涙目治療から遠近両用コンタクトの処方まで地域や患者にやさしい眼科医療を目指す
1997年に開院した清水眼科クリニックは、湯の川を中心に道南地区全域、なかでも渡島半島東部地域から訪れる患者も多い。 地域や患者にやさしい医療を目指し、建物はバリアフリー構造で目の不自由な人、お年寄りや車いすなど体の不自由な人でも受診しやすい環境を整えている。
またインフォームドコンセントに努め、患者の目の状態について目の検査機器に内蔵されたカメラで写した画像を見せながら分かりやすい説明を行っている。
診察券を兼ねた「眼の健康手帳」も発行し、視力や眼圧、病名などを明記。自宅に帰って家族にも説明でき、患者も自分の病態を改めて理解できると好評だ。 さらに清水信晶院長は角膜を専門に研鑽を積み、患者への負担が少ない白内障の日帰り手術や、涙道内視鏡による涙目の治療にも積極的に取り組んでいる。
このほか視野計や眼底レーザーなど最新の検査・治療器具を完備し、高いレベルの医療を実践。入院が必要な場合は、市内総合病院とも連携が図られ安心だ。「最近はコンタクトによる障害や、コンタクト使用者の高齢化による老眼の問題も多くなっています。正しい使用法の啓蒙や遠近両用コンタクトの処方などにも力を入れたいと考えています。悩み事があれば気軽にご相談ください」と清水院長は話す。
赤ちゃんの哺乳について
10カ月にも及ぶ長い妊娠期が終わって出産を無事に終えた後は、生まれてきた赤ちゃんが健康であることがお母さんの何よりの願いです。
オギャーと泣いて元気な子であることが分かるとお母さんの気持ちはホッとします。
そして、元気にお母さんの乳首を吸っている我が子の姿を見ると、大変だった妊娠期間を忘れさせてくれることと思います。
生まれたての赤ちゃんは健康であれば、お母さんのおっぱいを吸うことができます。
しかしこの当たり前に思える動作ですが、いつどこで覚えたのでしょうか?
おっぱいを吸う動作は思った以上に複雑なものです。
赤ちゃんは頬や口唇のあたりを刺激すると、刺激を受けた方向に口唇を向けて乳首を探し、口唇と舌を使ってお口の中に乳首を引っ張ってきます。
これらの動作は反射的に行っており、探索反射および口唇反射といわれております。
赤ちゃんの頬をお母さんの指で触ると、指をパクッとくわえることがあるかと思います。
この頃の赤ちゃんの上顎の口蓋は真ん中がくぼんでいて、乳首をとらえて吸うために適した形となっております。
舌を前後に動かし、乳首をしごいて乳汁を吸います。
これを吸啜(きゅうてつ)といいます。その後、乳汁を喉の奥(咽頭部)まで送って飲み込みます。
これを嚥下(えんげ)といいます。これらもまた反射により行われます。
これらの動作は、実はお母さんのお腹の中にいるときからみられるものです。
胎生8週頃には口の周りを触れる刺激を与えると、頭や体を刺激した方へ向ける動作を始め、胎生12週頃には嚥下運動、胎生24週頃には吸啜運動を行い始め、この後には自分の指を吸ったり、羊水を吸引していると考えられています。
赤ちゃんはお母さんのお腹にいるときから、おっぱいを吸う準備をして、頑張っています。
そう考えるとおっぱいを吸う赤ちゃんの姿は違う形で見えてくるかもしれません。
お腹が張っていませんか?
