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『矯正装置=目立つ』は昔の話!?

矯正歯科2013/07/29

 悪い歯並び・かみ合わせを治したいけれど、装置が目立つのがイヤで歯列矯正に踏み切れないという方がおられるかもしれません。
しかし、目立つ矯正治療法しかなかったのは遠い昔の話です。
材料や技術の進歩によって、「見えない・目立たない矯正」と称される見た目に非常に優れた矯正治療法が考案されており、多感な時期の中高生や大人の方でも抵抗なく歯列矯正を受けられる時代となっております。

 その中でも非常に審美性に優れた治療法として挙げられるのが「裏側矯正(舌側矯正)」と「マウスピース矯正」です。
裏側矯正とは、基本的に歯の裏側にブラケットというボタンを付けて、それにワイヤーをくくりつけて歯を動かす治療法です。
マウスピース矯正は、個々人の歯型に合わせて製作した透明なマウスピースを定期的に交換しながら歯を動かす治療法で、ワイヤーを用いた矯正治療とは一線を画す次元の異なる治療法です。
どちらも金属色の装置が外から見えないため、見た目を気にせずに歯列矯正を受けられます。

 裏側矯正は日本生まれの矯正治療法で、ヨーロッパや日本、韓国を中心に広まっており、一方、マウスピース矯正はアメリカ発祥で、こちらも全世界的に広がりをみせている矯正治療法です。
日本でも東京や大阪には裏側矯正専門やマウスピース矯正専門の歯科医院があり、大都市を中心に日本でも普及し始めております。
道南でも矯正治療を受けることは珍しいことではなくなっておりますが、裏側矯正やマウスピース矯正となると残念ながら知名度がまだ低いのが現状です。

 以前は、裏側矯正とマウスピース矯正は、表側に装置を付ける矯正治療法(唇側矯正)と比べて、治療期間がかかる、仕上がりが良くない、治せる症状が少ないなどといわれておりましたが、今では期間、仕上がりにほとんど差はなくなってきており、広範囲の症状に対応できるようになってきております。
目立つ矯正装置に抵抗があって歯列矯正に踏み切れない方は、裏側矯正やマウスピース矯正に詳しい矯正歯科医にご相談下さい。

(これらは自由診療です。治療内容により費用は異なりますので歯科医に御相談ください)


Text by ふるた矯正歯科 古田 樹己( 2013年7月29日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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