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カワムラ歯科クリニック  たからまち総合診療クリニック 

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メディカルスキンケア2011 美肌・アンチエイジングは三位一体 外からのケア、中からのケア、心のケア

形成外科2011/10/26

 老化による『しみ・しわ・たるみ』の治療は、レーザー治療、光・高周波治療、シルエットリフト、ピーリング、クリーム、ジェルなどの『外からの治療』、サプリメント、点滴治療を併用することで効果的な栄養素を直接送り込み、外からの治療効果がより一層改善される『中から治療』、また、ヘム鉄、アミノ酸、ビタミンB群を中心にしたストレスに耐える体づくりをする『心のケア』が大切です。ストレスは、血液中のアミノ酸、リンパ球を減少させ、肌の抵抗性を低下させ、肌を乾燥させ、そしてアトピーを悪化させ、肌の老化を加速させるからです。 現在行われている老化による『しみ・しわ・たるみ』の治療、レーザートーニング、フォトフェイシャルなどのレーザー・光・高周波治療は、すぐに化粧ができ、痛みが少ない施術です。併用する美肌の点滴療法では、ビタミン、ミネラルに加えプラセンタ『人の胎盤から抽出した各種アミノ酸、酵素、核酸など細胞活性因子』を追加してさらに大きな効果を得ています。 こんな所が気になる方に

  • 不規則な生活による慢性的栄養不足の方
  • お肌のトラブルが気になる方で、仕事が忙しく時間がない方
  • 最近疲れやすく、お肌の老化が気になる方
  • その他いろいろ試してなかなか効果が見られない、上記の疾患で悩んでいる方

 通常、週に1回ペースで継続されることが理想です。所要時間は30~60分程度です。 ワンランク上の美肌治療は、サプリメント外来に基づくヘム鉄、アミノ酸、ビタミンB群、コエンザイムなどの服用、高濃度のビタミンC、ミネラル、細胞活性因子の点滴療法と同時に、しみ・しわのIPL(光)・RF(高周波)・レーザートーニング治療でストレスによって疲れた肌の免疫能力を改善させるメディカルスキンケアと肌老化予防の時代です。


Text by 五稜郭大村美容形成クリニック 大村 勇二( 2011年11月 「タウン情報誌JAM「教えて、先生!!」」掲載)

不正咬合と矯正治療

矯正歯科2008/08/13

 日本人の2人に1人は歯並びが悪く、矯正治療が必要であるといわれています。矯正治療とは、出っ歯や受け口、八重歯などの悪い歯並びや咬(か)み合せを矯正装置を使って正しい歯並びにする治療を言います。入れ歯や差し歯で治すのではなく、矯正装置の力を用いて自分の歯を動かして治します。どうして矯正治療が必要なのでしょうか?

 健康、美容、精神面それぞれに必要があります。子どもの場合、悪い歯並びや咬み合せは、お子さんの顎(あご)の形や顔立ちに悪影響を及ぼします。歯垢(しこう)が溜(た)まりやすく、虫歯や、特に成人の場合、歯槽膿漏(のうろう)の原因になりがちです。また、悪い歯並びを学校でからかわれたり、大人になるにつれ、その事で消極的になる方もいらっしゃるようです。不正咬合は、症状によって治療の方法や期間が異なりますので、まずは掛かりつけの歯科医院でご相談ください。


Text by 大内歯科医院 大内 英樹(  「」掲載)

夜間頻尿について

泌尿器科2014/05/15

泌尿器科を受診される患者さんの中で夜におしっこに起きることで悩まれている方は実に多いです。
しかも長年我慢されている方も多いのが特徴です。
夜間頻尿とは、夜眠りについたあと排尿のために1回以上起きなければならないという悩みがあり、そのことで日常生活に支障をきたしている状態をいいます。
夜間頻尿は年齢を重ねるごとに増加し、夜間の排尿回数も増え著しく生活の質を低下させます。
夜間頻尿は前立腺肥大症が原因の男性の病気だと思われがちですが、女性の患者さんも多く、男女差はほとんどありません。
夜間頻尿は慢性的な睡眠不足を引き起こします。
そのため、日中の眠気で日常生活に多大な支障をきたします。
また、夜に暗い中トイレに行く回数が増えることは、転倒による怪我や骨折の危険が増えます。
これらは寝たきりの原因になることもあります。
原因は多岐にわたっております。
本来尿は日中に多く作られますが、年齢とともに、心臓や腎臓の働きが低下すると、夜間に尿量が多くなってしまいます。
また、尿量を減らす抗利尿ホルモンの分泌リズムが変化し日中に尿が少なくなり、その分夜間に尿量が多くなることも原因のひとつです。
水分摂取も適度な量であれば問題ありません。
しかし過剰摂取することにより、一日の尿量自体も多くなりその分夜間の尿量も増えます。
バランスを考えた水分摂取をおすすめします。
睡眠障害で、目が覚めるからトイレに行くという方も多く存在します。
睡眠障害の原因も不眠症、睡眠時無呼吸症候群、むずむず足症候群(脚を中心に強いかゆみや痛みなど虫が這うような不快感が起こり、じっとしていられなくなる病気)など多岐にわたります。
夜間頻尿という症状は多くの原因もしくはその組み合わせで生まれた結果で、実はかなり複雑な疾患なのです。