「お腹の張り」は、食べたものが腸内で発酵し、ガスが発生する事によって起こる場合があります。
食べたものは、主に小腸で必要な栄養素が吸収され、ドロドロの残りカスが大腸へと送られます。大腸では水分が吸収され次第に便を形づくり、直腸に送られて最終的には体外へ排出されます。しかし、便秘をした時など、内容物が腸内に長くとどまると、菌の増殖によって、ガスが発生するため、お腹が張った感じになるのです。
便秘の他、下痢の時にもお腹が張ります。お腹が張るからといって、下剤を飲みすぎたりする事は、逆に症状を悪化させます。
この他、胃の機能の低下が原因となることもあります。私達は、食事をしている時、一緒に飲み込んだ空気を、胃の蠕動(ぜんどう)運動によって吐き出しています。しかし、胃の働きが弱くなると、空気を吐き出す事ができずに胃にたまってしまい、げっぷが多くなります。
まずは、生活習慣や食生活の改善ですが、ストレスが原因となる事もあるため、ストレスをためないよう心がけることも大切です。それでも改善しない時は、大腸癌や過敏性腸炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)なども疑わなくてはなりません。
大腸の検査というと、「検査の朝には、たくさん(二リットル)の下剤を溶かした洗浄液を飲み、のた打ち回るような痛みをこらえて・・・」というイメージがありますが、洗浄液はレモン味やグレープフルーツ味に改善されていますし、最近では、お茶や水で飲むことのできる錠剤もあり、かなり飲み易くなり、好みによって使い分ける事が可能になりました。また、カメラの性能が良くなり、検査の苦痛はかなり軽減されています。
胃腸以外の病気でもお腹が張る事があります。腹水がたまっていたり、卵巣に腫瘍ができることでも同じような症状になるので注意が必要です。
長期間、お腹が張る症状が継続している方は、専門医に相談をする事をお勧めします。
70歳代の8人に1人に潜む緑内障
先日、岐阜県多治見市に於いて40歳以上の方を対象に大がかりな緑内障の住民検診が行われました。受診した方の数は1万7千人に上ります。その結果として、40歳以上の方の5・8%(17人に1人)に緑内障が認められました。ところが、そのパーセンテージも年齢が上がるに連れて増加してゆきます。40歳代ならば2%台なのに対し、70歳代ならば実に13%(8人に1人)の方が緑内障になっているという結果になりました。
さて、それでは緑内障と言う病気はどんな病気なのでしょうか。カメラのフィルムにあたる網膜には、一面に視神経がはりめぐらされています。その視神経が、太い1本の束となって脳へ向かうところを、視神経乳頭といいます。緑内障は、この視神経乳頭が眼球内側から押し潰されることで凹みができ=陥凹、正常に機能する視神経が減少する病気です。一度失われた視神経は、二度と元に戻りません。病気の進行とともに、見える範囲が徐々に狭くなり=視野欠損、最悪のケースでは、光を失うことになります。
視神経が痛められる大きな原因は、眼圧が高過ぎる状態「高眼圧」です。高眼圧は、空気を無理につめてパンパンに固くなったボールのようなものです。しかし、眼圧が正常でも、視神経乳頭が陥凹することもあります。それは高齢者の場合、視神経乳頭の構造が相対的に弱くなる(眼圧に対する感受性が強過ぎる)ためです。
緑内障治療の最初のキーポイントは、早期発見です。40歳を過ぎたらできるだけ眼底検査を受けるようにしましょう。
緑内障は早期発見と適切な治療により、多くのケースでは、一生十分な視野・視力を保つことができるようになっています。緑内障は途中まで、自覚症状がほとんどありません。一旦視野の異常が起きたら後戻りはできないのです。眼圧コントロールの必要性をよく理解し、欠かさずに通院しましょう。
眼からわかる全身疾患
