おねしょの治療
「おねしょ」というと、ほろ苦い思い出をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。6歳を過ぎても失敗を続けている子を夜尿症(やにょうしょう・通称:おねしょ)として投薬や生活指導を行い、治療する傾向が多くなりました。簡単な問診と尿検査、普段の1日の飲水量や尿量等を参考にして診断します。夜尿が徐々に少なくなってきている場合は生活指導だけで良くなる場合もあります。
夜尿症の原因はいくつかありますが、ほとんどは夜間の尿量が多いタイプです。治療を開始すると、 約7割の子供たちが半年前後で薬を中止できます。このように長期にわたる治療や生活指導(水分制限等)が必要であること、再発の問題や薬の副作用の問題などもありますので、治療の際は、必ず専門医の診断を受けるようにしましょう。
インフルエンザあれこれ・・・
函館にもようやく涼しい秋の季節がやってまいりました。この時季になると、話題になるのが「インフルエンザ」です。そこで、今回はインフルエンザの予防接種について話したいと思います。「いつ頃予防接種をしたらいいのか」という質問を耳にします。成人では通常、1回の予防接種を行うと、接種後2週間を経過したあたりから血中の抗体の量が増え始め、4週後にその量は最大になります。そして、3~5カ月かけて少しずつ抗体量は減っていきます。つまり、10月に接種すると、11月には抗体の量が最大となり、その後、翌年の2~4月まで感染予防効果が期待できるというのが、理論上の話となります。早ければ、11月にインフルエンザの流行が始まりますので、10月中の接種が好ましいのではないでしょうか?
ここで、「そもそも抗体とは何か」を簡単に説明します。抗体とは、体内に侵入してきたウイルスにくっつき、ウイルス本来の「感染させる」という役割を失わせるものです。もともと、ウイルスが体内に侵入すると、免疫系が反応して抗体を作ります。しかし、抗体ができあがる前にウイルスに侵入されてしまう場合があります。これが予防接種をしておくことで、ウイルスが侵入する前から抗体を作り、ウイルスと戦う準備を前もってしておくことができます。なかには、抗体をすり抜けてウイルスが侵入し、「予防接種をしたのにインフルエンザにかかってしまった」という方もいらっしゃいます。
予防接種が実際に、どのくらい発症予防に有効かを調べることは一筋縄ではいきません。例えば、インフルエンザは毎年型が異なっていたり、二つの型が同時に流行することもあります。また、周りへの感染力もその地域の年齢層や人口密度によって大きな差が生じます。成人では1回のワクチン接種では50%しか予防できないという統計もあります。それでもやはり予防接種によりウイルスと戦う準備をしておくことはとても大切だと感じます。今年も早めの予防接種をお勧めします。予防接種につきまして、何かお聞きになりたいことがありましたら、内科医にご相談ください。
高血圧気味と医師から指摘されました。どのようなことに気をつけるべきでしょうか?
まずは生活習慣の見直し・改善が重要です
リラックスした家庭での血圧測定も大切です 高血圧はほとんどの方が症状がないので、サイレントキラー(静かなる殺人者)ともいわれています。
血圧が高いのをそのままにしていると、脳卒中、心筋梗塞、心疾患、慢性腎臓病などの罹患率及び死亡率が高くなります。
このような合併症を起こしてから加療を開始しても後遺症が残ったりしたままの生活を余儀なくされたり、脳卒中などであれば寝たきり状態、半身麻痺などになり、非常に生活の質が低下する場合があります。 血圧高値は、最近話題となっているメタボリックシンドロームの要素のひとつでもあります。
高血圧はわが国では約4000万人いるといわれています。ある調査によると、30歳以上の日本人男性の47%、女性43%が血圧高値または降圧薬内服中といわれています。
つまり中年者以後の約半数が高血圧といわれることになり、珍しい病気ではないのです。
高血圧は本態性高血圧と原因が明らかである二次性高血圧に分けられます。
本態性高血圧とは原因が明らかである二次性高血圧を除外した原因不明の高血圧で約90%が本態性高血圧といわれています。
原因がハッキリしている二次性高血圧については原因加療が主体となりますが、原因不明の本態性高血圧は血圧管理が必要となってきます。
高血圧症はそのほとんどの人がほぼ無症状であり、健康診断や他の病気で病院を受診した際の血圧測定で発見されることが多いようです。 現在の高血圧の基準は2009年のガイドラインによると、下記の表のようになっています。
高血圧と診断されれば、すぐに薬の加療をしなければならないということではありません。
まず大事なのは生活習慣の改善です。減塩(6g/日未満・現在の日本人は約11g程度摂取しているといわれています)、適度な運動、節酒、禁煙です。
これらの生活習慣を改善しても血圧高値が持続するようであれば、薬による加療が必要と考えられます。
現在血圧に対する内服薬はさまざまな種類があります。血圧の薬も徐々に新しくなり、現在は1日1回の内服薬でよい薬、合剤といって異なる種類の薬を一粒にした薬も増えてきており、以前に比べ内服の継続もしやすくなってきています。
健康診断で血圧が高いといわれたことのある方は、ぜひ家庭での血圧を測定してみてください。
健康診断などでは緊張などで血圧が高くなっているだけの方も多いのです。
家庭での血圧が高ければ、減塩、適度な運動などの生活習慣の改善をしてみてください。
それでも血圧高値が持続するようであれば、合併症が起こり、あとで後悔する前に医療機関への受診をお勧めします。
検診結果が引き出しに入れたままになっていませんか?