Text by むとう日吉が丘クリニック 武藤 雅俊(  「函楽 2014年5月15日発行」掲載)

春、学校健診の季節ですが

眼科2008/08/13

 新学期を迎え、我々眼科医も学校健診のため小・中学校を訪れます。視力検査を含め、目の病気が疑われれば専門医を受診するようにと、健診の結果用紙を子供達は学校から頂いてきます。その中で特に注意しなければならないのが小学校一年生の視力検査の結果でしょう。小学校一年生にとって視力という検査は初めての経験で、やり方もよく理解出来ないかも知れません。大勢のお友達の中で検査に集中出来ないこともあるでしょう。そのため検査結果が実際より悪くなりA(1.0以上)にならないと言うこともあります。

 しかしながらこの年齢では結果が悪い場合、遠視の場合が多く見受けられます。そして、遠視の場合、弱視(じゃくし)や斜視(しゃし)を伴っている場合があり、この1年生の時期を逃すと後でメガネをかけたとしても視力が回復出来なくなってしまうこともある、目にとってラストチャンスの時期だとも言えます。

 簡単に言うと、近視は近くは見えて遠くがピントがぼやけてしまう状態です。少なくとも近くを見ている時にはきちんとピントがあった画像が目に入るので弱視になることはありません。

 それに対し遠視の場合、もし度数が強ければ近くも遠くもはピントが常にぼやけてしまいます。いつもはっきりしない画像しか見えていないため、視機能(ものを見る力)が発達することができなくなります。そのため放置するとメガネで矯正しても1.0が出ない弱視になってしまうことがあります。また、斜視を来すこともあるのです。子供の視力は生まれたときは0.01しか有りませんが、次第に発達して4~5歳で1.0となり、視力が完成すると言われています。ですから6歳になっている小学校1年生は視力にとって非常に大事な時期といえるのです。

 視力の結果が悪いとき、斜視の疑いがある場合には必ず専門医の精密検査を受けましょう。


Text by 清水眼科クリニック 清水 信晶(  「」掲載)

泌尿器科とは?

泌尿器科2012/06/11

 ひにょうきか・・・未だに馴染みのないかたも多いと思います。
「ひ」は秘密の”秘”ではなく、分泌の”泌”です。
「し尿器科」も間違いです。
シモの方、あるいは性病専門?
そうではありません。
腎臓、尿管、膀胱、前立腺など尿に関するすべての臓器に関する専門科です。
また、受診してみたいのにどんな診察や検査をするのか、よくわからず不安だ。
陰部をだしたり恥ずかしいと尻込みしているかたも多いかと思います。

 症状によりますが、局部そのものを露出しないと診察できない場合は、とても少ないです。
多くの場合は、一般的な採尿と腹部エコー検査で大丈夫です。
泌尿器科医は聴診器のかわりにエコーを多用することで、多くの情報を得ることができます。
肛門から指をつっこむような羞恥心を抱く診察も、ぼくはめったなことでは必要ないと考えます。
恥ずかしいことも苦痛もありませんので、もっとお気軽に泌尿器科医へ相談してみてください。


Text by 医療法人社団やまだクリニック 山田 裕一( 2012年6月11日 「みなみ風」掲載)

