ったあともその人の身体の神経節に潜んだままでいます。
そして疲労、ストレスや加齢など抵抗力が低下すると、再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に現れ発症します。 症状は初め、身体の左右どちらか片方にピリピリと刺すような痛みや違和感が生じ、4〜5日後にその部分が赤くなり、やがて小さな水ぶくれが帯状に現れます。
それがかさぶたになってから3〜4週間で治ります。痛みは眠れないほどのものから鈍いものまで人によりさまざまで、皮疹が治る頃には消えることが多いのですが、治った後も長期間にわたって続くことがあります。 昔は体を一周したら命にかかわるといわれていましたが、この病気はそのようなことはほとんどありません。
治療はできるだけ早いうちに始めることが大事です。
妄想のケア
ある英国の作家が「若いとは、お金がないことを気にしないことだ」と言いました。
では「老いとは、お金が無くなることが心配になること」でしょうか。
時々、物盗られ妄想の相談を受けますが、身近な介護者に向かう攻撃的な物盗られ妄想に家族は弱ります。
精神科の外来治療だけでは、薬に頼った結果、副作用で事態が悪化することもあります。
今回は、具体的な対処方法ではなく、本から得た妄想への対応の原則を紹介します。
認知症の初期は、記憶障害が中心ですが、妄想などの周辺症状も出てきます。
この妄想の根源は「喪失感」にあるといわれます。
妄想は段階的に出るのではなく、何かしらの出来事をキッカケに急に生じます。
人生には、親しい人との別れや生活環境の変化、病気や怪我はつきものです。
「人の世話はするが、されるのは苦手な」人は、別れや環境変化、体の不調などを喪失感に結びつけがちです。
共通するのは、老いや病気、助けを借りることを上手く受け入れられないことです。
それまでのように、困難を自力で乗り切れず、面倒を見られるという予想外の現実に、不安や恐怖を感じた結果、物盗られ妄想という表現に
なると考えられます。
妄想は誰にでも生じうるもので、このような性格の人達だけの問題ではありません。
周辺症状は、認知症患者さんの生き方とその人が置かれた状況が絡み合って生じます。
つまり、家庭環境や、老いを排除し、病気になって人の手を借りる、病んだ人に手を貸すことが当たり前ではない社会の姿も背景にあります。認知症のケアでは、妄想の元である喪失感を埋めるため、その人が「出来なくなったこと」は要求せず、「出来ること」を積極的にやってもらうことが有効だといいます。
また、攻撃性を家族が受け止めるのは難しいので、第3者のケアスタッフが間に入る方がいいでしょう。
病気の介護や、生活の援助に、他人が介入することに抵抗感があるものですが、介護サービスの利用にはこういう意味もあります。
さまざまな「痛み」の改善に努める 患者個々人に最も適した疼痛治療を実施
産業道路の花園十字街にほど近い「やなづめ医院」は1990年に開設。
診療では主に神経痛や慢性頭痛、がん性疼痛、帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛、線維筋痛症など、痛みを伴うさまざまな疾患に対応し、ペインクリニック(疼痛)外来を開設している。
「どこの病院に行っても原因がわからず、慢性的な痛みに悩んでいる患者さんが多くいます。
痛みを自然に止める経路に、疼痛下行性抑制経路というのがありますが、それが弱くなると、ごくわずかな刺激でも痛みを伴うことがわかってきました。
まず日常の生活など患者さんの話をよく聞いた上で診断し、個々人に最も適した治療を選択するよう心がけています」と、簗詰泰彦院長は話す。 治療では局所麻酔による神経ブロック(注射)や消炎鎮痛剤、痛みの性質に応じた薬物療法、低周波治療器などの理学療法などを駆使しながら改善を図っていく。
また漢方を併用することもある。院内はバリアフリー対応で車いす用トイレも完備している。
ウオーターベッドやローラーベッドなど血液循環を向上させ、腰痛や肩こり、不眠、ストレスを解消させるリハビリ機器も備えている。「帯状疱疹など神経痛は改善することができます。何科を受診していいのかわからない方などは気軽にご相談ください」と話す。
高齢者の医療と生活のサポートに尽力。スポーツ医としても地域医療に貢献
骨粗しょう症や変形性膝関節症など高齢者に多い整形外科疾患をはじめ、スポーツドクターとしての役割を柱に、1987年の開院以来、地域医療に貢献する今整形外科。
理学療法士をはじめ各専門スタッフも充実しているほか、血圧脈波検査装置や骨塩定量検査機などの各種医療機器も完備し、安心と信頼の医療の提供に努めている。
特に高齢者医療に力を入れ、「高齢者をサポートするためには医療だけでなく、生活をサポートすることが大切」と話す今均院長。
同院を中心に2つのクリニックをはじめ、通所及び訪問リハビリテーション、訪問看護・居宅介護支援事業所、地域包括センター、グループホームを開設。
2002年には社会福祉法人函館大庚会を設立し、街中居住をコンセプトに特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、訪問介護などの介護施設も開設。
さらに同院向かいに、自宅での生活を続けながら「通い」「泊まり」「訪問」の3サービスを柔軟に組み合わせて利用できる小規模多機能ハウスと、介護付有料老人ホームを併設した地域密着型特定施設も2011年3月オープン予定で建設中だ。「医療機器や技術がどれだけ進歩しても、大切なのは医療を施す側と求める側のつながりです。人間の心を大切にした医療の提供を日々心がけています」と、今院長は話す。
自分らしい生活と人生の継続を支援。24時間体制で患者本位の医療・介護を提供
飯田内科クリニックグループは、いずれ必要となる医療と介護を、いつもと変わらない住み慣れた環境で受けられ、自分らしい生活や人生を継続して送られる、そんな日常生活に浸透した身近な医療・介護サービスの提供を実践している。外来と往診を柱に、昔ながらの家庭医として地域におけるプライマリーケアの役割を担っている飯田内科クリニックは、脳疾患や心臓疾患など専門性の高い分野に関して、迅速かつ的確な診断で各専門医との連携が密に図られている。
さらに居宅介護支援事業所とヘルパーステーションが併設され、医療介護の両面で末期がんを含む在宅のターミナルケア(終末期医療)にも24時間対応できる体制が整っている。また2009年4月以降、函館運転免許試験場北側に位置する医療・介護複合施設メディカルスクエア内に、在宅療養支援診療所「飯田内科クリニックいしかわ」を開設。
函館圏でも数少ない血液内科を有する24時間体制の診療所及びその病床の機能性を生かし、医療依存度(気管切開している人、胃ろうが入っている人など)や要介護度の高い人であっても安心して利用できる天然温泉付きのショートステイ(39人)を併設していることが最大の特徴である。
同じく併設の通所リハビリテーションにおいては、理学療法士によるリハビリテーションをはじめ、栄養バランスの良い食事の提供、広々とした浴室の天然温泉など、心身共に健康的な一日を満喫できる。
医療機関の併設で、緊急時の安心感も大きく、医療の目線に立った介護、まさに同グループが目指す、患者本位の医療・介護を提供する。「実際のところ病状などにより通院困難な患者さんは多いと思います。私どもは、本当に必要な時にお役に立てる存在でありたいとスタッフ一同努めています。今後も24時間体制で身近な医療・介護サービスを提供していく所存です」と、飯田善樹理事長は話す。