眼球は直径24mmほどの小さな器官ですが、私たちが得る情報の約90%が視覚からであり、それが障害されると日常生活に支障をきたします。
また、眼の症状から他の病気を発見するきっかけになることもあります。
①散瞳剤をつけて眼底検査をすると、眼科医は動脈と静脈を直接見ることができます。
眼底は体の中で血管を直接見ることができる唯一の部分です。
血管の走行状態や出血から、糖尿病・高血圧症・癌の転移・白血病・SLEなどの膠原病などがみつかることがあります。
特に糖尿病は現代病であり、失明原因の第2位にもなっています。
眼底出血で発見され、血糖値を測定したら異常高値で即、内科に紹介ということも珍しくないことです。
②急な複視(物がずれて見える)や、片側の眼瞼下垂(まぶたが下がる)などの症状の時は、脳梗塞・脳腫瘍・脳動脈瘤による頭蓋内の神経の圧迫・甲状腺の異常・重症筋無力症などの筋肉の病気がみつかることがあります。
特に危険な脳動脈瘤は、くも膜下出血の前ぶれであり、放置すると命にかかわることもあるので、神経の麻痺と判断した場合は、即脳外科に紹介となります。
③目の周りのできものは良性のものがほとんどですが、まつ毛の際で増大していくものの中には基底細胞腫・有棘細胞癌・悪性黒色腫などの悪性の腫瘍もあります。
切除して病理組織診断して初めてわかることも稀にあります。
④目の周りの皮膚は全身の中で一番薄いので、すぐに荒れてしまいやすく、早めに治さないと感染症や色素沈着が長引くので、的確な治療が必要です。
以上のように、眼に関わる何らかの症状がある時は、放置せずに眼科を受診して下さい。
特に、症状の出ないうちに進行してしまう「緑内障」は失明原因第1位の病気です。
視野検査を受ければ見つけることができます。眼科の検査は痛い検査はひとつもありません。
気軽に「目の検診」を受けて、いつまでも見える目でいられるように、早期発見・早期治療につとめましょう。
10秒間目を開けていられますか
2・3回まばたきをした後、10秒間じっと目を開けたままにしてみましょう。
もし、途中でつらくなってまばたきをしてしまった方は、〈ドライアイ=乾き目〉かもしれません。
ドライアイのチェックシートをしてみましょう。
□目が疲れやすい
□ものがかすんで見える
□目がゴロゴロする
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光をまぶしく感じやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□理由もなく涙が出る
□目がかゆい
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
5つ以上チェックが付いた方は、ドライアイの可能性が高くなります。
涙は通常まぶたの中にある涙腺と言うところで作られ、1日に出る涙の量は2~3mlとスプーン1杯程度です。
ドライアイにはこの涙の出る量が減るタイプ<1>と、涙はきちんと出ているのに質が悪くて蒸発しやすいタイプ<2>があります。
涙の量を計るには、まぶたの縁に検査用の濾紙や糸をつけて吸収される量を計る<シルマーテスト>をしますが、日常分泌される涙の量を量る方法と鼻の粘膜を刺激してどれくらいいっぱい分泌されるかを計る方法もあります。
タイプ<1>の方には涙だけではなく唾液も出ない<ドライマウス>を合併している場合もあり<シェーグレン症候群(しょうこうぐん)>と言います。
涙の蒸発しやすさを検査するには、検査薬をつけてから目を開けてもらい、涙が蒸発し出すまでの秒数を数える<BUT>検査をして10秒間以内に蒸発し出すかどうかをチェックします。
治療としては、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸という様な保湿成分の高い成分の点眼薬、涙の産生を促すムチンという成分の点眼薬を処方します。