食生活の欧米化などにより、右肩上がりで患者数が増加している生活習慣病。あまりにも身近な存在になりすぎて、脳梗塞や心筋梗塞といった命を脅かす病気の原因になることもある、怖い病気であることを忘れてはいませんか?
「糖尿病」「脂質異常症(高脂血症)」「高血圧」は、患者数の多さから3大疾患と呼ばれる生活習慣病の代表格です。その他心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、脳出血、がんなども生活習慣病に入ります。
心臓病や脳卒中(脳梗塞・脳出血)は、私たち日本人の死因の3分の1を占める病気であり、これらの大きな引き金になるのが「動脈硬化」です。
生活習慣病になると、自覚症状がないまま、この動脈硬化が急速に進行し、血液の流れが悪くなるだけではなく、重症化すると血栓(血のかたまり)ができて血管をふさいでしまうことがあります。
その結果、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞を起こすといった、最悪の事態を招きかねないのです。
そこで重要なのが検診です。
働いている方は職場での検診、退職後や働いていない方は「特定検診」を利用するのも1つの方法です。
40歳以上が対象の特定検診は、生活習慣病予備軍といわれる「メタボリックシンドローム」の発見を目的としたものです。
また、検診を受けた方も、検診結果をきちんと読み解くことが大切です。
毎回の結果に一喜一憂するのではなく、過去の結果と比較して、数値がどのように変化してきたかを観察することです。
また、もう1つ忘れてはならないことは、検診で全ての異常が見つかるわけではないということです。
例えば、検診では空腹時の血糖値を調べますが、糖尿病には「隠れ糖尿病」と呼ばれる、食後にのみ血糖値が上昇するタイプがあります。
ほかにも、検診時の血圧は正常でも、家庭や職場で測ると高くなる「仮面高血圧」があり、いずれも検診で発見することはできません。
また、様々ながんも進行がんにならない限り、検診だけでは発見できない場合も多々あります。
自分の健康状態にマッチした、より実践的なアドバイスを求めるなら、検診結果を持参して、かかりつけ医に相談してみましょう。
春からのダイエット
冬が終わり、春物の服を着た時に「あっ」と思ったあなた!
サンサン(3・3)運動を知っていますか?
「体重3kgの減量・3cmのウエスト短縮」。
2006年の日本肥満学会の宣言です。
この妥当性は、メタボリックシンドロームからの脱出率の差で理解することができます。
3kgの減量ができた方はメタボから76%脱出(未達成は46%)、ウエスト3cm短縮達成者は73%(未達成者は45%)です。
また、血圧・血糖・脂質の併存疾患ゼロへの改善は、3kg達成群で46.9%(未達成群13%)3cm短縮達成群では44%(未達成群では11%)とかなり良いデータを示しています。
医学では、BMI値25以上を肥満といい、そのうえで健康障害(高血圧等)を合併しているときに肥満症と呼びます。
BMIとは、体格指数(Body Mass Index)といい、体重(kg)を身長(m)の2乗で割ったものです。
体重68kg、身長1.65mでは、68÷(1.65×1.65)=25となります。
食事療法については、主にエネルギー制限食と糖質制限食があります。
エネルギー制限食とは、バランスの良い食事を全体的に量を減らして食べる方法です。
BMIが25~30では25Kcal×標準体重、BMI30以上なら20Kcal×標準体重で摂るべきカロリーを求めます。
糖質制限食とは、最近注目を集めている食事療法で、ごはん・パン・うどんといった炭水化物(糖質)を非常に少なくしてタンパク質・脂質を主体にして食事をする方法です。
たとえば、食事量に制限をせずに糖質を制限しただけの方が、脂質を少なくカロリーも制限した食事よりも体重減少に成功したという報告もあり、短期的には効果が良い報告が多いようです。
しかしながら、いまだに脂質異常の悪化や長期的なデータについては懐疑的な部分が多く、極端な糖質制限は現時点では勧められません。
私見としては、一時的に糖質制限を利用し、少し減量できたらカロリー制限に移行するのが良いのかもしれません。
3kg・3cmと数字を聞くと、なんとなく達成できそうな気がしますね。
いずれにしてもダイエットに王道なし!