月経困難症の原因である子宮内膜症について

産科婦人科2010/06/15

 月経困難症とは、月経時に下腹部や腰に痛みを感じたり、下痢や頭痛、イライラするなど日常生活に支障をきたすことを言います。 今回は、その原因となる子宮内膜症について書こうと思います。
子宮内膜症とは、子宮内膜あるいはそれに類似した組織が子宮腔以外(腹膜・卵巣・卵管・腸など)に発生し、女性ホルモンの刺激をうけることにより増殖し、さまざまな症状を引き起こす疾患です。
また、子宮の筋肉内に病変が発生するものは、子宮腺筋症といいます。
子宮内膜症のほとんどは骨盤内に発生し月経時に子宮内膜と同様にはがれて出血します。
また、卵巣内で増殖すると、卵巣に毎月チョコレート状の古い血液がたまり、大きく膨れ上がり、チョコレートのう胞となります。 主な症状は、月経痛・月経時以外の下腹部痛、性交痛、排便痛、出血が多い過多月経や不正出血などの月経異常です。
そして、卵管や腹膜などの癒着によって卵子をつかみづらくなり不妊の原因にもなります。
子宮内膜症の患者様の30~40%が不妊であり、不妊の女性の50%に子宮内膜症があるといわれています。 検査は、問診、内診、直腸診、血液検査、画像診断、腹腔鏡など必要に応じて行います。 治療として、重症の場合は手術をして病巣を除去する方法と薬物療法があります。
薬物療法とは鎮痛剤で痛みを軽減させたり、ダナゾールやGnRHアナログという薬で病変を縮小させたりします。
その場合女性ホルモンが低下しますので更年期障害のような症状が出ることがあります。
また、避妊にも用いられるピルを服用することで、月経の出血量を少なくし、月経痛を改善させる方法もあります。 今まででしたらピルは自費扱いでしたが、最近は子宮内膜症の治療薬として「ルナベル配合錠」というピルが、保険適用となり患者様に使いやすいものとなりました。
ただの月経痛だと我慢せずに、つらい症状がある方は、婦人科を受診してみて下さい。 前回子宮頸がん予防ワクチンについてお書きしましたところ、多くの方々からお問い合わせがあり、接種される方も増えてきました。
1回目接種後、1カ月後に2回目、半年後に3回目の接種となります。
子宮がん検診と同様にワクチン接種をおすすめします。


Text by 櫻田芳弘( 2010年6月15日 「青いぽすと」掲載)

整形外科における予防医療について

整形外科2008/08/13

 生活習慣病と同様にこれからの整形外科においても、予防医療として次の3点が重要となります。

(1) 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防
(2) 歩行能力を中心とした全身の筋力維持
(3) 肥満の予防

 高齢化社会では(1)が最も大切です。
骨折したり、腰が曲がってしまう前に、まず正確な骨量測定が必要です。骨量が低い方は50歳代からの早期治療が効果的です。

 (2)ではウォーキングを中心としたスポーツを積極的に行なうことが必要です。

 (3)では50歳以降には、基礎代謝が減少しますので10年ごとに摂取カロリーを10%ずつ減らしましょう。

 (2)(3)はスポーツの実践によって同時に効果が上がりますので、自分に適したスポーツを長く続けることをお勧めいたします。


Text by 八木原整形外科クリニック 八木原 一英(  「」掲載)

卵巣をアンチエイジングし、妊娠しやすい体へ

産科婦人科2008/08/13

 不妊治療は日々進んでいます。昨日まで妊娠は難しいとされていたご夫婦にも、明日は赤ちゃんを授かる可能性があります。

 しかし、女性の場合、年齢が高くなると赤ちゃんのもとである卵子の質が低下し、高度生殖医療の力を借りても妊娠しにくくなる心配があります。卵子を排卵する卵巣の働きは三十代半ばから低下しはじめます。遅く結婚した女性ほど、できるだけ早く治療を受けたほうがいいわけです。

 あわせて、できるだけ卵巣のアンチエイジ 不妊治療は日々進んでいます。昨日まで妊娠は難しいとされていたご夫婦にも、明日は赤ちゃんを授かる可能性があります。

 しかし、女性の場合、年齢が高くなると赤ちゃんのもとである卵子の質が低下し、高度生殖医療の力を借りても妊娠しにくくなる心配があります。卵子を排卵する卵巣の働きは三十代半ばから低下しはじめます。遅く結婚した女性ほど、できるだけ早く治療を受けたほうがいいわけです。

 あわせて、できるだけ卵巣のアンチエイジ巣に大きなダメージを与えます。実年齢は二十代なのに卵巣年齢は五十代になることもあります。むやみなダイエットは厳禁です。

 タバコも卵巣にダメージを与えます。卵子の質が悪くなる、体外受精の妊娠成功率が低くなるなど、タバコの害を示す研究データはたくさんあります。

 赤ちゃんが欲しい人はまず禁煙することです(ご主人も!)。

 冷え性も卵巣の働きを弱めます。シャワーをやめて湯船につかる、足湯で体を温める(四十二度のお湯に二十分間)、運動で血行をよくする、胃腸を冷やす冷たい飲料はやめて温かい飲料を飲む、ストレスを解消して自律神経の働きを整える、などを心がけましょう。