テレビやパソコンなど目を使う作業の少し前に点眼するのも効果的です。
また、こまめにまばたきをして涙の循環を良くするというのも1つの方法です。
まだまだ、しもやけの季節です
しもやけは寒さによる末端の血行障害で、厳冬期よりも昼夜の温度差が10度以上ある初冬と初春に多いといわれています。
特に足指や耳、頬が赤く腫れ、時に水疱(すいほう)となり、温めると痛みや痒(かゆ)みが強くなります。
治療は血行を促す外用剤を優しくマッサージしながら、1日に数回塗布します。
炎症が強い場合には、ステロイド剤を使用することもあります。
重症の場合はビタミンEや漢方薬を内服することもありますが、症状が出る前の秋から始めると、予防効果があるといわれています。
手洗いや発汗後の水分が蒸発することで熱が奪われ、しもやけになりやすくなりますので、タオルで水分をしっかり拭き取ったり、靴下を交換することが大切です。
発熱や関節痛を伴ったり暖かい時期でも症状が続く場合には、他の疾患のこともありますので、その時は皮膚科受診をお勧めします。
患者本位のやさしい診療で地域に貢献。新たな診療システムの構築など高度な医療を提供。
矯正歯科では函館でも先駆け的存在で知られる「みはら歯科矯正クリニック」は村井茂院長と村井かおる副院長の2人体制で、やさしい診療に取り組んでいる。「矯正治療は、治療後、患者さんに心から喜んでもらえることが大切。歯科医の理想を目的とした指導や治療を勧めるのではなく、患者さん本位の診療を心がけています」と村井院長。同クリニックの矯正治療では、従来のヘッドギアなどの装具を使う治療法ではなく、患者は何もしなくても24時間自動的に歯の矯正が行えるインプラントアンカーを用いた矯正治療に2002年から積極的に取り組んでいる。
ブラケットだけでは難しい症例にも効果的で、その豊富な実績は高く評価され、10年12月12日に台湾で開催される世界的なインプラント歯列矯正会議(WIOC)の招待も受けて、「インプラントを使った矯正治療の利点について」と題した講演も行っている。 また国内歯科診療室では初めて、受付から予約、デジタルレントゲンの導入など、すべてをコンピューター化し、院内LAN化を構築。各総合病院との提携や、はこだて未来大学の協力を得ながら、CTやMRIの画像データを活用して手術の3次元シミュレーションを実現し、安全性の高い治療を実践する。
各ユニットに設置されたモニターで、レントゲン画像を見ながら行われる治療説明も分かりやすいと好評だ。 さらに、一般的なレントゲンやCT画像だけでは平面的で、型取りをした模型では歯の根の部分までは分からないなど、従来の診断システムでは分かりにくかった歯の生え方、根の角度、歯の長さ1本ごとの長さまでが分かるというオリジナルの診療システムも新たに構築。
これは3次元データ化した歯の構造写真のイラスト化したものを、患者の3次元顔写真を透視画像に組み合わせることで、口腔内の状態を患者により視覚的に分かりやすく説明することが出来るというもの。
「独自のもので、より正確な治療計画が立てやすいとともに、患者さんにも分かりやすく説明ができ、治療経過も目で見て分かるので患者さんに好評です」と村井院長は話す。
日本成人矯正歯科学会に認定された道南唯一の矯正歯科専門医であり、10年から矯正歯科研修施設として認可され、大学院生などの受け入れ、教育にも取り組んでいる。 矯正歯科と形成外科、口腔外科を組み合わせた新たな歯科分野に取り組んでいるのも特徴の一つ。
唇顎口蓋裂治療など、高度な技術を必要な大学病院レベルの医療を実施。
「患者さんやご両親から、地域で医療が受けることができるということで、大変喜ばれています。
大学病院では難しい地元に密着した治療、地元で高度な医療が受けられるよう、地域の人たちに貢献したいと考えております」と話す。
蓄膿(ちくのう)症は治りにくいと聞きました。本当なのでしょうか?