今日からがんばりましょう!
10秒間目を開けていられますか
2・3回まばたきをした後、10秒間じっと目を開けたままにしてみましょう。
もし、途中でつらくなってまばたきをしてしまった方は、〈ドライアイ=乾き目〉かもしれません。
ドライアイのチェックシートをしてみましょう。
□目が疲れやすい
□ものがかすんで見える
□目がゴロゴロする
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光をまぶしく感じやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□理由もなく涙が出る
□目がかゆい
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
5つ以上チェックが付いた方は、ドライアイの可能性が高くなります。
涙は通常まぶたの中にある涙腺と言うところで作られ、1日に出る涙の量は2~3mlとスプーン1杯程度です。
ドライアイにはこの涙の出る量が減るタイプ<1>と、涙はきちんと出ているのに質が悪くて蒸発しやすいタイプ<2>があります。
涙の量を計るには、まぶたの縁に検査用の濾紙や糸をつけて吸収される量を計る<シルマーテスト>をしますが、日常分泌される涙の量を量る方法と鼻の粘膜を刺激してどれくらいいっぱい分泌されるかを計る方法もあります。
タイプ<1>の方には涙だけではなく唾液も出ない<ドライマウス>を合併している場合もあり<シェーグレン症候群(しょうこうぐん)>と言います。
涙の蒸発しやすさを検査するには、検査薬をつけてから目を開けてもらい、涙が蒸発し出すまでの秒数を数える<BUT>検査をして10秒間以内に蒸発し出すかどうかをチェックします。
治療としては、ヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸という様な保湿成分の高い成分の点眼薬、涙の産生を促すムチンという成分の点眼薬を処方します。
テレビやパソコンなど目を使う作業の少し前に点眼するのも効果的です。
また、こまめにまばたきをして涙の循環を良くするというのも1つの方法です。
パニック障害について
身体的には問題が無いのに、呼吸が苦しくなる、息苦しくなる、窒息感、身体のふるえ、発汗、動悸(どうき)、しびれなどが発作的に起こり、不安、恐怖感を伴う、と言うのがパニック障害です。
これには大まかに二つのタイプがあります。
一つはパニック発作があるが、その時以外はほとんど問題がないタイプ、もう一つは発作が起こることに対する恐怖、不安から外出が困難になるというタイプです。
パニック障害はどちらかと言うと治療効果が得られ易い方ではありますが、一般的に後者の方が治療的には難しくなります。
原因としては大脳辺縁系などの脳内における神経伝達の異常が考えられています。
治療には薬物療法と心理療法があります。
薬物療法ではある種の抗うつ剤や精神安定剤が効果的です。
心理療法としては認知行動療法などの治療法がありますが、例えば次のような考え方、対処の仕方が効果的です。
発作の前後、及び発作中には様々な考えが浮かび否定的な言葉を自分自身に語りかけているということが多いものです。
例えば、「また苦しくなるだろう」、「どんどん悪くなって、倒れてしまうだろう」、「倒れたりしたら大変だ」、「死んでしまう」、「やっぱり具合悪くなった」などです。そのような話しかけにより身体の感覚に対する注意が集中して発作が起こり易くなり、悪循環ができることになります。
パニック発作というのは循環器や呼吸器の病気ではなく、身体の感覚、不安の問題ですから(発汗など一部の自律神経異常が実際に生じますが)、生命に関わるようなことはありません。
ですから、「発作が起こるとは限らない」、「苦しくなっても死んだりすることは無い」、「良くなってきた」、「発作が起こってもコントロールできる」、「発作が起こるとは限らない」などの肯定的な言葉を自分に語りかけたり、楽なイメージを浮かべたりすることが効果的なのです。
こむら返り
「こむら返り」は皆さんご存知でしょう。俗に「足が攣(つ)る」とか「足が攣(つ)った」とかと言いますね。脹脛の筋肉が硬く収縮して痛みを感じます。或いは足のユビが攣(つ)ることも有ります。
なぜ、こんなことが起こるのか、理由は分かっていないようで、色々な教科書を調べてみても、どんな病気の時に見られるかということは書いてありますが、メカニズムの説明は見つけられませんでした。ですから、これから説明する内容は、筆者の個人的考えであって、正解ではないかもしれないことを初めにお断りしておきます。しかし、当たらずとも遠からずと思っています。