 40歳を過ぎたなら、胃カメラの検査を受けておくことが、胃ガンの予防、早期発見につながるのです。


Text by 美馬産婦人科 美馬 博史(  「」掲載)

乗り物酔い

耳鼻咽喉科2014/09/30

 行楽シーズンになりましたね。
旅行に出かける方も多いのではないでしょうか。
でも、乗り物酔いになってしまうとせっかくの旅行も台無しですね。
古代ローマ帝国の皇帝シーザーや映画「アラビアのロレンス」のモデルとなったトーマス・エドワード・ロレンスも乗り物酔いに悩まされていたそうです。

 では、乗り物酔いはどうして起こるのでしょうか。
私たちは普段の動作やさまざまな乗り物からの感覚情報を経験として脳に記憶しています。
乗り物に乗ったとき、入ってくる感覚情報がこれまでの経験や記憶のパターンから予測される感覚情報と一致しないと情報処理に混乱が起こり乗り物酔いが引き起こされると考えられています。
従って経験パターンが豊富なほど乗り物酔いが起こりにくくなると言えます。
普段からできるだけ多彩な身体の回転運動や振動運動を体験し、感覚情報のパターンを記憶させておくことが乗り物酔いの予防につながります。
しかし、すべての乗り物に適応できる運動や訓練を行うことは難しいので具体的には以下の様な予防対策をしていただくとよいと思います。

出発前:
①前日に十分な睡眠をとる。
②軽く食事をとり空腹を避ける。脂肪分の多い食事を控える。
③乗る前に排便を済ませる。
④体を圧迫する様な衣服を避け、ネクタイやベルトをゆるめる。
⑤酔いやすい人は乗車30分前に酔い止めを服用する。

移動中:
①揺れの少ない座席を選ぶ。
②後ろ向きの座席を避けて進行方向が見える前の方の座席に座る。
③遠くの景色を眺めるようにする。
④読書やスマートフォンの操作を避ける。
⑤寝るように心掛ける。


Text by 治耳鼻咽喉科 山口 治浩( 2014年10月号 「ダテパー Dr. Dr.プリーズ」掲載)

眼科の疾患について

眼科2012/08/27
  1. 白内障
    白内障とは水晶体の濁る状態です。
    水晶体は瞳孔のすぐ後にあるので、濁りが強くなると瞳孔が白くなるので、「白そこひ」ともよばれています。
    視力が低下し、かすんでみえることが特徴です。
    原因は不明ですが、若い方にもみられます。
    60歳では約半数の方が多少なりとも白内障にかかっていると言われています。
  2. 緑内障
    「あおぞこひ」ともよばれます。基本的には眼が硬くなる病気です。
    すなわち眼圧の上昇する病気です。
    眼圧は21mmHgまでが正常です。
    房水という透明な水が眼内を還流していますが、この水が眼外に排出されにくくなることで眼圧上昇がおこります。
    その結果視神経が圧迫されて、次第に視神経の機能が低下して視力や視野といった機能を失います。
    眼圧が高くないにもかかわらず、視神経がこのように萎縮をきたす正常眼圧緑内障もかなりの頻度でみられることも分かってきました。
    その場合、眼圧値そのものより、視神経周囲の血液循環障害によることが原因とされ、注目を集めている病気のひとつです。
  3. 糖尿病眼症
    眼症の代表は糖尿病網膜症、白内障、眼筋麻痺です。
    年齢、罹病期間、血糖の状態、腎合併などが加味されると多彩な所見がみられます。
    糖尿病でみられる黒目の表面、角膜の上皮障害は、末梢神経障害が基盤になって生じると考えられており、糖尿病に罹患したため生じた知覚低下が原因です。
    また、神経症状として複視や眼瞼下垂症状で受診し、眼科で初めて糖尿病の存在を知ることも少なくありません。
    水晶体に糖が蓄積すると白内障が進行します。
     他にも網膜剥離、高血圧網膜症、流行性角結膜炎、季節性アレルギー結膜炎、春季カタル、結膜結石、結膜下出血、近視、老視などがあります。

Text by 江口眼科病院 昌原 英隆( 2012年8月27日 「北海道新聞夕刊」掲載)

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