専門医による正しい治療により約1カ月で治ります。
10日以内に鼻汁を止めることで予防も可能に 蓄膿症は、一般的に難治性の病気だと思われがちですが、正しい殺菌・除菌処置と、専門医の処方する薬を継続して飲むことで、ほぼ1カ月くらいで治ります。
具体的には、最初に除菌のために殺菌性の抗生物質を1週間使用し、その後、マクロライド系の抗生物質を少量・長期投与を行うのが蓄膿症治療のスタンダードです。 よく小さな子どもで蓄膿症ではないかと心配される親御さんがいますが、そもそも副鼻腔は骨格が固まる2歳後半から出来るものなので、それ以前の子どもでは副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症はまずありえません。
そのため鼻汁が続くなど、蓄膿症が疑われるような症状については、単純に鼻の構造が小さくて詰まりやすい、また自分で鼻汁をかまないために長引いているだけで、まず心配はありません。 一般的に蓄膿症とは、副鼻腔炎のことで、基本的に鼻の中の空洞部分である副鼻腔といわれる交通路が構造的に小さかったり、狭くなった状態に、いわゆる鼻汁が続くことで換気が悪くなって炎症を起こしてしまい発症する症状をいいます。
基本的には長く続く鼻汁を、遅くても10日以内で止め、蓄膿症へと移行しないように処置することが重要です。
基本的な治療は小児も大人も同じで、抗生物質を使ったスタンダードの治療で、症状によっては2、3カ月投与する場合もあります。
ただし、それでも治らない場合、特に大人では手術療法を考えます。小児で手術に至るケースはほぼありません。 手術は、従来、歯茎を切開して空洞を開けて中の悪いものを粘膜から根こそぎ取ってしまう方法が行われましたが、現在は基本的な考え方が変わり、内視鏡を使った鼻内手術によって、蓄膿症の原因となる副鼻腔という鼻の交通が狭い状態から通りの良い状態に広げる、いわゆる形成手術を行っています。
それによって、その後、薬を使って治癒を促すためのきっかけを作ることが蓄膿症手術の目的となっています。
手術は両鼻でも、全身麻酔下で2時間くらい。
1週間程度の入院は必要ですが、術後の負担や痛みも少なく、その日から普通に食事もできます。 蓄膿症は、鼻の真ん中にある鼻中隔という仕切りが曲がっている人でなりやすく日本人には多いといわれています。
また鼻の状態を悪くする慢性的な病気としてアレルギー性鼻炎や喘息のある方も注意が必要です。
まずは蓄膿症を予防するためにも、風邪の初期治療は大切で、耳鼻科の立場からは10日以内に鼻汁を止めることが第一となりますので、気になる場合には、早めの受診をお勧めします。
失神
「先生、今朝の朝礼で長い時間立っていたら倒れてしまいました。頭を打ってすぐに気がついたのですが…」と、心配そうに言うAさんの額には、失神時に床にぶつけて出来た内出血による大きなこぶがありました。
失神は、救急外来を受診する患者さんの3.5%と言われ、再発率も20―30%と、けっして稀な疾患ではありません。失神の原因は多く、
などがあります。
これらの中で特に危険なのは①の心原性失神です。心室頻拍や心室細動などの頻脈性不整脈による失神は、突然死する危険性も高いため除細動器を体に植え込むことでその予防ができます。ブロックなどの除脈性不整脈による失神には、ペースメーカーを植え込む治療法もあります。失神をおこす器質的心疾患には、狭窄性弁膜症、心筋梗塞、心筋症、心房粘液腫、大動脈解離、大動脈炎、心タンポナーデ、肺塞栓症などの致死的な疾患もあり、精密検査が必要になります。
一方、②③④は比較的軽症で、頻度の多い神経調節性失神症候群は、長時間の立位姿勢、痛み刺激、肉体的または精神的ストレスなどが誘因となりますが、予後の良い場合が多く過度に心配する必要はありません。
失神の原因疾患が軽症だったとしてもAさんのように失神時に頭部を強打した場合は、CTやMRIなどで頭頚部の精密検査が必要になります。前駆症状から失神を予知できる場合には、その場でしゃがみこむことで転倒による外傷を最小限に防ぐことができます。
失神の再発予防としては、日常生活の睡眠不足や運動不足の防止、過度の減量の防止、アルコールを控えることなどが大事です。また降圧薬を服用している場合には、薬の種類、量、内服時刻などの調節が必要になりますので担当医へ必ず相談してください。