患者さんから「足が攣(つ)る」と聞いた場合、血管が専門の医師は下腿静脈瘤を疑います。脹脛に青黒くトグロを巻いたように見える血管の塊りです。スポーツ選手の足が攣(つ)って、チームメートが脹脛を伸ばしてあげる姿を見かけます。この場合は、筋肉に「疲労物質」が溜まって起こると考えます。下腿静脈瘤の場合は、これと同じようなことが起きていると考えられます。つまり、静脈瘤のせいで、足に「血が溜まり気味」になり、運動したのと同じように「疲労物質」が溜まって、攣(つ)るのでしょう。
神経が専門の医師は、「足が攣(つ)る」と聞くと、腰の病気を疑います。「脊柱管狭窄症」などの病気があると、足を動かす神経が腰で障害され、脳のコントロールが効かなくなり、筋肉を収縮させるせいで「こむら返り」が起こると考えます。
「こむら返り」がしょっちゅう、特に夜寝ているときに起こる場合、こういう病気が原因のことがあります。下腿静脈瘤は、超音波エコー検査などで確認できますし、腰の病気はMRI検査で診断できます。いずれの場合にも、有効な治療方法がありますので、心当たりがある方は、医師に相談してみましょう。
黄斑(おうはん)浮腫の診断と治療について
黄斑浮腫という病気をご存知でしょうか。
加齢黄斑変性に対するiPS細胞の臨床治験が注目されていますので、黄斑という言葉を知っている方は多いかもしれません。
眼に入ってきた光は網膜の上で像を結びますが、この中心にあるのが黄斑です。
黄斑浮腫はさまざまな疾患により、黄斑に血漿成分がたまり浮腫が起きる病気です。
黄斑浮腫が起きると視力が低下し、かすんだり、まん中が暗く見えたりします。
黄斑浮腫は糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症などの網膜疾患による炎症や虚血によって生じます。
黄斑浮腫の診断には光干渉断層計(OCT)という検査が最も有用で、これが用いられるまでは、眼底検査や細隙灯検査で診断が行われていました。
OCTは網膜の厚さをマイクロメートル単位で測定し、黄斑の形状を検査する装置です。
網膜が厚くなると黄斑浮腫が進行したことを意味し、網膜の厚さを測定することにより病状の改善や悪化を判断します。
このOCTの普及により黄斑浮腫の診断と治療の評価はより確実になりました。
黄斑浮腫の治療は網膜レーザー凝固術、その後は硝子体手術が行われてきました。
最近ではステロイド薬の局所投与など薬物治療が行われ、これは炎症を抑えることによって浮腫を改善させます。
また、虚血によって産生される血管内皮増殖因子(VEGF)が網膜の浮腫を引き起こしますこのVEGFを抑える薬を硝子体に注射する抗VEGF薬療法が最も新しく行なわれるようになりました。
抗VEGF薬療法は黄斑浮腫を改善させますが、再発することもあり、高価な薬を繰り返し投与しなければならないこともあります。
黄斑浮腫は原因疾患や症例によって予後はさまざまで、治療を組み合わせたり、繰り返さなければならないこともあります。
今まで治療困難なものも治療可能になってきましたが、さらに有効な治療の確立が望まれます。
症状の気になる方はぜひ眼科を受診してください。
女性の便秘と薬
ここでお話するのは、「もう何年も便秘だ」とか「検査をしても異常はないのに便秘だ」というような女性に多い慢性便秘の話です。便秘の解消も生活習慣の改善が基本ですからその点にも触れたいところですが、便秘薬の誤った使用が目につきますので、ここでは便秘の薬にお話を絞ります。慢性便秘の原因は年齢によって異なるので便秘薬も当然使い分けられるのが望ましいのです。高齢者では腸の力が弱くなり排便できなくなる弛緩性便秘が多く、現在汎用される下剤が適切である場合が多いのでここで改めてお話しすることはありません。
これに対して若年から中年世代の便秘は腸の緊張が適度に強く、うまく肛門の方向へ便を送ることができないけいれん性便秘と直腸(肛門のすぐそばの大腸)に便がたまっても直腸の感覚が鈍感なために便意として感じられない直腸性便秘が大部分です。
これらの便秘に一般の下剤を用いるのは勧められません。一般市販薬の約9割、また病院で処方される下剤の多くは大腸刺激性下剤と言って化学的な刺激を大腸に与えて排便を促す薬だからです(漢方も例外ではありません)。
この下剤を内服すると けいれん便秘ではさらに大腸の緊張が強くなりますし直腸性便秘ではさらに直腸の感覚が麻痺してしまいます。
それでも腹痛を起こすので長くトイレに座ることになり、なんとか排便できるのですが、連用することによって薬の効きが悪くなり、やがて大量の下剤を使わないと排便できない状態になることがあります。
最近ではこれらの便秘を過敏性腸症候群(検査をしても原因となる異常が見つからない腹部症状を伴う便通異常)ととらえ一般の下剤ではなく過敏性腸症候群の薬で治療する方法もあります。この種の薬は飲んで翌日排便できる通常の下剤とは異なり、効果発現に時間がかかるなど根気強い治療が必要ですが、治療を望む方はお近くの消化器医に相談されてはいかがでしょうか?









